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Looker はじめの一歩 データアナリティクス事業本部 2020/5/15 玉井励 1

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2 自己紹介 玉井 励(タマイ レイ) • データアナリティクス事業本部 • 奈良県葛城市在住 • Lookerの認定資格もってます • Tableauの認定資格もってました (失効)

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3 本日お話すること(アジェンダ)

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4 本日お話すること • Lookerの概要 • Lookerのデモ(ダッシュボードとか) • Lookerの特徴(LookML) • AWSと一緒に使う • Snowflakeと一緒に使う • Tableauとのすみわけ

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5 本日お話しないこと

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6 本日お話しないこと • Lookerの料金体系 • Lookerの具体的な操作方法 • LookMLの書き方など • AWS, Snowflake, Tableauの具体的な紹介

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7 Lookerって何?

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8 Lookerとは データプラットフォーム …今はとりあえずBIツールと 思っていただいて大丈夫です (原則)クラウド上で稼働 AWS、Azure、GCP (原則) SaaS ハードウェア無し(管理不要)

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9 顧客が指定した場所に別途インストールするプランもあり https://docs.looker.com/ja/setup-and-management/on-prem-install

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10 Lookerのアーキテクチャ

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11 とりあえず画面を見てもらいます(デモ)

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12 デモでやること 1. Lookerで作ったダッシュボードの紹介 2. Explore(実際にグラフを作る画面)の紹介

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13 デモは見たけど… 他のBIツールと何が違うんや…

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14 Explore画面に表示されているデータ 分析に使用するデータ項 目はどうやって用意する のか?

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15 Lookerはデータをコードで定義する LookMLについて

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16 LookMLとは Looker専用のデータモデ リング言語(YAMLベー ス) 分析に必要なデータを コードで定義 Gitと統合したバージョン 管理

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17 LookMLの例(ディメンション)

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18 LookMLの例(メジャー)

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19 Explore自体もLookMLで定義する

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Looker 20 Lookerを使う流れ(の一例) 各種データソース • DBエンジニア • データ管理者 • …などなど 可視化 (ダッシュボード作成) LookMLでデータを定義 (データモデリング) • データアナリスト • マーケティング担当者 • 経営者 • …などなど

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Looker 21 Lookerを使う流れ(の一例) 各種データソース • DBエンジニア • データ管理者 • …などなど 可視化 (ダッシュボード作成) • データモデルを一元管理 • 同じようなデータの重複を防ぐ • 定義したデータモデルを再利用してモデルを拡張する • 分析したいデータをすぐに見つけられる • 人によってデータ(の内容)がブレない

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22 Looker Marketplace あらかじめ構築済の LookMLを自分のLooker に取り込むことができる 新しいビジュアライゼー ション形式や、既製の ダッシュボード等が存在

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23 外部アプリケーションとの連携(Action Hub) Lookerで分析したデータ やダッシュボード等を、 外部アプリケーションへ 連携することができる

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24 Action Hubの例 ダッシュボードをSlackの チャネルに直接配信 Lookerで作成した分析結果を直接 DataRobotに送信し、予測モデルを作成 Lookerで作成した顧客リストを 直接Marketoにアップロード 電話番号データに対して、Lookerから 直接テキストメッセージを送信

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25 その他の特徴(一部) ダッシュボードを別のWebサイトへ埋め込み そのWebサイトに認証機能がある場合、その認証をもって、 埋め込んだLookerダッシュボードへのアクセスも許可する ことができる。Lookerに対する事前ユーザー登録は不要。 Lookerが非常に力を入れている領域の一つ(Powered by Looker)。 APIが豊富 作成したLook(のデータ)をAPI経由で取得などが可能。

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26 AWSと一緒に使う

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27 データソースとして対応しているAWSサービス • Amazon Redshift • Amazon Redshift Spectrum • Amazon Athena • Amazon Aurora MySQL • (Amazon RDS)

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28 Amazon Redshift Spectrumと一緒に使う S3に配置されているデー タをSpectrumで直接分 析 Amazon S3 Amazon Redshift

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29 Redshift自体の情報をLookerで可視化 https://dev.classmethod.jp/articles/looker-marketplace-model-amazon-redshift-administration/

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30 他のAWS連携 ダッシュボードのPDF・画像・データ(csv)をS3バケットに送信する。 リソースIDを指定して、EC2をLookerから直接停止させる。 Action Hubの1つ(AWS EC2 Stop Instance)。 https://discourse.looker.com/t/looker-actions-aws-ec2-stop-instance/6813 より Lookerで作成した分析結果を直接トレーニングに使用し、予測モデルを 作成。また、別のLookerデータをモデルに送信して推論を実行すること も可能。Action Hubの1つ。

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31 Amazon SageMakerとの連携の詳細について Lookerのイベントでハン ズオンを体験しました 下記のブログをご覧くだ さい https://dev.classmethod.jp/articles/looker-join-2019-at-san- francisco-report-looker-sagemaker/

