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都市交通政策のこれまで、これから@今いちど真面目に都市交通~熊本都市圏からの挑戦~

Traffic Brain
November 13, 2022

 都市交通政策のこれまで、これから@今いちど真面目に都市交通~熊本都市圏からの挑戦~

第66回土木計画学研究発表会
https://jsce-ip.org/2022/05/06/%E7%AC%AC66%E5%9B%9E%E5%9C%9F%E6%9C%A8%E8%A8%88%E7%94%BB%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8%E4%BC%9A%E3%83%BB%E7%A7%8B%E5%A4%A7%E4%BC%9A/

スペシャルセッション
「今いちど真面目に都市交通~熊本都市圏からの挑戦~」
計量計画研究所 牧村和彦

Traffic Brain

November 13, 2022
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Transcript

  1. 2 • 自動車大国の米国が追加 支援として1.4兆円を2021 年1月に支出(CRRSAA) • 既に2020年4月に2.5兆円 を支援済 FTA のK.

    Jane Williams 氏 「私たちはCOVID- 19により、多くの米国の公共交通機関が引 き続き課題に直面していることを知っていま す。これら支援は、アメリカ全土で仕事、医 療、その他エッセンシャルサービスのために 安全に交通サービスを利用できるようにする ためのものです! 」
  2. 8 出典)USDOT, Equity Action Plan,2022 US DOT Equity Action Plan

    米国交通省による「公平性」の行動計画
  3. 13 背景・課題 日本の 都市交通計画の変遷 モータリゼーション 事故、渋滞 公害 スプロール化 人口減 超高齢化

    ICT進展 災害 気候危機 パンデミック 公平性、インクルージョン ダイバーシティ、団結 郊外化、低密度 中心市街地衰退 総合都市交通計画 (パーソントリップ) 都市交通戦略 網形成計画 立地適正化計画 <中長期> <中短期> スマートシティビジョン 都市交通のリデザイン 欧米の 都市交通計画の変遷 総合都市交通計画 (パーソントリップ) ⇚立地適正化計画との統合 <中長期> ⇚隣接都市圏との連携調整 ⇚新しいモビリティサービスも対象に 温室効果ガス削減が大目標 過度な自動車依存抑止が大目標 スプロール化抑止が大目標 街路、公共交通、自転車 駐車場、駐輪場等対象 (投資計画) ⇚上位計画との整合性 ⇚関連計画との整合性 止まらない計画の細分化 進む統合化
  4. これからの都市交通計画への期待 • 青写真と投資計画の両輪へ:熊本から – 10年間の事業費の明記(街路、公共交通、自転車、駐車場、新たなモビリ ティサービス) – 議会での承認事項へ:骨子だけでも • 投資と運営を分けた両輪の計画へ:熊本から

    – 科学的な根拠、政策決定のためのシミュレーション:学への期待含み – 一般財源に占める運営費割合の見える化 • 上位計画及び隣接都市、都市圏との整合性担保:熊本から – 整合性の調整及び確認結果を計画書記載、義務化 – 総合交通計画を地域の上位計画へ • 計画策定自体のロードマップ、戦略が大切(だよね) 17
  5. • 補助要件の強化:熊本から – 公共交通の影響を考慮した街路交通量の推計(計画、見通し) – 都市計画道路見直しにおける対象交通量の拡充(歩行者、公共交通も) • 公共交通カバー率の再定義:熊本から – 公共交通カバー率が思考停止させていないか?

    – 圏域実態、属性、移動目的への到達圏域、頻度、時間帯 • 附置義務制度の見直し:熊本から – 大規模商業施設の公共交通ターミナル設置義務化 – モビリティハブを開発許可条件へ(官民データ連携条件含む) • ⇒オープンMaaSの足がかり 18 これからの都市交通計画制度への期待