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【SORACOM UG】SIM Deep Dive セキュアエレメント編

SORACOM
April 06, 2024

【SORACOM UG】SIM Deep Dive セキュアエレメント編

2024年4月6日開催『SORACOM UG Online #19 ~SIMの日を祝おう~』で、ソラコム松下(max)が発表した資料です。

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April 06, 2024
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Transcript

  1. SIM Deep Dive セキュアエレメント編 Apr. 6, 2024 SORACOM UG Online

    #19 ~SIMの日を祝おう~ 株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平 (Max / @ma2shita)
  2. 株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平 (まつした こうへい) "Max" • 静岡県民 新幹線通勤族

    • 講演や執筆を中心に活動、登壇数600以上/累計 • 経歴: 東証二部ハードウェアメーカーで情シス、 EC 事業、IoT 事業開発を経て2017年より現職 • 好きな言葉「論よりコード」 • AWS ヒーロー (2020年受賞) • X(旧Twitter): @ma2shita • 最近、YouTuberっぽい機材を集めてます ← NEW!! WiJG?, Public domain, via Wikimedia Commons
  3. Root of Trust とセキュアエレメント Root of Trust (RoT; 信頼の起点) 認証や暗号化の最初の出発点として使用できる情報源

    セキュアエレメント RoT の実装の1つ。例は IC カードや SIM。ストレージと CPU を搭載している。 TPM (トラステッド・プラットフォーム・モジュール) や HSM (ハードウェア・セキュリティ・モジュール) も セキュアエレメントの実装。 • 決められた手順でのみ読み書きが可能 • それ以外の方法では読めず、物理的な破壊で読み出しを試みても、内部情報が 消滅してしまう 構造解析に強く、情報の読み出しや複製が困難なハードウェア “耐タンパー性が高い” と表現
  4. クラウド ネットワーク センサー / デバイス “モノ” IoT デバイスが持つ3つの認証情報とリスク クラウド連携 ネットワーク接続

    不正接続によるリスク ➢ リソースの不正利用 → 直接的な被害 ➢ 虚偽データの混入 → 信頼性の低下 デバイス保守 他の同デバイス 複製
  5. クラウド ネットワーク センサー / デバイス “モノ” IoT デバイスが持つ3つの認証情報とリスク クラウド連携 ネットワーク接続

    不正接続によるリスク ➢ リソースの不正利用 → 直接的な被害 ➢ 虚偽データの混入 → 信頼性の低下 デバイス保守 他の同デバイス 複製 複製を防ぐには? a. 難読化 ― 読み出しづらくする • 暗号化 復号キーの格納先 = 鶏卵問題 • 限定化 (複製できても、役立たない) クラウド側のポリシーで限定可能だが、 すべての脅威を排除できない b. 情報の排除 ― 読み出し対象を無くす • オンデマンド入手 (通信を利用) 通信の接続情報の格納先 = 鶏卵問題 鶏卵問題を解決できるのが “Root of Trust”
  6. セキュアエレメントの基本動作 秘密の情報 • 合言葉 = 花 秘密の作り方 (ロジック) • 合言葉を3文字目に入れる

    “春の祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” “春の祭り” 暗号化処理 復号化処理
  7. セキュアエレメントの基本動作 秘密の情報 • 合言葉 = 花 秘密の作り方 (ロジック) • 合言葉を3文字目に入れる

    “春の祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” “春の祭り” 内容を知らずとも 利用ができる 暗号化処理 復号化処理
  8. セキュアエレメントの基本動作 秘密の情報 • 合言葉 = 花 秘密の作り方 (ロジック) • 合言葉を3文字目に入れる

    “春の祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” “春の花祭り” 秘密の情報 • 合言葉 = パン “春のパン祭り” じゃない!? 復号に失敗
  9. urllib.request が使えるなら、 デバイスも扱える! 1 2 3 4 5 6 7

    8 9 10 import urllib.request URL = 'https://example.com/api' req = urllib.request.Request(URL) with urllib.request.urlopen(req) as res: data = res.read() #=> data にHTTP Bodyが入ってる import pigpio pi = pigpio.pi() SENSOR_ADDR = 0x40 ctx = pi.i2c_open(I2C_INTERFACE, SENSOR_ADDR) (_, data) = pi.i2c_read_byte_data(ctx, 0x5e, 2) #=> data に距離データが入ってる 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御 完全攻略 / 著:松岡貴志 P50 GP2Y0E03.py を参考に筆者変更 HTTP の代わりに、 I2C や SPI、UART といった “プロトコル” で センサーやアクチュエーターという「API サーバー」にアクセスする アドレス指定 データ取得
  10. 日本最大級の IoT カンファレンス SORACOM Discovery 2024 ― 変える、今ここから 7/17(水) 東京ミッドタウン

    [東京/六本木] 複数トラックによる特別講演や IoT/DX 事例、 IoT 関連テックのセッション 会場だからこそ「見られる、触れられる」 ワークショップや展示会場 SORACOM Discovery 2023 の様子
  11. 『技術評論社』知識地図シリーズ IoTの知識地図 設計・実装・運用のための必須知識をこれ一冊で 1. IoTの基礎とトレンド 2. IoTのデバイス 3. IoTにおけるセンサーの活用 4.

    IoTのネットワーク 5. IoTのデータ活用とクラウド利用 6. IoTによる双方向通信・遠隔制御 7. IoTのセキュリティ 8. IoTプロジェクトの取り組み方 https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14069-4 本 2,860円(税込) ※電子書籍あり 4/17 発売!
  12. お忘れなく! 4/6 ソラコム・SIM の日 4/17 IoTの知識地図、販売開始! 7/17 SORACOM Discovery 2024

    君んちのセキュアエレメントに書き込んどけ! #soracomug #soracom