メンバーの話の聴き方ポイントとワーク実践

 メンバーの話の聴き方ポイントとワーク実践

メンバーとのコミュニケーションのズレを解消しよう 〜自分と相手を知るワークショップ実践〜
という勉強にておはなしした内容やワークショップの内容を記載します。
https://career-update-org.connpass.com/event/136225/

再演を行う予定ですので、ご興味あるからはぜひグループ参加登録ください
https://career-update-org.connpass.com/
またご意見・ご感想・実施報告はtwitter @careerupdate または #ズレコミュ でつぶやいてくださいませ!
※研修依頼やメンバーへのコーチング依頼も受けております

Transcript

  1. メンバーとのコミュニケー ションのズレを解消しよう 〜⾃分と相⼿を知るワークショップ実践〜 全⽇本キャリア教育改善推進協会 尾澤 愛実 川鯉 光起

  2. 1on1やメンバーとのコミュニケーションで 使っていただける 話してもらえる信頼のベースとなる 「聴く」スキルについて取り上げた資料です。

  3. 資料公開しており、本内容を使っていただくこ とは問題ありません。 しかしながら制作物の著作権は2名にあります。 ご利⽤いただく際は本資料を引⽤記載やご案内 いただくことをお願いいたします。 ※やってみた報告はとっても嬉しいです!

  4. 資料の流れ • 本資料について • 主旨とゴール • 意⾒だし付箋ワーク • ミニワーク •

    ミニ解説 (休憩) • 体験ワーク • クロージング
  5. 本ワーク設計者紹介 尾澤 愛実 @careerupdate 川鯉 光起 @kawagoik ・企業にて研修設計、メンターの指導、組織開発な どを担当 ・教育⼼理学の勉強会を3年ほど毎⽉実施

    ・教育⼼理学の⼤学の教授と⼀緒に不定期にイベン トを開催 ・⾃⼰肯定感の理論の本を出版 ・Webディレクター、企画職、⼈事を経験 ・⼼理療法を利⽤したコーチング、カウン セリングを請け負い ・1on1などで使えるコミュニケーションの すれ違いを扱った本を出版 ・マネージャー⽤の研修実施
  6. 本資料について

  7. 本資料は以下のイベントのものです。 https://career-update-org.connpass.com/event/136225/

  8. イベントでは解説やワーク後にQAを設けるなど本 資料ベースではありますが、補⾜を加えてお話し ました。 よって資料のみご覧いただいた場合、わかりにく い箇所や⾜りない部分があることをご了承のうえ、 ご覧ください。 感想・ご意⾒などはtwitter @careerupdate また #

    ズレコミュ でつぶやいてください!
  9. もしご興味持っていただけました ら再演を7⽉末から8⽉で開催した いと思いますので、そちらにご参 加いただけますと嬉しいです。 Connpassグループ登録いただくと 通知が⾶びます。 https://career-update- org.connpass.com

  10. 主旨とゴール

  11. 本⽇の主旨 • 寄り添う、伴⾛するリーダーを想定(引っ張って先頭 を切ってリードするリーダー像では今回ありません) • ゴールは「メンバーが話しやすく、⾃分で思考し、⾏ 動していくことを⽀援する」

  12. • 頼んだ仕事が思っていたアウトプットと違った • 伝えたつもりだけど伝わっていなかった • 仕事が進んでないが相談してくれない • ⾃信がなさそうで、⾔いにくそう イベント告知⽂に書いた お困りごと

  13. メンバーへのメンタリング⽀援は 話しやすい関係づくりから • 頼んだ仕事が思っていたアウトプットと違った • 伝えたつもりだけど伝わっていなかった →そもそもメンバーがどう受け取ったかを知る必要がある • 仕事が進んでないが相談してくれない •

    ⾃信がなさそうで、⾔いにくそう →メンバーから話しやすい関係が必要
  14. 話してくれるようになる 「聴き⽅」に フォーカスしたいと思います 話してくれるようにならないと 始まらない

  15. 本⽇のゴール •実践しながら話しやすい「聴き⽅」がどういうも のかを知る •⾃分の聴くときのくせを知る •職場で実践して振り返る

  16. 「話しやすい上司」とは? 付箋ワーク

  17. あなたにとって「話やすい上司とは?」 付箋に「話やすい上司」「話にくい上司」を書いてみま しょう (過去の体験や理想など) イベントではそれぞれ書いたものをみんなでシェアしあ いました。 ※今⽇のイベント最後にも同じ質問をします

