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プロダクト開発を通して学んだナレッジマネジメントの哲学

eureco
June 30, 2023

 プロダクト開発を通して学んだナレッジマネジメントの哲学

イベント名:Code for Kitakyushu 第71回 定例会
日付:2023/06/21(水)
URL:https://techplay.jp/event/906446

「プロダクト開発を通して学んだナレッジマネジメントの哲学」
野田 宗一郎

さくらインターネット研究所では、「eureco」という電子実験ノートのプロダクトを開発しています。
このプロダクトでは、研究の進捗や結果を記録するための実験ノートの概念をデジタル化し、「何気ない記録」から紡いだ「誰もが驚く発見」で世界にワクワクの連鎖を起こすことを目指しています。
今回のイベントで私は、このプロダクト開発を通じて学んだ個人と組織の知識を効果的に管理するナレッジマネジメントの哲学を皆様に共有します。

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June 30, 2023
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  1. © SAKURA internet Inc.
    © SAKURA internet Inc.

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  2. © SAKURA internet Inc.
    名前: 野⽥ 宗⼀郎
    所属: さくらインターネット研究所
    職業: 研究開発エンジニア
    興味領域:プロダクト開発
    Twitter: @sonod00

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  3. © SAKURA internet Inc.
    さくらインターネット研究所は、「インターネット技術に関する研究
    を⾏い、成果の発信と利⽤を通じて社会と会社に寄与すること」を⽬
    的として設⽴されました。
    インターネットに熱意を持った研究所員が当社の成⻑、そして社会全
    体に寄与すべく活動しています。
    現在は13名が在籍し、それぞれ異なる分野に強みを持ち、「⾯⽩いと
    思うテーマにどしどし取り組んでいく」をモットーに各研究員の興味
    を追求しています。
    研究分野としては、SREや機械学習、仮想化技術、チームビルディン
    グ、教育、プロダクト開発など幅広い分野があります。

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  4. © SAKURA internet Inc.
    n メモから始まる知識管理
    n 個⼈の知識と組織の知識の循環
    n 研究者の思考過程と結果を記録するための重要なノート
    n 実験ノートの概念を持った知識管理のためのプロダクト
    n 社内スタートアップによるプロダクト開発
    n まとめ

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  5. © SAKURA internet Inc.
    みなさん仕事でメモをとられていますか?

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  6. © SAKURA internet Inc.
    僕は、意識的にメモを取るようにしています

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  7. © SAKURA internet Inc.
    © SAKURA internet Inc.

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  8. © SAKURA internet Inc.
    まず、知識とはなんでしょう?
    個⼈の知識には獲得の過程があります。
    個⼈の知識管理の専⾨家であるジェイソン フランド博⼠とキャロル ヒ
    クソン⽒は、知識獲得の過程を「データから始めて、⽂脈を追加して
    情報を取得し、理解を追加して知識を取得し、判断(価値観)を追加
    して知恵を取得します」と定義しています。
    ジェイソン フランド博⼠とキャロル ヒクソン⽒の論⽂
    https://web.archive.org/web/20070516142458/http://www.anderson.ucla.edu/faculty/jason.frand/researcher/speeches/PKM.htm
    データ 情報 知識 知恵
    客観的な事実 データ + ⽂脈 情報 + 理解 知識 + 判断
    知識獲得

    過程

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  9. © SAKURA internet Inc.
    メモとは
    忘れないように要点を書き留めること。また、書き留めたもの。覚
    え書き。
    デジタル⼤辞泉より(https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A1%E3%83%A2)

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  10. © SAKURA internet Inc.
    メモは、忘れないように要点を書き留めることです。
    メモするものには、教えてもらったことや、⾃ら学んだこと、アイデ
    ア、あとでチェックしたいことなどがあります。
    メモすることはツールに縛られないため、メモ帳でも、付箋でも、メ
    モアプリでも、ちらしの裏でもなんでもメモすることができます。

