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自動ドアから水族館まで 設備監視IoTの導入と効果 AQUARIUM x ART átoa 施設課 主任 中島 亮 様 株式会社神戸デジタル・ラボ デジタルビジネス本部 エンゲージメントリード Evangelist IoT / Architect 中西 波瑠 様 帝国通信工業株式会社 営業部 営業一課 木村 公胤 様 株式会社ソラコム パートナーサクセスマネージャー 細川 大輔

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本日のハッシュタグ #SORACOM @SORACOM_PR fb.com/soracom.jp youtube.com/@SORACOM_Japan instagram.com/soracom.official 使用例 他には… • #SORACOM IoTやDXの話を聞きにきた • キーノートは2日目! #SORACOM #SORACOM の検索で、最新情報が!

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本セッションでは、 設備監視、予知保全、漏水検知に おけるIoTの導入、 効果についてご紹介します。

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中島 亮 様 AQUARIUM x ART átoa アトア事業部 施設課主任

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中島 亮 AQUARIUM x ART átoa 施設課 主任 átoaとは・・・ 2021年10月 開館 神戸ポートミュージアムの2階から4階 生物  約100種3000点 総水量 250t アートといきものたちが共存する不思議な世界がテーマの水族館 ブルーカーボンなどの環境問題にも積極的に取り組んでいます。

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中西 波瑠 様 株式会社神戸デジタル・ラボ デジタルビジネス本部エンゲージメントリード Evangelist / IoT Architect.

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Haru Nakanishi 株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)  デジタルビジネス本部エンゲージメントリード  Evangelist / IoT Architect. 2016年よりIoT、AIを中心としたプロジェクト参画に加え、 アフリカビジネス開拓担当を手がけている。 お客様とのビジネス創造を中心に多くの実務に携わりながら、セミ ナー講演などの啓蒙活動にも精力的に取り組んでいる。 現場にこだわり、なんとか課題を解決するIoT職人 ◎本業は百姓(「百の名(肩書き・業)を持つ」)  有機栽培の山田錦(酒米)を生産 ◎趣味は金魚と錦鯉の飼育

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株式会社 神戸デジタル・ラボ 【代表者】代表取締役 永吉一郎 【設立】1995年10月 【資本金】5,000万円 【売上高】17.4億円(2022年9月期) 【従業員数】157名(2022年10月現在)

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KDLCam(カメラ× AI × DX支援サービス) https://kdlcam.kdl.co.jp/

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木村 公胤 様 帝国通信工業株式会社 営業部 営業一課

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来年 80周年

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帝国通信工業の紹介

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IoTで、水族館の水槽の満水・漏水検 知時に従業員にLINEで通知し、漏水 事故を防止。送水業務の負担を軽 減。 利用したSORACOMサービス:SORACOM Air, Lagoon 利用したデバイス:SORACOM LTE-M Button Plus 協力パートナー:株式会社神戸デジタル・ラボ、 帝国通信工業株式会社 導入事例 サービス 株式会社アクアメント 「劇場型アクアリウムátoa」

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アトアの水槽使用水量 約250t 漏水はこんな時に起きる!! ● バルブのゆるみ ● 補給水の止め忘れ ● ホースのはずれ ● 水槽や配管の割れ などなど 水槽建設時の既存のシステムもついているが・・・ ● 予想のしていない場所で水漏れが起きる! ● 追加の組み込みが大変! ● 早急な警報や通知方法 課題背景 水族館においてお客様と生き物の安全のためにも、 漏水は防がねばならない事故である!!

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お客様とともにビジネス成長を 支援するコトが得意

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水族館というフィールドを活用した 様々な取組を実施 水族館マネジメントのプロフェッショナルである、アクアメント様の元で様々な DX施策を行い、未来の水族館のカタチづくりに取り組んでいた。 https://www.kdl.co.jp/blog/2018/06/ sumasui-iot.html https://www.kdl.co.jp/blog/2019/05/ sumasui-vui.html https://www.kdl.co.jp/blog/2019/06/ ble-walkingsumasui.html https://www.kdl.co.jp/works/ipad/su masui_line.html

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SORACOM SPS同士の出会いにより 一気に加速 タッチスイッチ開発の応用 河川の水位センサー 原理は手の水分

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AQUARIUM x ART átoa 導入事例 既存のセンサー技術とSORACOM LTE-M Button Plus、SORACOM Lagoon を組み合わせ、わずか2ヶ月でサービス提供を実現! サービス

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SORACOM LTE-M Button Plus を採用したワケ 実装・運用コストが圧倒的に低い! ● 接点をつなげるだけでお手軽に通信可能 ● LTE-Mだからどこでも繋がる ● 一次電池で動作するため現場スタッフでメンテナンス可能かつ、 省電力なので長期稼働するため手間がかからない ● 使い方は簡単(電源スイッチも無いので誰にでも使える) ● 手頃な価格 ● SORACOM Lagoonにそのまま繋がる

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センサー 本体 SORACOM 完成したデバイス

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設置の様子と効果 漏水が多い水槽 見る機会の少ない床下 清掃後の水槽に水を溜まったことをお知らせし てくれる。 良かった点 ● LINEでの通知 ● 設置が手軽 ● 生物に悪影響がない  →炭素素材のセンサーのため LINEの通知画面

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展開事例 帝国通信工業は日本動物園水族館協会に加盟しました。今後全国の水族館へ提案します。  漏水センサーソリューション No-Blueシリーズが広がっています。

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今後の展望(水族館) 漏水センサー ● さらなる手軽さを目指す。  →カメラ連動や設置方法の改良 ● 中長期の運用での改善点を抽出 ● メンテナンス性や価格などを検討  →他の水族館や工場などでも設置 átoaとして 生き物、環境保護、来館者、教育活動に還元できるような技術との 研究・開発や取り組んでいきたい。 漏水事故ゼロを目指す!

