特定の調査テーマを与えられたとき、調査テーマを適切に理解して、適切なリサーチイシューを設定できるようになる。 そのために重要な、調査テーマの分解の方法、分解チャートの作り方を学ぶ。 さらに、分解チャートをどのようにリサーチに結びつけていくかという考え方を学ぶ。
2022年度『リサーチ入門』第3回「リサーチ戦略と調査テーマの理解3」授業スライド
石村源生 情報経営イノベーション専門職大学
リサーチ入門3. リサーチ戦略と調査テーマの理解2リサーチ戦略の考え方に基づき、調査テーマを適切に分解してその内容を理解する。
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授業の目標• 特定の調査テーマを与えられたとき、調査テーマを適切に理解して、適切なリサーチイシューを設定できるようになる。• そのために重要な、調査テーマの分解の方法、分解チャートの作り方を学ぶ。• さらに、分解チャートをどのようにリサーチに結びつけていくかという考え方を学ぶ。
第2回・第3回のメニュー• リサーチ戦略の基本哲学• リサーチイシューとは何か?• 調査テーマの分解[理論編]– 調査テーマの理解– 調査テーマの分解• 調査テーマの分解[事例編]– 今回の調査の基本フレームワーク– 受験生の属性・状況– iUの価値– 価値体験機会– 受験生の問題・希望• 分解からリサーチへ
本授業で例題として扱う調査テーマiUとして、受験生獲得のために効果的な施策を実施したい。そこでiU生から施策の立案に役立つ情報を得たい。
事業課題とリサーチ課題調査テーマ• iUとして、受験生獲得のために効果的な施策を実施したい。そこでiU生から施策の立案に役立つ情報を得たい。調査依頼者• iUアドミッションユニット事業課題• iUの受験者数を増やすことリサーチ課題• iUアドミッションユニットが、iUの受験者数を増やすための効果的な施策を立案するのに必要な情報を、調査依頼者に提供する。• その情報のひとつとして、iU生を対象に調査を実施して結果を提供する。
調査テーマの分解• 分解とは何か?– 調査テーマを意味のある小さな単位に分けること• なぜ分解するのか?– 調査テーマを適切に把握するため– もれなくダブり無く(MECE)– 調査テーマがどのような構造をしているかをよく考える– (※MECEになっていない場合、「よく考える」ができていない)– 分解がうまくいくと…– 最小限のリサーチで最大限の効果を上げることができる– 場合によってはリサーチを実行せずに問題を解決できてしまうことさえある売上が少ない客数が少ない客単価が小さい
分解の種類(例)① 数式的分解(足し算)② 数式的分解(掛け算)③ 項目(変数/次元)による分解④ 時間的分解⑤ 因果構造による分解⑥ 関係性による分解売上 客数 客単価= ✕売上 売上(店舗A) 売上(店舗B)= +認知 興味 欲求 記憶 行動結果原因1原因2原因3原因4原因5原因6ABCDE製品 演算速度→ 記憶容量形状 重量 価格①②③④⑤ ⑥
(例)引越し先としてどの部屋を選ぶか?関係する要因決めたいこと周辺商業施設の充実度周辺環境の治安部屋の美しさ使い勝手の良さ引越し先としてふさわしい部屋通学時間最寄り駅までの時間オートロックの有無耐震構造の有無部屋の広さ家賃管理費場所の適切性機能性経済性安全性要因の抽象化 要素の具体化コンビニまでの時間半径1Km以内の飲食店の数半径1Km以内のセンスのいい店の数その街に住んでいる人の周辺商業施設についての満足度
マーケティングの基本フレームワーク顧客の行動・思考・感情タッチポイント商品・サービスの価値カスタマージャーニーマップに記述するもの企業・組織内面、あるいは主観的で言語化しにくいもの顧客の状態のうち、特定のタッチポイントに接した時のみに生じる行動・思考・感情高校や大学での勉強が将来の仕事の役に立つとは思えない授業はこんな雰囲なのか。高校では習わない分野だけどなかなか面白そうだな。講義「マーケティング入門」iUYouTubeでの模擬授業動画顧客の属性・状況顧客の問題・希望地方中核都市在住県立高校普通科1年の男子学生外から観察できたり、客観的で言語化しやすかったりするもの 顧客の状態のうち比較的安定しているもの顧客と「商品・サービスの価値」が何らかの形で出会う機会
