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IT未経験者が参画4ヶ月で既存監視(JP1)を廃止し AWSサービスに移行する知られざる戦いの全貌

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自己紹介 名前 中嶋 頌磨(なかしま しょうま) 所属 株式会社エーピーコミュニケーションズ 業務 ・AWS環境の運用・設計構築業務  ・機能追加のテストやリリース作業 経歴 ・21新卒で教育業界へ就職 ・2022年8月にIT業界へ ・2022年11月にプロジェクトへアサイン

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アジェンダ 1. はじめに 2. CODTに参加させて頂いたきっかけ 3. 案件を任せて頂くまでの業務内容 4. 既存環境と構築環境 5. 使用するAWSサービス 6. 躓いた点・苦労した点 7. まとめ 8. 最後に

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1,はじめに 【対象者】 ・IT未経験者 ・AWS初心者 ・新卒や未経験者を抱えている管理職の方 【内容】 ・インフラ(特にAWS関連)のお話 ・初心者が案件を完遂するまでの苦労話

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2,CODTに参加させて頂いたきっかけ 現場経験も半年が経ったか ら、一度今までやってきた事 話してみないか? やります!!! ・現場経験が浅いながらも 案件完遂したときの苦労話が旬 な状態でお話できる! ・話す内容は「監視機能移行」の  作業が使える!! 私 上司

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3,案件を任せて頂くまでの業務内容 【参画~3ヶ月目頃】 ・ドキュメント読み込み ・ルーティン業務(アラート通知の確認等) ・メンバーの作業を拝見 ・手順書に沿った作業(メンバーと一緒に) ・AWS関係の学習

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●参画して4ヶ月目の出来事 私 上司 お客様から依頼があった監 視システムの移行案件お願 いするね~~ 過去に似たような移行作業の 案件やってるからその資料を 参考によろしく~ かしこまりました! やります!!! わからないことあったら 聞いてね~ 果たして僕に できるのだろうか・・・。

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●この案件の目的 ★監視機能の移行★ 【具体的に・・・】 ・既存環境:アラート通知機能をJP1が実施 ⇒ライセンス料金下げたいな~ ⇒JP1をAWSのサービスに置き換えたい! 【必要な要素】 ・構築環境:JP1を廃止してAWSサービス置き換える ⇒そのために必要なAWSサービスは何か? ⇒構築するアーキテクチャー図はどうなる? ⇒手順も作らないと!

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4,既存環境 Nagios サーバー 各EC2インスタンス notification.log JP1 アラート通知 0,nrpeがインストール 1,Nagiosサーバと nagiosエージェントが通信 2,通信後、各EC2インスタンスのエラーログ を「notification.log」へ格納 3,エラーログを拾う 4,ログを所定の形式の文面に成形 + 必要な文言(ID)を付与してEメールを送付

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4,構築環境 SNS Nagios サーバー 各EC2インスタ ンス CloudWatch Logs Lambda S3 (監視定義用CSVファイル格納) アラート通知 notification.log 0,nrpeがインストール 2,通信後、各EC2インスタンスのエラーログ を「notification.log」へ格納 3,エラーログを拾い CloudWatch Logsに格納 4,サブスクリプションフィルターに検 知された対象ログを Lambdaに引き 渡す 5,ログを所定の形式の文面に成形 + 監視定義用CSVファイルを 参照して必要な文言 (ID)を付与 6,5で出来た通知文をSNSに 引き渡す 7,Eメールで送信 1,Nagiosサーバと nagiosエージェントが通信

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5,使用するAWSサービス ●CloudWatch Logs ・各種AWSサービスのログを収集して監視や保存を行うサービス ・各サーバーにCloudWatch エージェントを インストールし設定することで利用出来る ●Simple Notification Service (SNS) ・AWSが提供する分散型のフルマネージドのメッセージングサービス ・Eメール、SMS、スマートフォンへの通知が可能 ・容量制限があるため長文コンテンツを届ける用途には不向き

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●S3 ・AWSが提供するオンラインストレージサービス ・大量のデータを保存することが出来る  「csvファイルを格納」 ・高い拡張性・耐久性や低コスト ●Lambda ・サーバレスを実現するためのサービス ・Lambdaにコードを設定しキックすることでプログラムを実行 5,使用するAWSサービス

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6,躓いた点・苦労した点 ・各種サービス理解 ・既存/構築環境の「アーキテクチャー図」作成 ・手順作成

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【苦労ポイント】 ・Nagios / JP1 / AWS 等のサービス理解 ⇒これはそもそも何の目的で使用しているのか? ⇒使用用途・各種機能はどうなっているの? 【対応】 ・各サービスの調査 ⇒ここでひたすらメモを取る ⇒得た情報は1か所に集約することで見返しが容易に (Excelのシート毎に調査内容を区分け) ・疑問点はチャットで質問 ⇒調べた内容/自分なりの理解/躓いている点 ⇒この3点を共有 ●各種サービス理解 メモメモっと♪ Excel メモ1 メモ3 メモ2

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●既存/構築環境の「アーキテクチャー図」作成 【苦労ポイント】 ・既存環境&構築環境の構成を明らかにする ⇒そもそも「アーキテクチャー図」を見慣れていない ⇒通信の流れを掴むのに時間を要した ⇒口頭での説明も、自分なりにかみ砕けていない ⇒既存環境の図を起こさない事には、構築環境のアーキテクチャー図起こせない

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●既存/構築環境の「アーキテクチャー図」作成 【対応】 ・まずは自分なりの理解で図に起こす ⇒この際紙に書き起こして手を動かす ⇒その後、Excelにて図を起こす ⇒チャットで共有or画面共有にて上長に相談 ⇒レビューを頂いて都度修正

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●手順書作成 【躓きポイント】 ・必要な作業が抜け漏れてた ⇒初めての手順書作成 ⇒雛形はあるけど手探りで作成 ⇒各作業の段取り・流れの把握と明文化の重要性 ⇒作業中にメンバーが気づいたことで事なきを得た 【反省点】 ・作業の流れのイメージが不足していた ⇒原因:各タスクを実施する際に移行する際の作業をイメージ出来ていなかった ⇒タスクを進める事に意識が向いていた ⇒各タスクを進める中で、移行作業のどのタイミングで実施するかを  考えながら進める必要があった

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7,まとめ ★一番伝えたいこと★ ⇒一つの案件を完遂出来たことは自信になる! ⇒その後の業務に活きる! (タスクの進め方・報連相・自分の状況説明・質問力 etc..) ⇒周りのフォローがあれば何とかなる! ⇒自分なりの考えや理解を言語化する力が身についた ●小声で伝えたいこと● ⇒わからないことだらけで実際しんどかった・・。 ⇒未経験者や新卒には親身に ⇒チャットでやり取りするの難しかった・・・。

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8,最後に 今回CODTに参加させて頂くにあたっての 資料作成・話す内容精査を行う中で良い振り返りの機会となりました。 また、人に伝える際の言葉選びや資料作成を学ぶことができ 現場業務に活かせると感じました。 今後もこのような機会があれば積極的に参加させて頂きます!