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  11. © SAKURA internet Inc.
    しかし、メモにはいくつかの課題が存在すると考えます。
    n 「⾒返さない」: メモをとっても、それをあとで⾒直すことが少ない。つまり、
    情報を記録するだけで、その情報を活⽤する機会が少ない。
    n 「思い出せない」: メモを⾒ても、何のために書いたのか、または何を意味し
    ているのか思い出せない。これは、メモが詳細すぎたり、書き⽅が雑だったりすると
    起こります。
    n 「整理が⼤変」: メモの量が多くなると、それらを⾒やすく整理するのが難し
    くなる。これは、情報が散らかってしまうと、必要なメモをすぐに⾒つけるのが困難
    になるためです。

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  12. © SAKURA internet Inc.
    メモは情報を保存するために使うものですが、保存するだけでなく、
    その情報を活⽤するために定期的に⾒直したり、整理したりすること
    で、その情報の価値を最⼤限に引き出すことができます。
    しかし、メモを定期的に⾒直したり、整理するということは簡単では
    ないため、時間が経つと⾃分が何のためにメモを取ったのかも忘れて
    しまうことがあります。
    インターネットで調べていても、保存だけで⾒返さないという記事が
    多数⾒受けられます。

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  13. © SAKURA internet Inc.
    ドイツの社会学者にニクラス・ルーマンと
    いう⽅がいます。
    ルーマン⽒は、30年以上にわたって、社会
    学や哲学などさまざまな分野の58冊以上の
    本と数百本の学術論⽂を出版しました。
    その中で、 「ひとつのアイデア、ひとつの
    メモの価値は、⽂脈によってきまる」、そ
    して「その⽂脈は、必ずしもメモを採録し
    た⽂脈とは限らない」と気づき、メモの新
    たな分類法を開発しました。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3
    Wikipediaのニクラス・ルーマンのページより転載

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  14. © SAKURA internet Inc.
    その分類法がZettelKastenです。
    ZettelKastenとは、
    メモを保存・整理し、メモの間に新たなつながりを⽣み出すことで、
    新しいアイデアや洞察⽣むことができる個⼈の知識管理システムです。
    ルーマン⽒はこのシステムを使って、膨⼤な量の情報を整理し、⽣産
    的な研究を⾏いました。
    ZettelKastenの基本的なアイデアは、知識やアイデアを⼩さなノート
    カード(Zettel)に書き留め、それらを関連するもの同⼠でリンクさ
    せることです。

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  15. © SAKURA internet Inc.
    ZettelKastenを使うことで、メモをコレクションのように集めるだけ
    ではなく、情報や知識を相互に接続することで、新しいアイデアや洞
    察を⽣み出しやすくします。
    また、知識の関係が気づかれることで忘れかけていた知識を思い出す
    きっかけを作ることができます。
    現代⾵のやり⽅として、「Evergreen notes」というフレームワーク
    や、「Linking Your Thinking(LYT)Kit」などがあります。

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  16. © SAKURA internet Inc.
    ディレクトリでの知識管理は、知識に基づき、哲学は哲学のフォルダ、
    プログラミングはプログラミングのフォルダ、ビジネスはビジネスの
    フォルダといった具合で管理するのが⼀般的です。⼈によっては、さ
    らにサブカテゴリで分類する⼈もいます。
    分類というのは、既存の知識に依存しているため、常にアップデート
    する必要があり、知識が増えれば増えるほど分類は難しくなります。
    いずれ、複雑になりすぎて分類を諦めてしまうこともあります。
    さらに、分類というのは、過去の知識を元にするため、知識を限定さ
    れた分野に閉じ込めてしまい、分類を超えた知識の結合が難しくなり
    ます。

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  17. © SAKURA internet Inc.
    ZettelKastenでは、そういった分類を排除し、分野を超えた思考やア
    イデアをネットワーク構造で接続しあうことで、過去の知識にも新た
    な⽂脈を与え新たなアイデアや洞察を⽣み出すことができるようにな
    ります。
    こういった考え⽅は、⼈間の脳の働きにも似ています。

