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FSxForWindowsに入門してみた

kayo ito
October 17, 2024

 FSxForWindowsに入門してみた

JAWS-Storage#5での発表資料です。

kayo ito

October 17, 2024
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  1. 2 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 自己紹介 伊藤 佳代(いとう

    かよ) 東芝デジタルソリューションズ株式会社 業務内容 ⚫ AWS基盤設計・構築 ⚫ 機械工学科出身 ⚫ 2021年入社 4年目 ⚫ 2024 Japan AWS Jr. Champions ⚫ 趣味:旅行、テニス、サウナ ⚫ 好物:フライドポテト ⚫ AWS Systems Manager 好きなAWSサービス JAWS初登壇です! よろしくお願いします。
  2. 3 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation なぜFSx for Windowsに入門したか?

    携わった案件の構成は、EC2やRDS含め原則はWindowsベース Public subnet Public subnet Private subnet Private subnet VPC AZ#1 AZ#2 Internet gateway EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#1-a, #1-b) NATGW NATGW AWS WAF Application load balancer マルチAZ EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#2-a,#2-b) Amazon RDS Amazon FSx マルチAZ AWS Managed Microsoft AD AWS Systems Manager Region(東京リージョン) 資格試験ではFSxって聞いたことあったけど、 実際に触ったことないからよく分からない 実際に触ってみよう AWS Backup
  3. 4 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 本LTの内容 【超入門編】FSx for

    Windowsを広く浅くご紹介 • FSx for Windowsを構築してみる • EC2からアクセスしてみる • 各種作業での注意点
  4. 5 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation FSx for Windows

    File Serverとは • FSx for WindowsはフルマネージドなWindows用共有ファイルシステム • SMBプロトコルとWindows NTFSに対応 • Microsoft Active Directory の統合、ACL、ユーザクオータ • SSD上に構築され、数十GB/s、数百万IOPS、数百PBのデータへのスケールアップ が可能 • オンプレミス環境からアクセス可能 • マルチAZ構成可能(高可用性)
  5. 6 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 構築準備 FSx構築に必要なリソースに絞って作成する ざっくり構築手順

    1. ネットワーク関連 (VPC、サブネット、ルートテーブル、IGW、NATGW) 2. Managed Microsoft AD (ドメイン参加をする必要があり、AWSフルマネージドADサービスを使 用します) 3. EC2 (ドメイン参加をする必要があります) 4. FSx (本検証では利用料の観点からシングル構成) Public subnet Public subnet Private subnet Private subnet VPC AZ#1 AZ#2 Internet gateway EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#1-a, #1-b) NATGW NATGW AWS WAF Application load balancer マルチAZ EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#2-a,#2-b) Amazon RDS Amazon FSx マルチAZ AWS Managed Microsoft AD AWS Systems Manager Region(東京リージョン) AWS Backup
  6. 7 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 構築準備 FSx構築に必要なリソースに絞って作成する ざっくり構築手順

    1. ネットワーク関連 (VPC、サブネット、ルートテーブル、IGW、NATGW) 2. Managed Microsoft AD (ドメイン参加をする必要があり、AWSフルマネージドADサービスを使 用します) 3. EC2 (ドメイン参加をする必要があります) 4. FSx (本検証では利用料の観点からシングル構成) Public subnet Public subnet Private subnet Private subnet VPC AZ#1 AZ#2 Internet gateway EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#1-a, #1-b) NATGW NATGW AWS WAF Application load balancer マルチAZ EC2:2台(本運用WEB サーバ・APサーバ#2-a,#2-b) Amazon RDS Amazon FSx マルチAZ AWS Managed Microsoft AD AWS Systems Manager Region(東京リージョン) AWS Backup 今回は1~3は構築済みの前提で話を進めていきます
  7. 11 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 注意:設定値の変更について • 更新となっている設定値のみしか変更できません。

    • ストレージタイプ、デプロイタイプは変更不可に注意 • SSD⇔HDD 不可 • シングルAZ⇔マルチAZ 不可
  8. 13 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation EC2からアクセスしてみた コマンドプロンプトから実行する ユーザ名は、Admin@<ドメイン>

    パスワードは、Microsoft Active Directory作成時に設定したパスワード C:¥Users¥Administrator>net use Z: ¥¥amznfsxxhlsycjh.<domain>¥share Enter the user name for 'amznfsxxhlsycjh.<domain>': Admin@<domain> Enter the password for amznfsxxhlsycjh.<domain>: The command completed successfully. 無事アタッチされたようです
  9. 15 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation 注意:再接続を入れておくこと 「net use

    Z: ~¥share」に続けて「/persistent:yes」が必要 net use Z: ¥¥amznfsxxhlsycjh.<domain>¥share /persistent:yes C:¥Users¥Administrator>net use Z: ¥¥amznfsxxhlsycjh.<domain>¥share /persistent:yes Enter the user name for 'amznfsxxhlsycjh.<domain>': Admin@<domain> Enter the password for amznfsxxhlsycjh.<domain>: The command completed successfully. 再起動後も接続できるように なりました
  10. 17 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation ちなみに・・・DNSエイリアス設定も可能(2020年にアプデ) エイリアスとは・・・別名。簡単に言えば人が認識しやすい意味のある名前で付けたもののようなイメージ。 例えば、ファイルサーバをオンプレミス環境からAWS

    FSxへ移行する際などに サーバから既存のDNS名を使用して、FSxにアクセスすることができる等 DNSエイリアスは初期構築時のオプションでも、構築後でも設定可能です。 DNS名 DNSエイリアス名 amznfsxxhlsycjh.domain.local fsx.domain.local
  11. 18 © 2024 Toshiba Digital Solutions Corporation まとめ • フルマネージドサービスであるためOSの管理が不要で構築したらすぐ利用可能な状

    態であるので便利 • 今回は省略したが、AD関連リソースが必要になるので少し手間 • WindowsユーザとしてはEC2にアクセスできたらいつも触っている画面なので操作が 楽 • 停止はできないリソースのため、利用料にはストレージタイプやAZ構成を考慮すること • 一方で、変更できないパラメータについては、事前にシステム要件等を考慮し設計を することが必要