プログラマーの二つの技術

プログラムが書けるようになる、という言葉には大きく分けて二つの意味があります。片方がプログラムを書いたりアルゴリズムを考える力、二つ目は設計やアーキテクチャを考える力です。この二つは全く違う能力なのですが、プログラムを書けるようになった時点で最低限前者は身に着けていて、後者を身に着ける時期は人によって違い、人によっては前者一筋でプログラマーをやっていく人もいます。このため、前者とは全く違う後者の存在に気づいていないプログラマーが結構な割合でいて、話がかみ合わないことがあるため、その二つの違いについて解説をしました。

Transcript

1. プログラマーの二つの技術 プログラマーが目指す二つの道
2. プログラマーが身につける技術 プログラム が正しく動く 保守や拡張 がしやすい
3. プログラムを書く相手 コンピュータ が理解できる 人間が理解 できる
4. 特に有効なプログラムの規模 小さなプロ グラム 大きなプロ グラム
5. 保守や拡張がしやすい プ ロ グ ラ ム が 正 し く 動 く 初心者
6. 保守や拡張がしやすい プ ロ グ ラ ム が 正 し く 動 く 初心者
7. 保守や拡張がしやすい プ ロ グ ラ ム が 正 し く 動 く 初心者
8. 対立 初心者 上級者
9. 対立 初心者 上級者
10. 初心者と上級者 最初はこちら だけがわかる 最初はわから ない
11. 初心者と上級者 誰でもわかる ある程度上級 者ならわかる
12. プログラムを書く相手 コンピュータ が理解できる 人間が読み やすい
13. 人間に読みやすいコード人間って誰？ 他人にわか るコード 他人って 誰？ 人によって は 数年後の自 分に読みや すいコード 定義がはっ きりしている 良いコード が書けるよう に
14. 特に有効なプログラムの規模 小さなプロ グラム 大きなプロ グラム
15. 図書館の本をしまう例 • 図書館にバイトで入ったとして • 新しく購入した本を図書館にしまう時 • 本をもっていってまわりの本を見て適切なところにしまってくる • そして多分怒られる 本の整理が得意な一般人 • 図書館にいるプロの司書 • 新しく購入した本を図書館にしまう時 • 適切な分類でシステムに登録し割り振られた場所にしまう • 時間はかかるが結局は確実 プロの司書
16. 工夫 その場で適切 に 専門知識で先 の先まで考え て
17. プログラムを勉強していく
18. プログラムを勉強していく
19. プログラムを勉強していく
20. プログラムを勉強していく
21. プログラムを勉強していく
22. プログラムを勉強していく
23. プログラムを勉強していく
24. プログラムを勉強していく
25. プログラムを勉強していく
26. プログラムを勉強していく
27. プログラムを勉強していく
28. プログラムを勉強していく
29. プログラムを勉強していく
30. プログラムを勉強していく
31. 努力 脳の性能を鍛 える 脳の性能をい かに節約でき るか鍛える
32. 難しさ 頑張って難しいプ ログラムを作る いかに難しいこと を考えずプログラ ムを作れるか
33. プログラマーが目指す一つ目の道 すごい難しいことが分 かるようになる プログラムを全て完璧 に把握 難しいアルゴリズム
34. プログラマーが目指す二つ目の道 短く書く 一目で理解できるよ うに書く シンプルな設計 使いやすいライブラリ