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・IoTは現場が気になる!  ・ (夜間、不在時など)現場の様子を少しでも早く知りたい →ソラコムにはソラカメがあるので連携を進めてより現場に寄り添えるものへアップデート 今後の展望(システム)

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株式会社アクアメント 「劇場型アクアリウムátoa」 ソラカメで、水族館の24時間の生体 観察と記録、遠隔監視を低コスト・短 時間で実現し、業務負担を大幅に軽 減。 ソラカメ導入事例 サービス 利用したSORACOMサービス:Soracom Cloud Camera Services、ソラカメ専用セルラーパック 利用したデバイス:ATOM Cam2 協力パートナー:株式会社神戸デジタル・ラボ

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今後の展望(ハードウエア) 本日展示中

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フルテック株式会社 執行役員 カスタマーサポートセンター センター 長 兼 技術サービス部門 DX推進担当 中橋 秀郎 様 オプテックス株式会社 エントランス事業本部 国内営業部 S&M 1課・課長 竹田 和義 様 株式会社ソラコム パートナーサクセスマネージャー 細川 大輔 自動ドアから水族館まで 設備監視IoTの導入と効果

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課題 ● 自動ドアの保守点検は通常年3~4回、保守契約台数は毎年増加 するが、人材の確保は厳しくなっていく社会情勢への対応が急務。 ● 突発的に発生する自動ドア不具合の対応により工程変更を余儀なくされ、 業務効率の低下を招く。 ■現場が直面している課題 ● 自動ドアという「モノ」を売る会社【東日本寺岡オートドア】 「サービス」を売る会社【寺岡ファシリティーズ】 上場会社【フルテック】 へと事業拡大し、より良いサービスを模索していた。 ● 自動ドアという画一的な商品で他社との差別化を図る必要がある。 ■企業としての課題

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フルテック フルテック ゲートウェイ設定アプリ 自動ドアデータプラットフォーム ■共同開発の課題 ● 自動ドア本体やセンサーなどの稼働状態、開閉回数などを取得したい。 ● リアルタイムに自動ドアの異常や故障を把握したい。 ● LTE回線の利用開始または、停止をフレキシブルに変更したい。 自動ドア遠隔モニタリングシステム ■システム構成

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フルテック株式会社 製造 導入事例 デバイスで暗号化せず、SORACOM Funnelでセキュアにクラウド連 携。製造時のeSIM実装記録から回線IDと製品シリアル番号を管理し APIを利用した回線制御による円滑な運用を実現。 ゲートウェイ AWS Cloud AWS IoT Core eSIM 施工会社 (サービス提供先) サーバ API SIM情報 SORACOM Funnel 回線の状態変更 (使用中・利用中断中) HTTP 自動ドアデータ センサデータ AWS Lambda Amazon DynamoDB AWS Lambda Amazon API Gateway ユーザー 施工ユーザー スマホ 利用開始・停止 認証・暗号化

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効果 ● 自動ドアデータの受信による状態把握で、年1回の保守点検と 契約料金の引き下げを実現。 ● 点検回数の減少による労務費削減や予知保全による故障の 未然防止および訪問対応の効率化。 ■保守点検業務の効率化と低価格を実現 ● メンテナンス費用のコストダウンと管理者不在の建物でも 遠隔で見守られている安心感があると好評を得ている。 ● 開閉回数やモニタリング結果などの運用情報を記載した遠隔 モニタリングレポートが毎月配信され利用状況を把握できる。 ■ユーザーからの高評価 ● 業界初の遠隔監視保守サービス提供による他社との差別化。 ■ブランド力の向上

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今後の展開 ■Fi-R(リモート)のバージョンアップ ● Fi-Rをメインの保守契約プランとして推進していき、システムおよびサービス内容を継続的にアップデートして いく。 ● 建物管理者が自動ドアの状況をよりリアルタイムに確認できる仕組みを構築。 ● 今年4月にサービスを開始。Web APIにより、お客様のシステムとのデータ連携を比較的容易に実現可能とした。 ■Fi-R(リモート) API連携サービス

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Fi-R API連携サービス ■システムの概要 ● 運用情報が取得可能なサービス(WebAPI)をご提供いたします。 ● お客様のシステムから情報要求いただくことで、自動ドアの運用情報をご提供いたします。 ● 保守契約を締結されたお客様単位でデータをご提供させていただくことを想定しています。 ■システム概要図 今後の展開(フルテック ホームページより)

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Fi-R API連携サービス ■ご対象のお客様 Fi-Rをご契約且つ建物設備の集中管理をご検討されているお客様 ■「Fi-R」API連携でできること API連携をすることによって、自動ドアの運用情報(開閉回数、使用時間、消費電力量(推 測値)等)を定期的に取得し、使用状況を確認することができます。 今後もさらなる機能拡充の開発に着手し、お客様の満足度向上を目指してまいります。 今後の展開(フルテック ホームページより)

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