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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 | Convert desktop apps to web-based delivery or SaaS without refactoring (デスクトップアプリをリファクタリングせずにウェブベース配信またはSaaSへ変換) AWS re:Invent 2023 セッションレポート SAS304 | SaaS deep dive: Inside a scalable, efficient multi-tenant architecture (スケーラブルで効率的なマルチテナントアーキテクチャ)

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© 2023 SaaS Engineering Meetup SAS304 | SaaS deep dive: Inside a scalable, efficient multi-tenant architecture

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 前提知識 サーバ DB サーバ DB サーバ DB テナントA用 テナントB用 テナントC用 サイロ サイロモデルでも、コードベースは 1つ (会社ごとのカスタマイズは行わない)

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 前提知識 サーバ DB テナントA,B,C共有 プール 共用インフラでも適切な論理テナント分離を考える

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 前提知識 DB サーバ DB DB テナントA用 テナントB用 テナントC用 ハイブリッド 分離した部分を意識しないでよいプログラミングを心がける

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 前提知識 Tier の考え方は航空機の収益構造に似ている https://gigazine.net/news/20170316-airline-class-economics/

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 前提知識 SaaSにおけるTierごとの収益構造の実際 ■ Costs:費用 ■ Revenue:収益 ■ Catlog size:顧客数 プランなど Tier を 考えることは ビジネスを考えること に直結する。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 SaaSで熟慮しなければならないジレンマ 可用性 コスト効率 予測性 デプロイモデル ティアごとの体験 マルチテナントSaaSはシステムがダウンすると、 ビジネス全体とすべての顧客がダウンする可能性がある。 マルチテナントSaaSは利益率が高いことが魅力です。 そのためコストを最適化し続けることが求められる。 新しいテナントが現れ、テナントが離れる可能性が常にあり、それら のテナントのワークロードが日々変動するもの。 プール環境かサイロ環境かハイブリッドか検討が必要。 ティアによって異なるスロットリングを提供したり、体験は様々。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 どれも常に綱引きのようなもので正解があるものではない。 コスト効率のためにプールにしたい 全部シェアしたい 色々なパターンに対応したい 特別な体験をサポートしたい しかしスケールを考える上で、共通で考えなくてはならないポイントは存在する。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 オンボーディング 運用 デプロイメント インフラストラクチャ 共通で考慮すべきこと

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 オンボーディング スパイクへの準備 オンボーディングは自動化しておかなくてはな らないもの。 ビジネスがスケールするタイミングで機会損失 をすることがあってはなりません。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 運用 デプロイメント ● データ ● メトリクス 上記からのインサイトが重要。 テナントごとの利用状況やテナントティアご との利用状況含めて分析し、サービス運 用することが重要。 ● 顧客フィードバックからの迅速な機能 開発ができる状態か? ● フィーチャーフラグなどを活用して柔 軟なアプリ提供が可能か? アプリ開発のスケールというのも検討しな くてはならない。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM SAS304 ワークロードを分析し各事項を検討の上、アーキテクティングし続ける必要がある。 コンピュート データベース ワークロード① ワークロード② ワークロード③ ● Tiering ● ノイジーネイバー ● コスト効率 ● 運用効率 ● 分離パターン ストレージ

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© 2023 SaaS Engineering Meetup EUC206 | Convert desktop apps to web-based delivery or SaaS without refactoring

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 世の中のアプリは大 半がまだデスクトップ アプリ

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 顧客の80%はSaaS を望んでいて、市場 は伸び続けている。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 2024年までに、レガシー・アプリケーションの大半が何らかの 近代化投資を受け、アプリケーションの50%がクラウドサービ スを利用して機能を拡張したり、非効率なコードを置き換えた りする。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 SaaSビジネスを始めたい理由は以下の通り 対象市場 安定収益 顧客の声 提供価格を柔軟にすることで様々な顧客セグメントに対 してサービスを提供していきたい。 サブスクリプションによって、一定の予測性をもった経営 をしていきたい。 顧客からSaaS版はないのか?というお問い合わせをも らうことがあるので需要が確認できている。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM EUC206 海外において、 パッケージソフトはパッケー ジなので、カスタマイズはあ まりしていない様子でした。 日本の場合はソフト+SIが多 いのでそのまま適用はでき ない気がしています。

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© 2023 SaaS Engineering Meetup #SaaSEM 総括 海外の方が圧倒的にSaaSについて知見がある。 日本においてはまだまだSaaSのテクノロジー面は研究されていな い。 その理由の一つとして、SaaSがグローバルに展開されていないこと があるかも? 逆にいうと伸びしろがあるということで、 改めて今日のこの場を含めてやっていく意義を見出せました。