  18. ミニワーク

  19. さっそくワーク 相⼿の聞き⽅によって どんなふうに感じるかを体験してみましょう! ・聴いてもらえない状況 ・聴いてもらえる状況 それぞれやってみます。

  20. ペアワークで体験してみましょう • 近くの⼈とペアを組みましょう • お互い、こんにちは、[名前]です。と名前だけ名乗りましょう。 • 「話す⼈」「聴く⼈」をジャンケンで勝ったほうが先に「話す ⼈」をやりましょう。 • テーマは「好きな⾷べ物は?」「その理由は?」(2回とも同

    じ内容で⼤丈夫です) • 「聴いてもらえない状況」を交代でやったあとに「聴いてもら える状況」をお互いまたやりましょう • そのあと感想をシェアしましょう
  21. 1回⽬の聴く⼈の姿勢 [聴いてもらえない状況を体験しよう] ひどい態度をしてみよう 例) • 貧乏ゆすりする • 顔を⾒ずにケータイやパソコンを⾒る • で?え?なんで?それで?と唐突でいう

    • 無表情 • 腕組みする
  22. 2回⽬の聴く⼈の姿勢 [聴いてもらえる状況を体験しよう] 次を意識して聞いてみましょう 今回は基本的に特にコメントは返さず以下をやってみましょう • うなづき、あいづきをしよう(ちょっとおおげさに) • 笑顔で聞く • 相⼿の話を遮らない

  23. どんな⾵に感じましたか? ぜひペアの⼈と話してみましょう。

  24. ミニワーク解説

  25. 今回は「聴く」ことにフォーカスしています。 そのためポイントを絞ってお伝えします。

  26. 話したいと思ってもらえるポイント •どんな話もまず受け⼊れる •理解しようと興味を持つ •相⼿の気持ちに寄り添う

  27. どんな話もまず受け⼊れる(1/2) 何を⾔っても聞き⼊れてくれる、⼤丈夫だと思える ネガティブなことも含めて⾔いやすくなる。 話された内容に対して ⾃分の価値観や好みで「評価せず」に まず内容を聞き、受け⼊れていく。 例)そういう気持ちがあるのですね

  28. どんな話もまず受け⼊れる(2/2) そのままを受け⼊れるって結構難しい!? ・経験豊かだったり、優秀な⼈ほどアドバイスしたくなる ・いい内容だったら褒めたくなる ・なんでそんなことしたのと注意したくなる ・今のままで⼤丈夫だよと励ましたくなる ・同意や賛成してしまう(そうですね) これらのリアクションは聴く側の判断が含まれるため 「話してはいけない内容がある」状態を 作ってしまう可能性があります

  29. 理解しようと興味を持つ(1/2) どうしてそういうことが起きたのか なぜそういう気持ちになったのか 理解しようと、興味を持ち 相⼿の話を遮らずに⽿を傾ける ⾃分のことを理解してくれようとしてくれて 話してみようと思える

  30. 理解しようと興味を持つ(2/2) じっくり相⼿の⾔葉を出るまで待つのは難しい?! • 共感して⾃分の話をしてしまう • こういうことかなぁと予測して遮ってまとめてしまう • 話が深くなる前に理解した気分になってしまう • ⾔葉が出ないと沈黙が待てずに質問をかぶせてしまう

    でも、これらのリアクションは 「結局⾃分の話をちゃんと聴く気がない」と 思われてしまう可能性があります
  31. よくある質問 Q.相⼿が間違っていると思って表情にでてしまいそう →共感できないなと思うときは、わからないのでぜひ教えてほしい と相⼿から教えてもらう気持ちを持ちましょう。共感はできなくと もそう思うのだねと受け⽌めるのが⼤事です。 Q.相⼿が⾔葉に詰まったり、沈黙が続いたらどうしたらいいの? 基本的にはゆっくり待ちましょう。 どうしても耐えきれなかったら、「⾔語化が不⼗分でも⼤丈夫です よ」「⾔える範囲で⾔ってみてください」「⾔えない理由がもし あったら教えてくれますか」とちょっと促してみて相⼿の様⼦を⾒

    てみましょう
  32. 相⼿の気持ちに寄り添う(1/2) クライアントの視点にたって考えて⼼の声や 動きに丁寧に意識を向けて⽿を傾けて聴こえ てくるメッセージを受け取っていく ⼀緒に考えてくれていると感じられる。 そして⾃分のことを客観的に受け⽌められる ⾃分の気持ちに寄り添うことができる