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  18. © SAKURA internet Inc.
    ZettelKastenの権威であるマンフレッド・キューンは次のように述べ
    ています。
    「ルーマンは、⾃分のシステムを⼆次記憶、分⾝、または読書記憶と
    して説明しました。」
    この⼆次記憶のことを、第⼆の脳とも⾔います。

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  19. © SAKURA internet Inc.
    第⼆の脳とは
    ⼈間の物理的な脳以外の場所に知識とアイデアを保存し、それらを必
    要に応じて簡単にアクセスできるストレージです。
    第⼆の脳は、単に情報を保存する場所であるだけでなく、その情報を
    効果的に整理し、関連付けし、新しいアイデアや洞察を⽣み出すため
    のものである必要があります。
    この考え⽅を体現している有名なツールには、「Obsidian」や
    「Roam Research」などがあります。

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  20. © SAKURA internet Inc.
    ZettelKastenを最⼤限に活⽤するためには、いくつかのルールに従う
    必要があります。
    1. カード1枚につき1アイデアを記⼊
    2. カードの内容を完結させる
    3. カードは常に他のカードとリンクさせる
    4. カードのリンクが何を意味するかを説明する
    5. ⾃分の⾔葉を使う
    6. 参考⽂献を残しておく
    7. ⾃分の考えを加える
    8. 構造を気にしない
    9. 接続カードを追加する
    10. アウトラインカードを追加する
    11. カードを削除しない
    12. 恐れずにカードを追加する

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  21. © SAKURA internet Inc.
    ⼀時メモ
    Fleeting
    Notes
    永続メモ
    Permanent
    Notes
    ⽂献ノート
    Literature
    Notes
    構造ノート
    Structure
    Notes
    索引ノート
    Index
    Notes
    思いつき
    書誌情報
    ⽤語
    実験結果
    論⽂
    ブログ
    発表資料
    考察
    仮説
    アイデア 要約

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  22. © SAKURA internet Inc.
    永続メモ
    Permanent
    Notes
    ⽂献ノート
    Literature
    Notes
    構造ノート
    Structure
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    ⽂献ノート
    Literature
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    永続メモ
    Permanent
    Notes
    ⽂献ノート
    Literature
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    永続メモ
    Permanent
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    関連
    関連


    引⽤


    引⽤




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  23. © SAKURA internet Inc.
    永続メモ
    ⽂献ノート
    永続メモ
    画像はhttps://www.shigureni.com/ より
    説明
    永続メモ

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  24. © SAKURA internet Inc.
    永続メモ
    ⽂献ノート
    永続メモ
    画像はhttps://www.shigureni.com/ より
    説明
    永続メモ
    なるほど!!


    が こ




    こういう事だよ

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  25. © SAKURA internet Inc.
    永続メモ
    ⽂献ノート
    永続メモ
    永続メモ


    が こ




    こういう事だよ
    構造ノート
    伝えたいこと
    画像はhttps://www.shigureni.com/ より

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  26. © SAKURA internet Inc.
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  27. © SAKURA internet Inc.
    ZettelKastenは、個⼈の知識管理システムの1つです。
    この個⼈の知識管理のことを、Personal Knowledge Management
    (PKM)といいます。
    PKMとは、
    個⼈が⾃分にとって価値のある情報を整理し、理解しやすい形にまと
    め、⾃分の知識として組み込むためのフレームワークです。
    このフレームワークには、知識を収集、分類、保存、検索、取り出し、
    共有する⽅法が含まれます。
    このPKMを⽤いたツールをPKMシステムといいます。