今回の調査の基本フレームワークタッチポイント商品・サービス価値体験機会iUの価値顧客受験生の属性・状況受験生の問題・希望
グループワーク①「iUに入学して、どんなところが良かったですか?」「iUのどんなところが好きですか?」②「iUを受験する/iUに入学する決め手となったのはどんなところですか?」③「iUに入学する前、どんなことを期待していましたか?」④「iUに入学してから新たに発見した良いところはありますか?」⑤「iUに入学してから期待と違っていたところはありますか?」• 3人一組、3分、終了後代表者が発表
iUの価値輩出する人材像カリキュラム 授業内容入試 教員 ブランド学費 学生へのケア キャンパス卒業生 学生生活• iUが受験生に提供可能な教育などの価値(の種類・項目)。• 潜在的なものも含む。• 受験生から認識できる価値と、認識できない価値の双方を取り扱う。
iUの価値カリキュラム 授業形式教員の教育能力輩出をめざす人材像学習支援サービス起業機会インターンプロジェクトへの参加イベントへの参加起業実績 就職実績 同級生先輩・後輩 卒業生 教員外部の関係者ブランド学生・卒業生の活躍大学・教員の活躍学費(の安さ)アルバイト機会卒業後の収入見込み出願手順 入試内容キャンパス 大学生活
要因の抽象化iUの価値能力向上機会カリキュラム・授業内容教育方法教員の教育能力輩出をめざす人材像学習支援サービス実践参加機会起業機会インターンプロジェクトへの参加イベントへの参加キャリア可能性起業実績就職実績進学実績社会関係資本同級生先輩・後輩卒業生教員外部の関係者社会的価値ブランド学生・卒業生の活躍大学・教員の活躍経済的価値学費(の安さ)アルバイト機会卒業後の収入見込み入学までのプロセスアドミッション・ポリシー出願手順入試内容生活環境の質キャンパス大学生活
要因の抽象化(左部分) iUの価値能力向上機会カリキュラム・授業内容教育方法教員の教育能力輩出をめざす人材像学習支援サービス実践参加機会起業機会インターンプロジェクトへの参加イベントへの参加キャリア可能性起業実績就職実績進学実績社会関係資本同級生先輩・後輩卒業生教員外部の関係者
要因の抽象化(右部分)iUの価値社会的価値ブランド学生・卒業生の活躍大学・教員の活躍経済的価値学費(の安さ)アルバイト機会卒業後の収入見込み入学までのプロセスアドミッション・ポリシー出願手順入試内容生活環境の質キャンパス大学生活
要因の具体化1 iUの価値能力向上機会カリキュラム・授業内容カリキュラム・ポリシー科目構成体系性教育方法教授法クラスの人数教員の教育能力輩出をめざす人材像ディプロマ・ポリシー学習支援サービス図書館学習相談学生間相互支援実践参加機会起業機会メンタリングピッチイベント投資を受ける機会社会関係資本教員専任教員客員教員
要因の具体化2 iUの価値入学までのプロセスアドミッション・ポリシー出願手順 入試内容種別科目実施形式難易度生活環境の質キャンパス建物・敷地近隣環境アクセス大学生活サークル活動近隣居住環境
iUの価値(認識可能性による分解)受験生が認識可能な価値在学生が認識可能な価値卒業生が認識可能な価値iUアドミッションユニットが認識可能な価値iU教職員が認識可能な価値外部から認識可能な価値誰も気づいていない価値
iUの価値(認識可能性による分解)受験生が認識可能在学生が認識可能卒業生が認識可能外部から認識可能誰も気づいていない
チャンネルステージiUの価値を体験する機会価値体験機会• 受験生と「iUの価値」が何らかの形で出会う機会• ステージ– 機会を時間軸上で分解したもの• チャンネル– 機会を空間軸上で分解したもの
チャンネルステージiUの価値を体験する機会価値体験機会(ステージ別)• ステージ– 機会を時間軸上で分解したもの
ステージiUの価値を体験する機会認知以前 認知 興味・関心 比較・検討 準備 入学判断【分解チャート例】価値体験機会(ステージ別)
認知以前•iUの存在を知る前の段階認知 •何らかのきっかけでiUの存在を知った段階興味・関心•iUに興味・関心を持った段階比較・検討•iUを他の選択肢と比較し、受験を検討している段階準備 •iUの受験を決定し、準備している段階入学判断•iUを受験してから入学を決定するまでの段階ステージ別
チャンネルステージiUの価値を体験する機会価値体験機会(チャンネル別)• 機会を空間軸上で分解したもの
