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Haptic Feedbackでクセになる ユーザー体験を提供しよう! イッセー

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Haptic Feedbackとは どんな技術 ● ユーザーのタッチやジェスチャーに応じて、 デバイスが物理的な振動をする技術 ● デバイスがブルッと振動する 使用する事で ● ユーザー体験が向上する ○ 視覚や聴覚だけでなく、触覚でも体験できる ● 個性が出せる ○ Haptic Feedbackを活用しているアプリは まだ少ないため、差別化できる ● アクセシビリティが向上する ○ 視覚に頼らず、成功や失敗のフィードバックを 提供できる 2

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「クセになる」とは 背景として、昨今リリースされたアプリでは多くのアクション にHaptic Feedbackが使われており、新鮮味があって心地 良いと感じる。 ↓ つまり、 Haptic Feedbackを取り入れることにより アプリの使用感が向上するため、クセになると感じる。 今回は、Appleのベストプラクティスを踏まえながら、 「クセになる」使い方を紹介します。 ChatGPT 3 Arc Search

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Appleが説くベストプラクティス ● フィードバックはドキュメント化されている用途に従って使用する。 ● 視覚、聴覚に合わせたフィードバックを提供する。 ● 個々のイベントに対して短いフィードバックを使用する。 Apple Human Interface Guidelinesより抜粋 Playing haptics | Apple Developer Documentation 4

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ユーザーによるアクション ● ボタン押下時 ● フォームの送信時 ● 設定の変更時 ボタン押下時には即座に軽い振動で確認を伝えら れる。 フォーム送信、設定変更時に振動することで、 ユーザーに操作が成功・失敗したことを伝えられ る。 ユースケース 5

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通知とアラート ● メッセージの受信時 ● システム警告などの通知時 短い振動を使用して、ユーザーに注意を引きつけ る。 ユースケース 6

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インタラクティブ要素 ● スクロールホイールやスライダーを操作時 ● メニューの選択やオプション切り替え時 抵抗感やクリック感をフィードバックで再現し、 UIの操作感を強化できる。 ユースケース 7

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使ってみよう 〜UIFeedbackGenerator〜 ユーザーにフィードバックを提供するための機能を 提供するクラス。 ● UIImpactFeedbackGenerator ○ 視覚的な体験を補完する ● UISelectionFeedbackGenerator ○ UI 要素の値が変更される時に行う ● UINotificationFeedbackGenerator ○ 成功・失敗・警告といった結果を伝える ● UICanvasFeedbackGenerator ○ Apple Pencil Proを使用する際に役立つ 8 以下のように数行で実装できます

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使ってみよう 〜Core Haptics〜 Core Hapticsはカスタマイズしたフィードバックを 追加できるフレームワーク。 使用ケース ● UIFeedbackGenerator意外のフィードバック を使用したい時 ● アニメーションに合わせてフィードバックを加 えたい時 ● フィードバックを合成させたい時 9

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まとめ ● Haptic Feedbackを適切に使う事でユーザー体験が向上し、結果的にクセになるア プリを開発できる。 ● まずは、数行で実装できるUIFeedbackGeneratorを試してみよう。 ● 既存のフィードバックで物足りない場合は、Core Hapticを使用して自分好みの Haptic Feedbackを実装しよう。 10