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  28. © SAKURA internet Inc.
    PKMでは、個⼈としての知識だけでなく、
    知識の共有も重要な要素となっています。
    PKMを実現にするには⼀般的に「検索
    (GET)」「理解(UNDERSTAND)」「接続
    (CONNECT)」「共有(SHARE)」の4機能
    からなるシステムが必要です。
    情報を検索して理解し、それを他の知識と
    つなげて他者と共有することが⼤事です。
    下記論⽂より転載
    http://repo.uum.edu.my/id/eprint/10860/1/CR103.pdf

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  29. © SAKURA internet Inc.
    PKMは、組織へのボトムアップ的アプローチです。
    PKMの接続によって、単に個⼈の知識を管理するという範囲にとどま
    らず、その先に組織(会社、コミュニティ、社会)へ貢献することが
    できます。
    組織への貢献から出来上がる組織にとっての知識をOrganizational
    Knowledge Management(OKM)といいます。
    PKMとOKMが循環することで、個⼈と組織の知識を継続的に成⻑さ
    せて⾏くことができます。

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  30. © SAKURA internet Inc.
    OKMで広く知られているのは、⼀
    橋⼤学の野中教授らが提唱した
    「SECIモデル」です。
    個⼈が持つ知識や経験などの⾔語
    化されていない暗黙知を、⾔葉や
    図表で可視化された形式知に変換
    した上で組織全体で共有・管理し、
    それらを組み合わせることでまた
    新たな知識を⽣み出すフレーム
    ワークです。
    共同化 表出化
    連結化
    内⾯化
    暗黙知



    暗黙知






    形式知
    形式知



    共通の体験をするこ
    とで暗黙知を共有
    (OJTなど)
    暗黙知を⾔語化し形
    式化(ドキュメント
    など)
    他の形式知と組み合
    わせて、組織の知識
    を作成(社内ポータ
    ルなど)
    形式知を⾃らのノウ
    ハウまたはスキルと
    して習得(学習)

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  31. © SAKURA internet Inc.
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  32. © SAKURA internet Inc.
    研究者が記録に使う重要なノートに実験ノートがあります。
    この実験ノートはPKMの1つです。
    ⽇本学術振興会の「科学の健全な発展のために」資料を⾒ても、実
    験ノートはナレッジマネジメントの道具と書かれています。
    【テキスト版】 科学の健全な発展のためにより転載(https://www.jsps.go.jp/file/storage/general/j-kousei/data/rinri.pdf)

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  33. © SAKURA internet Inc.
    実験ノートとは、
    実験を⾏う者が、「どのような実験を⾏いどのような結果が得られ
    た」といった実験の⼀次的データの記録や、場合によっては「研究
    の過程での議論」、「データの⼀次的な解析(計算など)」「実験
    及び解析中などに思いついた事柄」など実験に関わる様々な事柄を
    記録、処理するためのノートブックあるいは、それに類する記録媒
    体である
    Wkipediaの実験ノートのページより(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88)

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  34. © SAKURA internet Inc.
    実験ノートの⽬的としては次の3つがあります。
    1. 研究が公正に⾏われていることを⽰す証拠になります。
    2. 研究の成果が⽣まれた場合,その新規性を⽴証する証拠になります。
    3. 研究室や研究グループ 内でデータやアイデアを可視化し,共有し有
    効に活⽤する⼿⽴てになります。

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  35. © SAKURA internet Inc.
    実験ノートは、理化学研究所のSTAP細胞の件で重要性が再注⽬されま
    した。
    そのため、研究者は国や⼤学などから改めて「実験ノートは正しく書
    きましょう」と指⽰されています。
    研究の不正が⾏われていないことを証明するために、実験ノートはい
    つでも提⽰できるようにしておかなければいけません。
    しかし、実験ノートの⼤半は紙のノートが使われており、検索や知識
    の接続、共有といった⾯での課題があります。
    また、実験ノートを正しく書くことは研究者への負担が⼤きいため、
    正しく書けていない⼈が多いのが現状です。

