仮説検証フレームワーク SPECTRUM(スペクトル)

仮説検証フレームワーク SPECTRUM(スペクトル)

事業開発における仮説検証プロセスを実行するためのフレームワーク。

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  1. プロダクトマネジメント/事業開発 仮説検証フレームワーク SPECTRUM | スペクトル 櫛田 瑞穂 Kushida, Mizuho Twitter

    | @miz_kushida note | https://note.mu/miz_kushida Ver1.1 2019.4.19 Updated クリエイティブ・コモンズライセンス CC BY 4.0
  2. 改訂履歴 2 ver. 改定日 主な内容 主な該当箇所 1.0 2019.4.14 新規作成 -

    1.1 2019.4.19 Gap仮説、解消仮説を削除し、仮説に統一。 SPECTRUMの全体像 仮説の作り方
  3. VUCAな環境において事業を創造し 事業目標を着実に達成しつづけるため 何のための仮説検証か? 3

  4. • 顧客のありたい姿(To-Be)からバックキャスティングし た定量的目標 • 基本的には Value Canvas※のFAMをベースにFCF、 VAM、 VCFの定量的目標とタイムラインを決定する ◦

    ただし、経験則的にPMF完了前はFAM以外のメトリクスも仮説である場合が多く、かつ、変 わる場合も多い 事業目標とは? 4 ※出所 "バリュー・キャンバス"によるプロダクトの価値の見える化 https://note.mu/miz_kushida/n/n0ebc33981772
  5. 事業目標※を達成するために どんな施策を実行しているか? 事業目標と仮説検証の関係性 5 ※ 事業で作りたいToBeまたは世界観は存在する前提であり、 事業目標はそれらを創造するためにバックキャスティングした指標 質問①

  6. その施策を実行すれば なぜ事業目標を達成できるのか? 事業目標と仮説検証の関係性 6 質問②

  7. 仮説検証とは 事業目標達成に近づくと考えられる仮説を設定し 仮説(頭の中の世界)から 事実(現実の世界)に変えること 事業目標と仮説検証の関係性 7

  8. 事業目標と仮説検証の関係性 8 言い換えるならば • 事業に関するあらゆる解像度を上げつつ、着実に事業目 標を達成すること • そのために小さく早く失敗を繰り返し事実を積み重ね ること

  9. 事業目標と仮説検証の関係性 9 創りたい世界(To-Be) 事業目標 事業目標 事業目標 バックキャスティング 仮説 仮説 創りたい世界観

    → 事業目標 → 仮説 の順にバックキャスティング
  10. 仮説検証の3ステップ 10 Gap 目標 仮説 仮説 検証 検証 ・ ・

    ・ • 事業の目標との差分(Gap)を把握 • Gapを埋めるための仮説(Hypothesis)を設定 • 仮説を証明するための検証(Experiment)を設定し実行 検証 仮説 ・ ・ ・ 現在 将来 現在値 目標値 Gap 1 2 3 1 2 3
  11. スペクトルの語源 光をプリズムに通したときに見える色の帯のこと ラテン語では「見える」という意味 “SPECTRUM(スペクトル)”による仮説検証の特徴 • バリュー・キャンバスを中心した、価値ドリブンの仮説検証プロセス • 目標達成のフローと、事業の高解像度化のフローを統合 • OODAループを応用(PDCAからの脱却)

    仮説検証プロセス | SPECTRUM(スペクトル) 11
  12. SPECTRUM(スペクトル)の全体像 12 認識 Orient 外部環境 分析 Value Canvas※ Solution 目標

    Target 仮説 Hypothesis 検証 Experiment 観察 Observe 決定/行動 Decide/Act フィード バック 気づき Insight Feedback ループ1 事業目標を達成する ためのループ ループ2 事業解像度を高める ためのループ • Value Canvas、つまり事業価値を中心としたループ • ループ1とループ2を切り離しつつも、行き来する • 目標を達成しつつ、新たな気づきも得続ける ※出所 "バリュー・キャンバス"によるプロダクトの価値の見える化 https://note.mu/miz_kushida/n/n0ebc33981772 メタ認知
  13. 各ステップの説明① 13 ステップ 解説 主なツール等(適宜更新) 外部環境分析 • プロダクトを取り巻く外部環境の分析をPEST分析等により現状と将来 予測を調査し、プロダクトへの影響調査を行う •

    競合を把握し分析することで、自社プロダクトのポジショニングを明確 にする PEST バズレポート/メディアスキャン 戦略キャンバス バリュー・キャンバス • バリュー・キャンバス参照 • リーンキャンバスとの主な違いは、「ありたい姿」を定義すること、キー メトリクスを価値視点と財務視点によりVAM/VCF/FAM/FCFの4つに 分解し、顧客へのベネフィットトラッキングを明確化していること バリュー・キャンバス(VC) エスノグラフィー(行動)・インタビュー インデプス・インタビュー カスタマージャーニーマップ(CJM) 因果ループ図(CLD) ジョブ理論 ソリューション • 基本的には、解消仮説に対する検証方法として用いられる • ソリューションもPRD(プロダクト要求仕様書)に落とす前に、仮説検証 することが望ましい PRD(主に仮説検証が完了後)
  14. 各ステップの説明② 14 ステップ 解説 主なツール等(適宜更新) 目標 • ステークホルダー等と合意している事業計画等とバリュー・キャンバ スの整合性を合わせたうえで作成する •

    Appendix参照 - 仮説 • Gapを解消すると想定される仮説 • 顧客の行動の変化 • Appendix参照 プリモーテム分析 検証 • 仮説を検証するためのプランであり、実行結果として定量的、定性的事 実を集める • 検証というよりも、実験と位置づけて早くトライすることを優先 エスノグラフィー(行動)インタビュー インデプスインタビュー アンケート、CES/NPS 等 気付き • 検証等を通じて、主に顧客やデータから気付いた新たな事実や視点など を蓄積していく • 気付きを定期的に棚卸しすることで新たなパターンを発見する KJスプリント フィードバック • バリュー・キャンバスや各種成果物をアップデートする -
  15. Appendix

  16. • Value CanvasのFAMの各メトリクスに数値と期限を設定 ※CPF,PSFのフェーズではステージのExit Criteriaを別途設定 • FCF、VAM、VCFについても、同様に目標を設定 目標設定 16 1

    2 1 2 2 2
  17. 仮説の作成メソッド(例) 17 代表的な方法の1つとして、プリモーテム分析を使う 目標達成の期日になったと想像します。 かつ、残念ながら目標を達成することができなかったとします。 さて、目標を達成できなかった理由は何だったのですか? (原因1)だったので (原因2)だったので ・・・ 「(原因1を解消する案)により、目標を[尺

    度or程度]達成できる」 ・・・ 仮説例
  18. Thanks