  33. 相⼿の気持ちに寄り添う(2/2) 相⼿の声や態度、表情から読み取るのは難しい!? • 相⼿の⽴場だったらどうかを想像して、当てようとしてしまう • ⾔ったことだけがすべてだと思う • こういうことでしょ?聴き⼿の解釈でまとめようとする • 聴き⼿がわかったではなく、相⼿が聴いてくれていると思う状態へ

    すべてを表現できないこともある 表⾯上の会話で終わってしまってしまうかも しれません。。。
  34. まとめ • どんな話もまず受け⼊れる • 理解しようと興味をもつ • 相⼿の気持ちに寄り添う 相⼿の話を聴こうという姿勢が⼤事 たとえうまくいかなくても そのことに気づいて、

    相⼿にも正直にいったら⼤丈夫
  35. 実践してみましょう

  36. ワークで実践してみましょう! 【ワークの⽬的】 話しやすい聴き⽅を実践したり、観察してみましょう。

  37. ワークのやり⽅ • 「話す⼈」「聴く⼈」「観察する⼈」に分かれて⾏います。 ※すべて体験します。 ・時間は3分、振り返り2分で交代します ・「話す⼈」「聴く⼈」は話す⼈がテーマを決めて、チェック項⽬を 意識しながら話していきます。(先にあげた3つのポイント) ・「観察する⼈がチェック項⽬に従って話を聞きます。 3分経過したら「話す⼈」のチェック項⽬を評価してもらって、聴く ⼈は最後に⾃⼰評価でチェック項⽬を答えてみましょう。

    1回⽬が終わったらまた役割を変えて繰り返します。
  38. それぞれのワークチェック項⽬(1/2) 聴く⼈チェック項⽬ • ⾃分の価値観を伏せて、相⼿ の話を受け⽌めたか • 相⼿を理解しようと興味を持 てたか • 相⼿の気持ちになって寄り添

    えたか 話す⼈チェック項⽬ • 聴く⼈にどんな話をしても⼤ 丈夫だと思えたか • 聴く⼈が理解しようと親⾝に 聞いてくれる感じがしたか • 聴く⼈が⾃分の気持ちになっ て考えてくれた感覚がしたか 3つのポイントに沿って主観で構わないのでできたかどうか、そ う思ったかどうかを5段階でチェックしてみましょう
  39. それぞれのワークチェック項⽬(2/2) 観察する⼈ • 話す⼈が話す割合 • アドバイスを無理強いしてし まった回数 • 褒めた回数 •

    否定してしまった回数 • 話しを遮ってしまった回数 5割以下、6割、9割以上 なし、1回、2回、3回、4回 なし、1回、2回、3回、4回 なし、1回、2回、3回、4回 なし、1回、2回、3回、4回 客観的な事実として記録してみましょう。 具体的な例もぜひメモしましょう。
  40. どんな⾵に感じましたか? ぜひグループで共有しましょう

  41. 1周⽬

  42. グループ変更して 2周⽬

  43. クロージング

  44. あなたにとって「話やすい上司とは?」 「話やすい上司」 どんな上司でしょうか。

  45. アンケート • 話しやすい⼈のイメージに変化はありましたか? • どんな変化があったか教えてください • 今回のワークを受けてみて難しかったことはどんなことでした か? • 説明がわかりにくい、イメージしにくいものなどあったら教え

    てください • 全体を通して意⾒などありましたらぜひ教えてください。
  46. ぜひ、職場で実践してみて 部下とのコミュニケーションで こんなこと困ったなどあったら twitter @careerupdateに 送ってくださいませ! 研修実施やメンバーへのメンタリング⽀援な どのぜひお⼿伝いさせてくださいませ。 みなさんのメンバーの声を聴こうとする気持 ちがメンバーに届きますように!

  47. 参考⽂献など • 本資料はカウンセリング分野における技法である「傾聴」を ベースに設計、解説しております • 本資料作成にあたりいろんな傾聴の本を拝⾒しましたが、作成 においてメインの参考⽂献は以下となりますが、わかりやすい ように⾔葉を変えていたり、情報を減らしております 諸富祥彦(2010),『はじめてのカウンセリング⼊⾨(下巻)ーほ んものの傾聴を学ぶ』株式会社誠信書房