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2024/11/13 データ事業本部 鈴木那由太 まるクラ勉強会 O N L IN E #3 A m a z on R ekog nitionのカスタムモデルで 独自のモデレーションモデルをトレーニングする

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目次 2 ● コンテンツモデレーションについて ● A m az on R e kog nitionについて ● R e kog nitionのカスタムモデレーションの紹介

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自己紹介 3 名前:鈴木 那由太(スズキ ナユタ) 所属:クラスメソッド株式会社 データ事業本部 インテグレーション部 機械学習チーム 現在の業務: 機械学習用途のデータ分析基盤構築 機械学習システム構築 X:@nayuyu_ns Osaka

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コンテンツモデレーションについて

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コンテンツモデレーションについて 5 • ユーザーがコンテンツを作成できるウェブサイトで、無関係・わいせつ・違法・有害・侮辱的な投稿を検出する プロセス • 問題のあるコンテンツに対して削除または警告ラベルを適用し、ユーザーが自分でコンテンツをブロックおよび フィルタリングできるようにすることが目的 • 例:動画配信サービスで再生開始時に警告ラベルが出る

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AWSでコンテンツモデレーションをするには 6 必ずしもAmazon Rekognitionのコンテンツモデレーションを使う必要はない • 規制したいシチュエーションの画像・動画 • Rekognitionのコンテンツモデレーションで対応可能 • キャラクターやロゴなど著作権侵害の検出 • 特定の対象であればRekognitionのカスタムラベルで対応可能 • マルチモーダルなLLM • 不適切なテキスト • Amazon Comprehend toxicity detectionによる分析(英語のみ) • Amazon Translate Masking profane機能による、翻訳対象中の不適切な単語のマスク • LLMによる判定 Amazon Web Services ブログ『Amazon Rekognition のカスタムモデレーションを利用して独自のモデルで不適切なコンテンツを検出』を参考 • https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-rekognition-のカスタムモデレーションを利用して独自の/

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LLMによる画像のモデレーションの検証 7 最近ではマルチモーダルなLLMが登場しており、テキストだけでなく画像などに対しても抽象的な モデレーションができつつある。 ただし、ハルシネーションや再現性の課題はある。 Developers IOブログ『生成AI(Claude 3.5 Sonnet)を使って、画像のモデレーションが可能かどうかを検証してみた』を参考 • https://dev.classmethod.jp/articles/character-spot-the-difference/ Amazon BedrockからClaude 3.5 Sonnetを利用した例:

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Amazon Rekognitionについて

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Amazon Rekognitionについて 9 • 画像認識・動画処理向けのAWSのマネージドサービス • 多岐にわたる分析ができる • 顔画像のマッチング • 顔画像の検索 • ラベル検出 • モデレーション(有害性の検出) • 顔の検出と分析 • 画像中のテキスト検出 • 有名人の認識 • 個人用防護具 (PPE) 検出 • 画像のプロパティ分析

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Amazon Rekognitionのコンテンツモデレーション 10 • 画像・動画を入力に、警告ラベルをつけてくれる機能 • 現在は、第3レベルカテゴリ粒度で34種 • どちらかというと商品画像などに適しているような所感 <検出の例> <ラベルのカテゴリの例> • アルコール(L1 – トップレベルカテゴリ) • アルコールの使用(L2 – 第2レベルカテゴリ) • 飲酒(L3 – 第3レベルカテゴリ) • アルコール飲料(L2) ※いらすとやより

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Amazon Rekognitionのカスタムモデレーション 11 • “アダプター”を訓練することにより、デフォルトのコンテンツモデレーション機能をカスタマイズできる • 新たな不適切なラベルを追加するのではなく、既存のラベルに割り当てられない画像を、 既存ラベルに判定できるようにする機能 ※Amazon Rekognitionのコンソールより

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カスタムモデレーションのご紹介

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問題設定 13 自社のECサイトで、高級ワインの取引が行われており、配送時に破損するなどトラブルが多発している。 そもそも酒類の取引は認めておらず、アルコールに関するアイキャッチを設定できないように コンテンツモデレーション機能でブロックしているが、高級ワインを表す画像としてレーズンの画像が 使われるケースがあり、知らないうちに販売が続いていた。 レーズンの画像もアルコールとしてラベル付けしたい。 <問題の画像のサンプル>

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画像の用意 14 偽陰性サンプル(50枚) • トレーニング: • 最低 50 個の偽陰性サンプル、または 20 個の偽陽性サンプル • 正しい予測が出る画像 • テスト: • 最低 20 個のサンプル 正しい予測が出る画像(10枚) 正しい予測が出る画像(10枚)

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ラベル付け 15 • Amazon Rekognitionのプロジェクト画面上からできる • 陰性のサンプルにはSafeを付ける • 陽性のサンプルには該当するラベルを付ける <ラベル付けの例>

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トレーニング 16 • ラベル付け後に、プロジェクト画面からアダプターのトレーニングを実行できる • 通常は30分〜2時間

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アダプターの評価 17 • しきい値を変えることで、テスト用のプロジェクト内のサンプルに対してパフォーマンス評価ができる • モデレーション実行時はアダプターとしきい値を指定して実行する

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まとめ 18 • Amazon Rekognitionのカスタムモデレーションを使うことで、デフォルトでは判定されない画像に対しても、 ラベルカテゴリを割り当てることができる • ラベル付けなど一連の作業はコンソールより実施できる • 画像や動画に対してモデレーション用のラベルを割り当てる機能のため、特定のオブジェクトの検出はカスタムラベル、 より抽象的な指示はマルチモーダルLLMと、用途に応じたサービスを利用した方がより良い場合がある

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