【分解チャート例】価値体験機会(チャンネル別)テレビ ラジオ 新聞 Instagram Facebook雑誌 書籍オンライン教育系メディアオンライン教育サービス公式ウェブサイト公式SNSアカウントYouTube Twitter LINEオープンキャンパス学校訪問(模擬授業)友人・知人 保護者 高校教員塾・予備校の講師
価値体験機会マスメディアテレビラジオ新聞ターゲットメディア雑誌書籍オンライン教育系メディアオンライン教育サービスオウンドメディア公式ウェブサイト公式SNSアカウント口コミメディアYouTubeInstagramTwitterFacebookLINEイベントオープンキャンパス学校訪問(模擬授業)直接的コミュニケーション友人・知人保護者高校教員塾・予備校の講師【分解チャート例】価値体験機会(チャンネル別)
グループワーク• 「価値体験機会(チャンネル別)」の分解に関して、【分解チャート例】を参考にしながらより良い分解の仕方がないか考えてみる。①「みなさんは普段さまざまな情報を、どんな機会を通じて得ていますか?」②「みなさんは大学・進路に関する情報を、どんな機会を通じて得てきましたか?」• 3人一組、3分、終了後代表者が発表
【分解チャート例】受験生の問題・希望解決したい問題(考えるとつらいこと)かなえたい希望(考えると楽しくなること)• 受験やキャリア選択とは直接関係ないもの• 受験生が比較的長期的に心に抱いている、日々の生活や人生についての「解決したい問題」と「かなえたい希望」• 受験生の状態のうち比較的安定していて、価値観や人生観、人間観、社会観に結びついているもの• 内面、あるいは主観的で言語化しにくいもの概念的な分解はできない
解決したい問題(考えるとつらいこと)• 今やっていることに意味を感じられない• 将来やりたいことがみつからない• やりたいことはあるがどうしたら実現できるかわからない• アイディアは溢れているのに実力が足りない• 周囲の人たちに対してコンプレックスを抱いている• 同級生と価値観が違い話が合わない• 自分のやりたいことを理解してくれる人がいない• 憧れるような人、刺激をくれる人が周りにいない• 暗いニュースばかりで良い未来をイメージしづらいかなえたい希望(考えると楽しくなること)• 社会問題を解決したい• 他人や社会に貢献できることをしたい• 自分が持っているアイディアを実現したい• 早く社会で活躍できるようになりたい• 自分の能力を大きな舞台で試してみたい• 刺激的でワクワクするようなことをしたい• 厳しい環境でもっと自分を鍛え、磨きたい• ロールモデルになるような人に出会いたい• 最先端のビジネスパーソンと交流したい• 共感でき、刺激しあえる仲間に出会いたい• 人から認められたり褒められたりしたい
グループワーク①「高校時代を振り返ってみて、みなさんはどんな「解決したい問題」を持っていましたか?」②「高校時代を振り返ってみて、みなさんはどんな「かなえたい希望」を持っていましたか?」• 3人一組、3分、終了後代表者が発表
解決したい問題• 目的・動機の欠如(目的や動機が見つからない)• 今やっていることに意味を感じられない• 将来やりたいことがみつからない• 手段の欠如(目的はあるが手段が見つからない)• やりたいことはあるがどうしたら実現できるかわからない• 能力の欠如(目的・手段はあるが能力が足りない)• アイディアは溢れているのに実力が足りない• 自信の欠如(自己肯定感が低い)• 周囲の人たちに対してコンプレックスを抱いている• 社会関係資本の欠如(人間関係に満足できない)• 同級生と価値観が違い話が合わない• 自分のやりたいことを理解してくれる人がいない• 憧れるような人、刺激をくれる人が周りにいない• 希望の欠如(未来や社会に希望が持てない)• 暗いニュースばかりで良い未来をイメージしづらいかなえたい希望• 社会的達成(他人や社会の役に立ちたい)• 社会問題を解決したい• 他人や社会に貢献できることをしたい• 個人的・内面的達成(自己実現を成し遂げたい)• 自分が持っているアイディアを実現したい• 早く社会で活躍できるようになりたい• 自分の能力を大きな舞台で試してみたい• 刺激的でワクワクするようなことをしたい• 厳しい環境でもっと自分を鍛え、磨きたい• 社会関係資本的達成(他者との関係を充実させたい)• ロールモデルになるような人に出会いたい• 最先端のビジネスパーソンと交流したい• 共感でき、刺激しあえる仲間に出会いたい• 人から認められたり褒められたりしたい
