Slide 1

Slide 1 text

現場のエンジニアから見た採用担当との協働 2024-07-30 株式会社Leaner Technologies / Takahiro Tsuchiya @corocn

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 今回はノリで本名顔出しで告知してもらいましたが、、 @corocn(ころちゃん、ころさん)と呼ばれています。 エンジニアです。 スタートアップでプロダクト開発や採用など色々やってます。 岐阜からリモートワークしています。 経歴 - 情報系大学 & 大学院卒 - 自動車部品メーカー - システム開発受託(SIer) - クラウド請求書 Misoca ← 本格的にエンジニア採用をはじめたのはここから - キャスター(採用媒体の開発、採用アシスタント( RPO)のお手伝い) - 現職: Leaner Technologies

Slide 3

Slide 3 text

昔の発表 - エンジニア採用をする上での基礎知識 - https://speakerdeck.com/corocn/recruting-engineer-basic - どう役割分担して開発してるか知ろう!という話をした - 技術に深入りしすぎちゃったので、今日はもっと前手の話をします

Slide 4

Slide 4 text

今日の話 - まず知っておきたいこと - ソフトウェア開発における人の増やし方 - 現場目線でHRに頼りたいこと - 現場主導のエンジニア採用を推進してきて思うこと - 現場の巻き込み方 - 採用活動を細く長く継続していくという視点

Slide 5

Slide 5 text

まず知っておきたいこと

Slide 6

Slide 6 text

スケールの戦略 - 自社がどんなビジネスモデルで - エンジニアはどう売上に寄与しているのか - どんなプロダクトを開発しているのか - どんな方針でプロダクトを拡張しようとしているか - どんな方針で開発組織を大きくしようとしているのか - まずは大枠を知った上で、そこから派生する細かな技術情報は、必要になったらインプットで良い

Slide 7

Slide 7 text

toB SaaSビジネスの例 顧客 セールス プロダクト エンジニア 弊社のような toB向けプロダクトの例 セールスはそれぞれの顧客に対して独立して提案活動ができるので、比 較的スケールしやすい エンジニアは 1個のプロダクトを複数人で触るので、独立して動きにくい = スケールに一工夫必要

Slide 8

Slide 8 text

人が増えても速くならない - 早い段階で人の増加による効果の頭打ちがくる - 実際に開発していてもチーム 8人程度で結構かつかつ感がある - チームの上限はピザ 2枚を囲める程度が目安と言われている

Slide 9

Slide 9 text

どうスケールさせるか - 基本的にはチームやプロダクトを分割してスケールに立ち向かうことになる - ここはCTOやVPoEが考えるトップダウンでの方針が色濃く出るところ - ぜひ自社のマネジメントレイヤーの方と会話してほしい (このへんが自分の言葉で説明できない人は特に)

Slide 10

Slide 10 text

人を増やしたくない気持ちの人もいる - 人増やして速度あがるんですか? いまのままでいいじゃないですか。 - 過度な組織の拡大で痛い目をみた経験がある - 中長期での事業目標を理解できてない - 少数精鋭はカッコイイ - スケールさせないが許されない - 完全自己資本でやる分には全然許されそう - 一定の事業成長を約束して資金調達をしている - 拡大スピードを考慮しながらも、人を増やすことに向き合う覚悟が必要 - ということを改めて伝えることは大事

Slide 11

Slide 11 text

チーム分割で参考になりそうな本 - Team Topologies(通称ちいとぽ) - 組織設計の本なので HRの方にもおすすめ - 弊社も参考にしている - ちいとぽを参考にしている会社をよくみかける - Timeeさんとか

Slide 12

Slide 12 text

HRに頼りたいこと

Slide 13

Slide 13 text

フラットな視点で見る - 完全に現場目線だと視野が狭くなりがち - 客観視する視点がほしい - 当事者だとどうしても俯瞰的に見るのが難しくなる(勿論できる人もいる) - たよりたい

