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My Engineering Career

Shogo Sensui
January 23, 2023
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My Engineering Career

私のキャリアの話 (https://1000ch.net/posts/2022/my-engineering-career.html) をプレゼンテーション用にスライド資料にしたものです。

Shogo Sensui

January 23, 2023
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Transcript

  1. My Engineering Career
    Shogo Sensui (@1000ch)

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  2. Shogo SENSUI
    SIer での受託開発を経て、2012 年に株
    式会社サイバーエージェントに入社。
    様々な事業開発の傍ら、エンジニア組織
    のマネジメントに従事。2018 年に株式会
    社メルカリに入社後は、株式会社メルペ
    イの Frontend チームの立ち上げや
    Web 版の「メルカリ」の刷新、メルカリア
    プリのコードベース刷新を牽引した後に、
    執行役員 VP of Engineering としてメル
    ペイのエンジニアリング部門を管掌。

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  3. 自分の歩みの振り返り
    2009/04 ~ 2022/12

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  4. 2014
    2013
    2012
    2009
    ● 強い動機がなく入学した理学部だったため、研究の道を断念
    ● エンジニアリングの素養がない状態で某独立系 SIer に入社
    ● いわゆるデスマーチを経験、受託開発と自分のキャリアの狭間
    ● よりよいモノづくりを求めて事業会社への転職を決意
    ● ㈱サイバーエージェントにエンジニアとして入社
    ● Web 技術への没頭、インプットとアウトプットの連続
    ● Frontend エンジニア向けの勉強会にて初登壇
    キャリア初期(SIer への新卒入社、事業会社へ転職、対外活動)

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  5. 2017
    2016
    2015
    2014
    ● 横断部門への異動による、個人から組織へ関心の変化
    ● エンジニアの評価などマネジメントへ従事開始
    ● 書籍の執筆やメディアへの寄稿などアウトプットの幅が拡大
    ● エンジニア組織の強化のため、横断組織の立ち上げ
    ● 副業でマルチキャリアの開始、知識と経験の再活用
    ● 事業本部で最優秀エンジニア賞を受賞
    ● エンジニアの採用や育成など、マネジメントが本格化
    キャリア中期(個人から組織への視野転換、労働に対する志向性)

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  6. 2021
    2020
    2019
    2018
    ● 社会課題に貢献できる事業への関心、キャッシュレスの勃興
    ● ㈱メルカリへ入社、㈱メルペイの Frontend チームの立ち上げ
    ● 今度はアプリ版メルカリの刷新プロジェクトを牽引
    ● 本部長としてエンジニアリング部門全体をマネジメント
    ● この辺りからソフトウェア開発に関わる時間が枯渇
    ● 兼務で Web 版メルカリの刷新プロジェクトを牽引
    ● 管掌の範囲が大きくなり始める、英語学習の本格化
    キャリア後期(チーム、部門、そして会社のマネジメント)

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  7. 個人的なキャリアの変革点(※あくまでイチ例)
    1. SIer から事業会社への転職
    a. SIer が悪とか、受託開発が悪という話ではない
    b. 事業に技術が重要で組織として評価する等、 自らを適切な環境に身を置く
    2. 周囲との技術研鑽と対外的なアウトプット
    a. そういう環境には高い技術を志す同士がいる、 ロールモデルやライバルを見つける
    b. 自分で学んだこと、仲間から 学んだことをアウトプットする
    3. マネジメントへの道とマルチキャリア
    a. マネジメントは幅広い意味で重要だが、必ずしもキャリアゴールではない
    b. 秀でた能力(=専門性)を掛け合わせることの希少性を踏まえ、まずは T 型人材になる

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  8. キャリアビジョンを
    描くのは難しい
    到達までの傾斜に緩急の差はあれど、やりたいことを選ぶために try/errorゴール
    が明確であれば帰納的になり、そうでなければ演繹的になる

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  9. 到達までの緩急

    🔥目標
    ⏰未来
    😀現在

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  10. たぶんこんな PDCA
    環境の
    選択
    期待へ
    の応答
    能力の
    拡張
    評価や役割の拡大
    周囲からの信任
    既存スキルの伸長
    新スキルの獲得
    事業、組織、
    コミュニティへの貢献

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  11. 1. 環境を選択する
    ● 適切な環境(領域・状況)に身を置き続ける
    ○ 大きな話で言えば、就職活動での会社選択やキャリアとしての専門性の選択
    ○ 小さな話で言えば、会社で発足したプロジェクトへの立候補や副業での活動
    ○ はたまたイベント登壇やコミュニティ活動といった
    ● その領域に関心が持てるかどうか?
    ○ 事業に当事者意識を持てる、社会課題に取り組む実感が湧く、 etc
    ○ 専門性が求められる業務そのものを楽しめる、 etc
    ● → 選んだ環境に応じて、自分と環境の期待値が相互的に決まる

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  12. 2. 能力を拡張する
    ● 専門性を増やしたり高めることで、市場における希少性を高める
    ○ 既存スキルの伸長・新スキルの獲得
    ○ T 型人材に留まらず韮型人材へ
    ● 「価値=人が求める数」
    ○ 人が求める数を増やすことが市場価値の向上(もちろん社内外を問わない)
    ○ わかりやすいのは芸能人やスポーツ選手
    ● → 選んだ環境での期待に応えられる量や幅が大きくなる

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  13. 3. 期待に応える
    ● 期待値を理解する、それに応える・挑戦する
    ○ 期待値の解像度は高ければ高いほど良い
    ○ 期待値を超えた上積みが、その領域や環境における評価の向上
    ○ 評価は特定環境における相対値かつスナップショットなので一喜一憂し過ぎない
    ● → 評価に応じて選べる環境(状況・領域)が増える

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  14. 納得できる選択を
    続けることも重要
    「遠きに行くには必ず邇きよりす」とも言うように、
    納得できる選択を積み重ねていくことも
    「望ましいキャリア」への近道なのではと思っている

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  15. You can't connect the
    dots looking forward;
    you can only connect
    them looking backwards.
    by Steve Jobs
    at 2005 Stanford Commencement
    Address

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