解決したい問題心理的問題目的・動機の欠如自信の欠如希望の欠如機能的問題手段の欠如能力の欠如関係的問題 社会関係資本の欠如かなえたい希望社会的達成個人的達成関係的達成「概念的な分解」ではなく「データに基づく直感的分解」
概念的な分解とデータに基づく分解• 概念的な分解– 論理に基づく分解– フレームワークに基づく分解• データに基づく分解– データに基づく直感的分解– 調査結果のデータに基づいて、対象を人間(調査実施者)が直感的に複数の要因に分解すること– データに基づく数理的分解– 調査結果のデータを多変量解析などで分析することで、数理的にクラスターや軸、因子などを導き出し、対象を複数の要因に分解すること
タッチポイント商品・サービス価値体験機会iUの価値顧客受験生の属性・状況受験生の問題・希望今回の調査の基本フレームワーク
今回の調査の基本フレームワークiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会「調査テーマの分解」で行ってきたことはどのようなことか?
iUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会今回の調査の基本フレームワーク【リサーチで明らかにすべきこと】?「調査テーマの分解」で行ってきたことはどのようなことか?
分解からリサーチへiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会【リサーチで明らかにすべきこと】?分解した要因の中から特に注目すべきものを見極める。
分解からリサーチへ• どんな属性・状況の• どんな問題・希望を持つ受験生に• どんな価値体験機会を通じて• どんなiUの価値を届けるとiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会iUの受験者数を増やすことができるか?【リサーチで明らかにすべきこと】注目した要因同士を結びつける。
STP分析https://ferret-plus.com/9701
カスタマージャーニーマップ• 顧客・ユーザーの体験全体を時系列で整理したものカスタマージャーニー• カスタマージャーニーを図式化したものカスタマージャーニーマップ• 企業が顧客に何らかの影響を及ぼすあらゆる機会タッチポイント
ステージ思考自宅のリビング主な定性的データ(自由回答)・回答など記載TV家でTVCMをたまたま見るシーン好きな商品なのでメルマガは読むチャネルCMWhenWhere行動感情WhatWhy HowWho主な定量的データ(回答結果)タッチポイント継続的接触参加共有情報収集認知・興味関心・回答など記載 ・回答など記載 ・回答など記載 ・回答など記載ビジネス側の課題電車広告課題など記載 課題など記載 課題など記載 課題など記載 課題など記載QualitativeinformationQuantitativeinformationTakeawaysTV CMキャンペーンキャンペーン電車内で広告を見掛ける回答1回答2回答3回答4回答5キャンペーン・思考など記載・感情など記載設問など・思考など記載・感情など記載通勤・帰宅中スマートフォン検索サイトスマホで検索CMについて家族と話す会社の休憩中生活者プレゼントCMについて友達と対面で話すSNS・思考など記載・感情など記載キャンペーンやプレゼント内容を調べるキャンペーンをSNSで共有するキャンペーンサイト クチコミ自宅の自室PCキャンペーンサイトキャンペーンのクイズに回答キャンペーンサイトクイズ応募フォームに登録キャンペーンサイト登録検索サイト検索キャンペーンサイト閲覧PC/スマートフォンメルマガ・思考など記載・感情など記載自宅/通勤・帰宅中一部ユーザは登録解除問い合わせ登録解除・思考など記載・感情など記載時々商品サイトを見るメルマガ商品情報商品サイト商品サイト情報接触TwitterorFacebookツイートいいね一部ユーザは登録中に離脱回答1回答2回答3回答4回答5設問など回答1回答2回答3回答4回答5設問など回答1回答2回答3回答4回答5設問など回答1回答2回答3回答4回答5設問などhttps://webtan.impress.co.jp/e/2014/03/24/16722段階顧客接点顧客行動顧客心理調査サマリ課題
