図 4 再構成画像
⼯夫
通常通りの⽅法で投影・逆投影による再構成
を⾏っても図 4 のように薄くぼんやりとしか
再構成されなかった.この画像に対して何らか
の処理を施すことで改善されるかもしれない
が,サイノグラムの作り⽅の⼯夫を⾏うことで
改善を試みた.
具体的には,サイノグラム作成時における画
素の正規化において⾊の差異を明確化するた
め,最⼤値を 255 として正規化をおこなった.
その結果のサイノグラムはである.
図 5 ⼯夫したサイノグラム
⼯夫したサイノグラムから再構成した画像
を図 6 に⽰す.
よりはっきりと図形の形が再構
成された事がわかる.
図 6 ⼯夫後の再構成画像
考察
単純に投影・逆投影しただけではぼんやり薄
くとしか逆投影されないので何かしらの⼯夫
は必要である.今回の⼯夫はグレースケールで
あったため上⼿く⾏ったが,元の⾊情報(μ値)
を上⼿く使いこなせておらず,カラー画像では
特に顕著に⾊情報が失われてしまう可能性が
ある.
まとめ
今回は,投影・逆投影法による画像の再構成
をおこなった.サイノグラムの作成を⼯夫する
ことで再構成画像の鮮明化を図った.またこの
課題を⾏うに当たって作成したプログラムは
[2]である.
参考⽂献
[1] 再構成|CT の基礎|CT 適塾, https://www.
ct-tekijyuku.net/basic/reconstruct/
[2] 作成プログラム | Github.com, https://git
hub.com/keisuke-oni/Image_Projection_R
econstruction