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  36. © SAKURA internet Inc.
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  37. © SAKURA internet Inc.
    私たちのチームでは、知識管理の利点を活
    かしながら、実験ノートの課題を解決する
    ために、eurecoという実験ノートの概念を
    持った知識管理ツールを開発しています。
    このプロダクトは、さくらインターネット
    研究所の研究員であり、理化学研究所の客
    員研究員、京都⼤学の特定助教としても活
    躍されている熊⾕さんが、⾃⾝の持つ実験
    科学分野への課題を背景に始まりました。
    (さくマガの時はPenというプロダクト名でした。)
    さくマガより転載(https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/pen)

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  38. © SAKURA internet Inc.
    eurecoとは
    eurekaとは、何かを発⾒・発
    明したことを喜ぶときに使われ
    る。古代ギリシアの数学者・発
    明者であるアルキメデスが叫ん
    だとされる⾔葉である。
    eureka record
    recordとは、ラテン語で
    「re(再び)-cord(⼼)」を意味
    する。つまり、想起する(call
    to mind)ために情報を残すこ
    とである。

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  39. © SAKURA internet Inc.
    “何気ない記録”から紡いだ”誰もが驚く発⾒”で、世界にワクワ
    クの連鎖を
    普段何気なく⾏っている記録(Record)をこれまで以上に何気ない⾃然な⾏為
    にします。そして、何気なく蓄積されていく記録という”点”をユーザー⼀⼈ひ
    とりの多様な観点で繋ぎ、意味を持つ”線”や”⾯”に変えるための⽀援(可視化、
    検索、⽐較、リンク)を追求しつづけます その先に、誰もが驚く発⾒
    (Eureka)があらゆるところで⽣み出され、⼀⼈ひとりのワクワクが連鎖し、
    みんなのワクワクとして広がっていく、そんな未来をeureco(Eureka +
    Record)が作り出します。

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  40. © SAKURA internet Inc.
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  41. © SAKURA internet Inc.
    eurecoは、社内スタートアップとして01の開発をしています。
    プロダクトの開発は、デザイン思考とリーン・スタートアップとア
    ジャイルというアプローチを参考に進めています。
    現在はUXデザインを中⼼に進めている段階なので、デザイン思考のア
    プローチをメインで⾏っています。

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  42. © SAKURA internet Inc.
    リーン・
    スタートアップ
    アジャイル
    デザイン思考
    低コストかつ短期間で価値
    が検証できる最⼩限のプロ
    ダクトを作り、「検証によ
    る学び」を得るサイクルを
    繰り返すとことで、失敗の
    確率を下げながら画期的な
    新製品を開発する⽅法です。
    変化に対応しながら、⼩さ
    な単位で継続的に価値を提
    供し、顧客との協⼒を重視
    するソフトウェア開発の考
    え⽅または⽅法論です。ア
    ジャイル⼿法では、スクラ
    ムが有名です。
    ユーザーを理解し、問題を
    定義し、プロトタイプを作
    り、仮説検証する⾮線形で
    反復的なプロセスであり、
    問題解決のマインドセット
    です。

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  43. © SAKURA internet Inc.
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  44. © SAKURA internet Inc.
    • ZettelKastenを使うと、何気ないメモからも新しいアイデアが⽣まれるチャ
    ンスが広がる。
    • 個⼈の知識(PKM)を育てながら、その知識を繋げることで、組織全体とし
    ての知識(OKM)も育てることができる。
    • 実験ノートは、研究者の思考過程や結果を記録し、その記録から新たな発⾒
    を⽣み出す重要なツールです。
    • 知識管理の利点を活かしながら、実験ノートの課題を解決するために開発し
    ている「実験ノートの概念を持った知識管理ツール」がeurecoです。
    • eurecoを通して、知識と知識が繋がり、知識が⼈と⼈を繋ぎ、これまでにな
    い発⾒やアイデアが絶えず⽣まれることで、世界中が⼀緒にワクワクするよ
    うな連鎖を引き起こしたい。

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