https://webtan.impress.co.jp/e/2014/03/24/16722
認知 興味・関心 比較・検討認知以前 準備iUを進学先候補の一つにする受験を決定するiUについてより詳しく調べてみようと思うiUの存在を知る入学判断入学を決定する受験するチャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョンステージ
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情iUの存在を知るコンバージョン認知以前起業に関心があるITに関心がある早く社会で活躍したいネットで大学を調べてみているマイナビ進学ニュースサイト書籍・マンガ 新聞・雑誌その他Web記事・note友人・先輩・知人テレビ講演会・イベント家族 教員図書館・書店博物館・科学館映画・アニメ・ドラマステージ学校の勉強がつまらない仕事の役に立つ勉強をしたい進路が決まらず焦っているFacebookTwitter LINEYouTubeチャンネルスタディサプリ Instagramやりたいことを学ぶ機会がない大学に行かずに早く働き始めたい友人と大学の話をしている親に進路について聞かれた学校で進路指導を受けている
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョン認知専門職大学というものがあることを知ってちょっと気になるステージ他にも大学がたくさんあってどれがいいのかわからない「専門職大学」「情報」「経営」「イノベーション」のいずれについてもよく知らないLINEニュースサイト新聞・雑誌先輩・知人テレビ新聞広告家族 教員高大接続授業FacebookTwitterYouTubeInstagram 友人Facebook広告 その他Web広告先輩からiUのことを教えてもらった親からiUのことを教えてもらった教員からiUのことを教えてもらったWeb広告を見かけた雑誌でiUの記事を読んだ友人がiUのことを話していた大学ってどこも同じだと思ってたけどここは違うのかもしれない新しい大学でほとんど情報が無いのでよくわからないiUについてより詳しく調べてみようと思う高校訪問
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョン興味・関心実際に授業やキャンパスを体験してみたいステージ公式SNSアカウント先輩・知人公式ウェブサイト 家族 教員学校案内資料友人公式Youtubeチャンネルで大学の雰囲気を知る公式サイトでiUに関する詳しい情報を入手するiUを進学先候補の一つにする教員や学生に会って話をしてみたいどんなことが学べるのかをもっと詳しく知りたい将来何になれるのかをもっと詳しく知りたい自分のやりたいことがここで実現できるのかを知りたい学生や学校の雰囲気が自分に合っているか知りたい友人にiUのことを話してみるネットでiUのことを検索してみる学校案内資料を取り寄せる
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョン新設大学でまだ実績がないので不安ステージ公式SNSアカウント先輩・知人公式ウェブサイト 保護者 教員オープンキャンパス友人比較・検討受験を決定する親に反対されてうまく説得できない大学で起業を学ぶというイメージがわかないどちらを受けようか迷っている大学がある将来が不安定なのではと気になる本当に自分に合っているかどうかよくわからないオープンキャンパスに参加する所属校の教員に相談する親に相談するウェブサイトなどで他の大学と比較するネットで大学の評判や教員のプロフィールなどを詳しく調べる模擬授業 個別相談iU教職員に相談する
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョン準備出願手続きが面倒だステージ受験する受験準備をどのようにすればよいのかわからないもし合格できなかったらどうしよう公式SNSアカウント先輩・知人公式ウェブサイト 保護者 教員出願書類友人iUに出願する 受験準備をする学費や生活費はどうしよう
