Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SORACOM Support Bot の開発秘話
Search
SORACOM(ソラコム)
PRO
February 16, 2024
Technology
0
2.3k
SORACOM Support Bot の開発秘話
2024年2月16日開催『
サポートエンジニアNight vol. 5
』で、ソラコム三國(mick)が発表した資料です。
SORACOM(ソラコム)
PRO
February 16, 2024
Tweet
Share
More Decks by SORACOM(ソラコム)
See All by SORACOM(ソラコム)
投資家様向けビジネス概要<2026年2月版>
soracom
PRO
0
14
Business Overview for Investors [February 2026 Edition]
soracom
PRO
0
10
投資家様向けビジネス概要<2025年11月版>
soracom
PRO
0
480
Business Overview for Investors [November 2025 Edition]
soracom
PRO
0
85
【SORACOM UG Okayama】IoTとSORACOMとAI
soracom
PRO
0
360
【SORACOM UG Explorer 2025】さらなる10年へ ~ SORACOM MVC 発表
soracom
PRO
1
640
10年の共創が示す、これからの開発者と企業の関係 ~ Crossroad
soracom
PRO
2
1.5k
投資家様向けビジネス概要<2025年8月版>
soracom
PRO
0
600
Business Overview for Investors[August 2025 Edition]
soracom
PRO
0
88
Other Decks in Technology
See All in Technology
22nd ACRi Webinar - NTT Kawahara-san's slide
nao_sumikawa
0
100
SREじゃなかった僕らがenablingを通じて「SRE実践者」になるまでのリアル / SRE Kaigi 2026
aeonpeople
6
2.6k
AWS DevOps Agent x ECS on Fargate検証 / AWS DevOps Agent x ECS on Fargate
kinunori
2
170
AWS Network Firewall Proxyを触ってみた
nagisa53
1
240
20260208_第66回 コンピュータビジョン勉強会
keiichiito1978
0
200
顧客との商談議事録をみんなで読んで顧客解像度を上げよう
shibayu36
0
320
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
5
1.6k
SRE Enabling戦記 - 急成長する組織にSREを浸透させる戦いの歴史
markie1009
0
170
Embedded SREの終わりを設計する 「なんとなく」から計画的な自立支援へ
sansantech
PRO
3
2.6k
We Built for Predictability; The Workloads Didn’t Care
stahnma
0
150
旅先で iPad + Neovim で iOS 開発・執筆した話
zozotech
PRO
0
100
SchooでVue.js/Nuxtを技術選定している理由
yamanoku
3
210
Featured
See All Featured
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
37
6.3k
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
62
50k
Fireside Chat
paigeccino
41
3.8k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
0
210
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
68
Side Projects
sachag
455
43k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.9k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
330
Practical Orchestrator
shlominoach
191
11k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Transcript
SORACOM Support Bot の開発秘話 サポートエンジニアNight vol.5 - サポートにLLMを添えて - Feb.
16, 2024 株式会社ソラコム | SORACOM, INC. Customer Reliability Engineer 三國直樹 | Naoki “Mick” Mikuni (@n_mikuni)
このプレゼンテーションで話すこと • ソラコムで提供した SORACOM Support Bot の全体像 • 提供するまでに工夫したこと •
提供してみてわかったこと • 今後やりたいこと
自己紹介 三國直樹 (mick) Customer Reliability Engineer SORACOM のサポートやドキュメント等を担当。 Playing Manager
やっています。 Zendesk community champion 2021 (Tokyo)
会社紹介 株式会社ソラコム|SORACOM, INC. 代表取締役社長 玉川憲|Ken Tamagawa サービス開始 2015年9月30日 拠点 日本、アメリカ、イギリス
サポートの範囲 IoT デバイス クラウドサービス ✓ 遠隔操作 ✓ メンテナンス ✓ 蓄積・見える化
✓ アラート通知 通信 デバイス センサ キット IoT 通信 IoT SIM LPWA パートナー デバイス パートナークラウド (AWS / Microsoft / Google) Wi-Fi / 有線 3G / LTE / 5G LTE-M
SORACOM Support Bot とは LLM を使って生成した回答 お客様からの質問 関連ドキュメントのリンク
なぜ SORACOM Support Bot を開発したのか? お客様のセルフサービスを促進できると考えた 素早い回答 (数分以内) (人間と比べると) 安価なコスト
自然言語での回答 + 参考ドキュメント付き
SORACOM Support Bot のコンポーネント ドキュメント インターフェース RAG のコアシステム
AWS Cloud SORACOM Support Bot のコアのアーキテクチャ Amazon API Gateway (REST)
AWS Lambda (Authorizer) Amazon SQS AWS Lambda (Handler) AWS Lambda (soracom-bot) Azure OpenAI Send request Authorize Enqueue Trigger Query Query Add comments Amazon DynamoDB Store conversation
SORACOM Support Bot を提供するための工夫 特に以下のような工夫がありました 提供する情報の コントロール コストの コントロール 品質への期待値の
コントロール
• 間違っても他のお客様の情報や機密情報を回答へ含めてはいけない • サポートの履歴は使わず、公開ドキュメントのみ使って回答を作成 するようにしている 提供する情報のコントロール
コストのコントロール • 誰でも bot を使えるようにすると、予期せぬ濫用によるコスト増大 が危惧される • 現フェーズでは、ログインしたお客様からの問い合わせのみで使え るようにしている
品質への期待値のコントロール • 生成 AI の回答精度はまだまだ伸びしろがある • トラブルシューティングや課金で誤った回答をするのはお客様にも 迷惑がかかるので、現時点では仕様確認・手順確認に絞って提供し ている
提供してみてわかったこと • LLM へのお客様の関心は高く、多くのお客様に使っていただけた • しかし回答精度は (思ったよりも) 十分ではなかった • お客様は一問一答で質問してくれるとは限らない
• ドキュメントに載っていないことも LLM は自信満々に回答して しまう
今後やりたいこと • 仕様・手順の質問について5%程度は bot で解決できるようにする • 仕様・手順以外の質問へも回答できるようにする (トラブルシュー ティングや課金など) •
インターフェースの拡大 (コンソールやドキュメントページから使 えるように) • ドキュメント・コアの継続的な改善
まとめ • LLM / RAG がカスタマーサポートにとってブレークスルーになる ことは間違いない • 乗るしかない、このビッグウェーブに •
作るのも提供するのも大変だが、ナレッジを共有しつつ、一緒に 乗り越えていきましょう
IoT の「つなぐ」を簡単に You Create. We Connect.