Slide 14

Slide 14 text

例: コストをかける優先度が間違ってる - スカウトメールの文面 - 当事者なので、フルカスタム文面のスカウトは当然体験良く感じてしまう - 自分が送るときにもフルカスタムしないと成果が出ないのか(そうでもないはず) - 実際は顕在化しているかと会社の認知のほうが大きい - 転職興味ないとき => ただの広告 - 転職タイミング => 有名なところからスカウトきたから話きいてみよ

Slide 15

Slide 15 text

例: 他社の露出に踊らされる - 他社がよく使ってる媒体だから採用できるだろう!という誤解 - 媒体主催のイベントで毎回この会社が登壇しているし、スカウトもめっちゃくる! - その媒体でめちゃくちゃ人が採用できているはず! - だから弊社も採用できるはず! - 結局リファラルを軸とする会社が多い - 今日登壇する3社はおそらくそう - 次手で エージェント・自己応募あたり - リファラルから逃げないほうが最終的に幸せになれる

Slide 16

Slide 16 text

採用チャネル 私 元同僚: 一緒に働いたことがある SNS: 働いたことないけど、 SNSや勉強会でゆ るく繋がってた

Slide 17

Slide 17 text

巻き込み方

Slide 18

Slide 18 text

習熟度 - 全員が同じマインド・スキルセットを持っていると思わないこと - マネジメントと同じ - ある程度知識がある人は自由にやってもらったほうが成果は出る - 何もやったことないひとは手厚くサポートしたほうがいい - エンジニアさんたち を巻き込むという考え方ではなく、 協力してくれる各個人という捉え方をしてほしい

Slide 19

Slide 19 text

認知を曲げない - 採用はどこまでいってもサブ業務になる - 採用は最優先といえど 1ヶ月160時間を採用に使っていいわけでない - エンジニアは基本的に「開発」がメインの業務になっている(それはそう)ので、そち らでチャレンジングな目標を抱えている - 言葉遊びで何もかも最優先にしてやることを詰め込みすぎない - 認知が曲がると気づかないうちにチームは疲弊する

Slide 20

Slide 20 text

得意領域で動いてもらう - 各メンバーの得意な関わり方を見つけよう - リファラル、アトラクト、技術選考、ブログ発信、イベント開催 - リーナーでは - リファラルに振り切ってる人(私)もいれば - イベント企画が得意な人もいれば - Pittaでひたすらカジュ面するのが得意な人もいる - ストレス最小で続けられることが大事(継続は成果にもつながる) - 「得意なことで貢献してね」を伝えていく - 苦手を改善するのは諦める

Slide 21

Slide 21 text

まとめ - まず知っておきたいこと - まずはどうスケールさせるかの戦略を抑えてほしい - 現場目線でHRに頼りたいこと - 現場目線だと視野が狭くなるので一歩引いた視点で問いてほしい - 現場の巻き込み方 - 認知を曲げない - 得意をベースに細く長く継続できるように

Slide 22

Slide 22 text

調達力を強化して、 収益性を向上する。 調達DXクラウドシステム

Slide 23

Slide 23 text

「調達」って知ってます ?

Slide 24

Slide 24 text

「調達」とは、 企業の買い物。

Slide 25

Slide 25 text

企業の買い物 1000兆円 を科学する挑戦

Slide 26

Slide 26 text

見積 Sourcing 発注 Purchasing 見積作成 質疑応答 見積 比較検討 契約管理 商品選定 発注 検収 支払 Payment 分析 Analytics ⾒積 購買 ⾒積 / Sourcingプロセスを デジタル化できるクラウドプラットフォーム 発注 / Purchasingプロセスを デジタル化できるクラウドプラットフォーム

Slide 27

Slide 27 text

採用情報 - 現在社員数約60人 - 2人目のHRを探しています - 興味があればDM等で声かけてください - 採用メインだけど、採用以外の部分もたくさんある