チャンネル/タッチポイント行動思考・感情コンバージョン入学判断iUともう1校のいずれに進学するか決められないステージ初めての東京での一人暮らしなので不安入学を決定する公式SNSアカウント先輩・知人公式ウェブサイト 保護者 教員友人iU教職員親と話し合う合格した複数の大学の情報を改めて比較検討する
認知 興味・関心 比較・検討コンバージョンステージ 認知以前 準備iUを進学先候補の一つにする受験を決定するステージごとの短期的な課題やりたいことを学ぶ機会がないiUについてより詳しく調べてみようと思うiUの存在を知る進路が決まらず焦っている学校の勉強がつまらない大学に行かずに早く働き始めたい起業に関心がある他にも大学がたくさんあってどれがいいのかわからない実際に授業やキャンパスを体験してみたい教員や学生に会って話をしてみたいどんなことが学べるのかをもっと詳しく知りたい将来何になれるのかをもっと詳しく知りたい自分のやりたいことがここで実現できるのかを知りたい新設大学でまだ実績が無いので不安親に反対されてうまく説得できない大学で起業を学ぶというイメージがわかないどちらを受けようか迷っている大学がある将来が不安定なのではと気になる入学判断入学を決定する受験する「専門職大学」「情報経営」「イノベーション」のいずれについてもよく知らない新しい大学でほとんど情報が無いのでよくわからない受験準備をどのようにすればよいのかわからない初めての東京での一人暮らしなので不安iUともう1校のいずれに進学するか決められない出願手続きが面倒学費や生活費についての不安がある合格できなかったときの代替案が無い
分解からリサーチへ• どんな属性・状況の• どんな問題・希望を持つ受験生に• どんな価値体験機会を通じて• どんなiUの価値を届けるとiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会iUの受験者数を増やすことができるか?【リサーチで明らかにすべきこと】
iUについてより詳しく調べてみようと思う認知以前 認知 興味・関心 比較・検討 準備ステージiUの存在を知る iUを進学先候補の一つにする受験を決定するコンバージョンステージごとの短期的な課題どのようにすればiUの受験者数を増やすことができるか?どのようにすれば次のステージへのコンバージョンレートを向上させられるか?価値体験機会チャンネルリサーチで明らかにすべきことコンテンツ・UX
マーケティングファネル(パーチェスファネル)https://www.persol-pt.co.jp/salesmarketingservice/blog/funnel/
iUについてより詳しく調べてみようと思う認知以前 認知 興味・関心 比較・検討 準備ステージiUの存在を知る iUを進学先候補の一つにする受験を決定するコンバージョンステージごとの短期的な課題どのようにすればiUの受験者数を増やすことができるか?どのようにすれば次のステージへのコンバージョンレートを向上させられるか?チャンネルリサーチで明らかにすべきこと事業課題の分解コンテンツ・UX
• どんな属性・状況の• どんな問題・希望を持つ受験生に• どんな価値体験機会を通じて• どんなiUの価値を届けるとiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望価値体験機会iUの受験者数を増やすことができるか?【リサーチで明らかにすべきこと】事業課題達成に貢献する情報を提供をするためのリサーチの全体像
iUについてより詳しく調べてみようと思う認知以前 認知 興味・関心 比較・検討 準備ステージiUの存在を知る iUを進学先候補の一つにする受験を決定するコンバージョンどんな属性・状況の、どんな問題・希望を持つ受験生に、どのステージでどんなチャンネルを通じて、どんな短期的な課題に合わせて、どんなコンテンツ・UXで、どんなiUの価値を届けると次のステージへのコンバージョンレートが向上するか?iUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望ステージごとの短期的な課題チャンネルコンテンツ・UX事業課題達成に貢献する情報を提供をするためのリサーチの全体像
