Slide 1

Slide 1 text

Interdisciplinary dialogue 異領域対話のススメ なつ / @Dia_Nexus シリーズ:UXリサーチャー/デザイナーはもっとAIを触って欲しい

Slide 2

Slide 2 text

なつ / 永松 健志 Takeshi Nagamatsu 所属:ニジボックス 専門: 興味:UXストラテジー/AIネイティブサービスデザイン/SDL/人類 学/現象学/アート/表象文化論 UXリサーチャー/ディレクター ポストデザイン思考/UXリサーチ&デザイン

Slide 3

Slide 3 text

普段は、UXやAIやアートに関してTwitterやnoteで発信している。 技術というよりは思想よりだけど、最近はUX×AIの話しもする。 @Dia_Nexus いく@アートがわからない

Slide 4

Slide 4 text

今日伝えたいことが2つあります ※「JJを飲め」ではない

Slide 5

Slide 5 text

腰は大事にしよう

Slide 6

Slide 6 text

先々週、腰をぎっくりしました せっかくいくつかイベント行く予定だったり、 ご飯誘われてたのに断る羽目になったりしました。 っていうか、3日ぐらいほぼ布団で仕事してました

Slide 7

Slide 7 text

No content

Slide 8

Slide 8 text

No content

Slide 9

Slide 9 text

この時代マジで健康が資本っすよ。腰には気をつけましょう。

Slide 10

Slide 10 text

本題

Slide 11

Slide 11 text

異領域対話 / Interdisciplinary dialogue

Slide 12

Slide 12 text

先日、元木さん(@ai_syacho)の生成AI塾でUXに関する講義をやった。 サイドイベントで「BTC人材大乱闘」という異領域の交流をやったらめちゃくちゃ面白かった。 https://x.com/Dia_Nexus/status/1801937186889331190

Slide 13

Slide 13 text

異領域対話 / Interdisciplinary dialogue これからの時代には、B(Business)、T(Technology)、C(Creative)の3種類の領域を兼ね揃えたチーム・人材 が優位性を持つといわれている。 B Business どのような戦略で サービスを売るか どのようなサービスが ユーザーに求められているか どのように サービスを実装するか Creative Technology T C

Slide 14

Slide 14 text

異領域対話 / Interdisciplinary dialogue 伝統的にBとTとCは殺しいがみ合ってきました B デザイナーはもっと ビジネスと収益を考えろ! それ実装できないと 売れないだろ! いい顔したくて 実装できないものを握るな! 実装を考えてデザインしろ! ユーザーのことも考えろ! UXのこと考えて実装頑張れよ! T C Business Creative Technology

Slide 15

Slide 15 text

三者三様、利害が違います。 ようはこれまでの時代 地獄が繰り広げられていた

Slide 16

Slide 16 text

BTC大乱闘の余波でこんなnoteを書いた https://note.com/art_reflection/n/n69f9dad7ea20

Slide 17

Slide 17 text

最近UX-非UX界隈の間で生まれつつある溝 AIを使って、 UIデザインできる じゃん! AIでUIデザイン はまだまだ無理! 非UX界隈 非UX界隈と、UX界隈で、 UXデザインはAI化できる/できないの 溝が生まれつつある。 UX界隈 https://note.com/art_reflection/n/n69f9dad7ea20

Slide 18

Slide 18 text

ざっくりいうと、デザインの前の設計プロセスが現行のAIではおろそかにされているから デザイナーは怒る https://note.com/art_reflection/n/n69f9dad7ea20 ●デザインされたUI ・アプリやWebの画面となる 動線・機能検討プロセス ●画面遷移図・画面一覧 ・サービス内での、ユーザーのフローを検 討する ・Aのタスクの後にBのタスクが来た方が 使いやすいといった観点 ・この機能は1画面に収めた方が使いやす い/情報量が多すぎるといった観点 ●画面内構成検討 ・1画面でのユーザーのタスクを整理し、 大まかな配置や要素を整理する ・画面の中でやりたいことができるかや、 スクロールをしない設計などにつながるた め重要な要素 ●WF作成 ・画面内の機能の配置、挙動などを、UIコ ンポーネントに絡めながら検討する ・見た目にこだわらないことで議論を機能 に収束させることができる ●ブランド探索・策定 ・企業のブランドイメージを探索し、どの ような印象をユーザーに持ってもらいたい かなどを決定する。 ・合わせてロゴマークなどを作ることもあ る ●デザインガイドライン ・目指したいブランドイメージに辿り着け るように、デザインに落とし込むときの方 針や諸要素を決定する ・洗練されて見られたいからモダンなデザ インにする / 暖かさを出したいので暖色を 使う、などなど ●デザインシステム ・それらをUIコンポーネントに落とし込む ・デザインガイドラインに準拠したボタン はこんな感じ…というように デザイナーが普段やってるUI設計プロセス AIのアウトプット

Slide 19

Slide 19 text

まったく、、、エンジニアはデザインのことわかってないな、、、

Slide 20

Slide 20 text

違うよね? そうじゃ、ないよね?

Slide 21

Slide 21 text

B Business 技術的制約の中で 最高のUXを模索する 経済的合理性の中で 最高のUXを模索する 経済的合理性と 技術的制約のつりあいを探す Creative Technology T C 私達は立場が違うだけで、目的は「プロダクト/サービスを作ること」 余談:これからのAI時代にBTCでどうコラボレーションしていくか

Slide 22

Slide 22 text

方向性は少しデザイナーが求めているものではなかったかもしれないけれど、 楽にできたらいいなっていう思いから生まれたもの AIを使って、 UIデザインできる じゃん! 非UX界隈

Slide 23

Slide 23 text

AIを使って、 UIデザインできない かな? こういうのは どうかな? こういう思想も取り 入れてほしい! それは 便利になりそう! 非UX界隈 UX界隈 言いものを作るためには、なんで言いものができるかっていうことを踏まえて、 私達、どんどん話し合わないといけないんじゃない?

Slide 24

Slide 24 text

Web業界はね、もうこのままだと消えていくんですよ。少なくとも今の形は残らない https://baigie.me/officialblog/2024/06/26/web_production_crisis/

Slide 25

Slide 25 text

一人でやれることだってガンガン増えていく

Slide 26

Slide 26 text

Figma AIだってデザイナーを楽にするけど、最終的にデザインは民主化されていくんじゃない? AIでデザインをレベルアップ - Figma AI

Slide 27

Slide 27 text

それは心苦しいことだけれど、 だからといって時代が待ってくれるわけじゃない

Slide 28

Slide 28 text

異領域対話 / Interdisciplinary dialogue 今は3人でやっていることを、1人でできるようになるのが未来なんじゃないかなぁ B Business Creative Technology

Slide 29

Slide 29 text

それって人類レベルで見ると、きっと良いことなんだよね

Slide 30

Slide 30 text

仕事がなくなるのは嫌だけれど、良いものが作れないことはもっと嫌かも デザイナーの人はエンジニアと話すために/未来を考えるためにAIに触れましょう エンジニアの人もデザイナーの話しを少しは聞いてやってください もちろんビジネスの人だってよろしくお願いします

Slide 31

Slide 31 text

時代は待ってくれないので、時代の波に乗るしかないね。 そこに到達するためにも、 まずはきちんと異領域同士で対話を重ねていきましょう

Slide 32

Slide 32 text

おしまい Twitter @Dia_Nexus note いく@アートがわからない