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32 Snowflakeと一緒に使う

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33 Snowflakeとは データウェアハウス ANSI準拠のSQLが使用可能 クラウド上で稼働 AWS、Azure、GCP オンプレミスは非対応 SaaS ハードウェア無し(管理不要) クラウド上に 構築 SQL使用可能 SaaSとして 提供

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34 LookerはSnowflakeに対応

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35 Snowflake×Lookerのいいところ • Looker専用の仮想ウェアハウスを用意 • 半構造化データをそのまま利用 • データシェアリングされたデータを利用

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36 Looker用の仮想ウェアハウスを用意できる XL 営業 機械学習 Structured & semi-structured ETL/ELT S M M M M M M M M

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37 Looker用の仮想ウェアハウスを用意できる XL 営業 機械学習 Structured & semi-structured ETL/ELT S M M M M M M M M • Lookerのパフォーマンスに問題がある 場合、Snowflake側で簡単に仮想ウェ アハウスのスペックを上げることが できる • 他のワークロードに影響無し

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38 Snowflakeは半構造化データをネイティブサポート 半構造化データをそのまま テーブルに入れることが可 能 (VARIANT型というカラムにロー ド可能) 入れた半構造化データに対 して直接SQLを実行可能 半構造化データ専用の関数もあり

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39 Snowflakeの半構造化データ×Looker Snowflakeの半構造化 データ用クエリをLooker で利用できる 「Snowflakeに半構造化 データをそのまま入れて、 変換はLookerで」という ことが可能 https://dev.classmethod.jp/articles/looker-desire/

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40 Snowflakeのデータシェアリング アカウントをまたいで データを共有できる データをコピー・マージ する必要は無し 共有元データが更新され ると、共有先にも反映さ れる

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41 Snowflakeのデータシェアリング×Looker シェアされているデータ をLookerで可視化 第三者が公開している データを準備時間ゼロで 分析に利用 https://dev.classmethod.jp/business/business-analytics/snowflake- data-sharing-covid-19/ https://dev.classmethod.jp/business/business-analytics/looker- covid19/

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42 Snowflake in Looker Marketplace

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43 Tableauとのすみわけ (ここからは私の主観が強いです)

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44 結論 TableauとLookerは競合しない 自分(の組織)に合った方を選ぶ

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45 Tableauの特徴 SQLを知らなくても簡単にデータの可視化ができる 高い操作性 ドキュメント読まなくても、ある程度使える 対応データソースが豊富 Excelやcsvに対応 表現の自由度が高い Tableau Publicを見れば一目瞭然 作成したビジュアライゼーションを管理する製品も Tableau Server, Tableau Online 利用規模がスケールしてくると管理が難しい 跳梁跋扈する「オレオレダッシュボード」

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46 Tableauのビジュアライゼーションは極めて強力 https://public.tableau.com/views/BrianDennehy/Dashboard1?:display_count=y&mobile=&:origin=viz_share_link

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47 Tableauの管理をミスすると… 「ワークブック毎に数値が微妙に異なる…」 「この『利益』って数値、どうやって計算したんだよ」 「どれが本当に正しいダッシュボードなんだ…」

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48 つまるところTableauは… データビジュアライゼーションが一番の強み

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49 Lookerのメリット(主要部分) LookMLによるデータガバナンス • コードでデータを定義することで、データのブレを防ぐ • 複数のメンバーが一元化されたデータを扱えるように • 「オレオレダッシュボード」を抑制し、正しい数値で正 しい分析が可能に 各種データソース(RDBやDWH等)に対応 • 主要なサービスについては一通り対応している

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50 Lookerのメリットをあえて悪く言い換える LookMLを覚えないといけない • SQLも(ある程度)分かってないといけない • データ側の仕様も把握しないといけない • 分析したい要件も決めておかないといけない • 分析に必要な項目をLookMLで定義しないといけないから DB等を用意しないといけない • ローカルファイル(Excelやcsv等)には対応していない

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51 しかしこれらの要件は… 本来は、データ分析において必要なこと LookMLを覚えないといけない • SQLも(ある程度)分かってないといけない • データ側の仕様も把握しないといけない • 分析したい要件も決めておかないといけない • 分析に必要な項目をLookMLで定義しないといけないから DB等を用意しないといけない • ローカルファイル(Excelやcsv等)には対応していない

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52 Lookerを導入する場合 半ば強制的に 「正しいデータ分析環境」を強いられる

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53 つまるところLookerは… (ある意味) 「データ分析・矯正ギプス」といえる

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54 まとめると? Tableauが向いている • お手軽・迅速にデータ分析を始めたい • データがExcelやcsvでしか存在しない • データ分析をする人は自分(又はごく少数)しかいない Lookerが向いている • 組織(会社や部署等)としてデータ分析を実施する計 画・予定が既にある • BI以外(データベースやETL等)も整備する予定がある (又は既に整備されている)

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55 まとめ

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56 本日お話したこと • LookerはBIツールとしての機能はもちろんのこと、 データプラットフォームとしての側面もある • LookMLというコードでデータを定義する • AWSやSnowflakeと連携することで、より強力な データ分析が可能に • Tableauとは強みがそもそも違うので(真の意味 で)競合しない • 要件に応じて選択する

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