Value Proposition Canvashttps://www.profuture.co.jp/mk/column/7431
iUについてより詳しく調べてみようと思う認知以前 認知 興味・関心 比較・検討 準備実際に行うリサーチの例ステージiUの存在を知る iUを進学先候補の一つにする受験を決定するコンバージョンiUの価値受験生の属性・状況 受験生の問題・希望ステージごとの短期的な課題• どんな問題・希望を持つ受験生にどんなiUの価値を届けるべきか?• 「問題・希望」と「iUの価値」の関係についての調査を行う。
リサーチ目的を絞り込む• どんな属性・状況の受験生に• どんな問題・希望を持つ受験生に• どのステージで• どんな短期的な課題に合わせて• どんなチャンネルを通じて• どんなコンテンツ・UXで• どんなiUの価値を届けると次のステージへのコンバージョンレートが向上するか?これらのうちどこに着目してリサーチを行うかを考える
リサーチ目的を絞り込む(例)• どんな属性・状況の受験生に• どんな問題・希望を持つ受験生に• どのステージで• どんな短期的な問題・課題に合わせて• どんなチャンネルを通じて• どんなコンテンツ・UXで• どんなiUの価値を届けると• 受験生はどんな問題・希望を持っているのか?• どんな問題・希望を持つ受験生にどんなiUの価値を届けるべきか?• どんな問題・希望を持つ受験生にどんなコンテンツ・UXでどんなiUの価値を届けるべきか?• 受験生にどんなコンテンツ・UXでiUの価値を届けるべきか?• どんな属性・状況の受験生が存在して、どのうちどの属性・状況の受験生にアプローチすべきか?• どのステージでどんな短期的な課題に合わせて受験生にアプローチすべきか?• どのステージでどんなチャンネルを通じて受験生にアプローチすべきか?
リサーチ課題/リサーチ目的/リサーチイシューリサーチ課題• 何を調べるか• 例)Aについて調べるリサーチ目的• 何のために調べるか• 例)AのうちBの部分を詳しく調べることによって、Xを達成するために必要な情報を獲得する。リサーチイシュー• 何を明らかにするか• 例)Bのうちもっとも重要なのはCではないか、Bの原因はDではないか、ということを明らかにする(=仮説の検証)。
今回行う調査の全体像調査テーマの分解とリサーチ目的の設定•調査テーマを基本フレームワークに従って分解し、分解チャートを作成する。•分解によって明らかにした調査テーマの構造の中から、リサーチ目的を設定する。リサーチイシューの絞り込み•既存情報の調査を行い、目的にかなった情報を収集する。•収集した情報を整理してリサーチイシューを絞り込む。リサーチイシューの決定•インタビュー調査を行って必要な情報を収集する。•結果に基づいて分解チャートを修正する。•分解チャートに基づいてリサーチイシューを設定する。仮説の構築と検証•分解チャートとリサーチイシューに基づいて、アンケート調査で明らかにすべき仮説を構築する。•アンケート調査を設計・実施・分析し、仮説を検証して結論を出す。調査結果の報告•調査報告書を作成する。•プレゼンテーションを行う。1 2 3 4 5
調査テーマの分解/既存情報の調査/新規情報の獲得既存情報の調査新規情報獲得のための調査・インタビュー調査・アンケート調査調査テーマの分解
ビジネスにおけるリサーチとは• 特定の状況におかれた特定の対象に、どのような価値を提供するためのどのような介入をすると、どのような結果が得られると期待されるかを、事実、そして信頼できる方法論に基づいて以下の手順で明らかにすることによって、介入に関する意思決定を支援する活動。【手順】1. 対象と状況を意味のある要因に分解する。2. 提供しうる価値の可能性を明らかにし、意味のある要因に分解する。3. 各要因の内容を明らかにする。4. 各要因、ならびに複数の要因の組み合わせごとの重要度を明らかにする。5. 対象にどのような介入を行ってどのような価値を提供すると、どのような結果が得られると期待されるか、を明らかにする。• 原則として、介入(施策)そのもののアイディアを出すのではない。複数の介入の選択肢の中からいずれかを選択するための根拠や、あるいは介入方法を企画・計画するための前提条件を、事実情報に基づいて提供するものである。