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例えば、過去のサポートチケット情報から類似事例を検索するRAGシステム
RAGシステム 会話履歴DB
Oracle
Autonomous
Database
{
"conversation_id": "550e8400-e29b-41d4-a716-446655440005",
"ticket_id": "TICKET-20250211-6002",
"user_id": "EMP-22222",
“department”: “カスタマーサポート/Data&AIチーム",
"device": "デスクトップ PC (Windows 11, Edge 110)",
"timestamp": "2025-02-11T16:30:00Z",
"query": "ABC株式会社の製品Xに関して、佐藤花子さんがこれまでに提出した問い合わせの中で、特に
エラーコード504やログイン関連の問題について、実際に採用された具体的な解決策とその実施手順を教えて
ください。",
“response”: “過去の問い合わせ履歴によれば、エラーコード504に対しては、まず・・・れた事例があ
ります。ログイン関連の問題では、・・・されています。詳細な手順は、内部サポートガイド『製品X トラブ
ルシューティング』に記載されています。",
"metadata": {
"source": "社内ナレッジベース『製品X トラブルシューティング』",
"additional_context": "Data SafeによるPII検出で、個人情報は必要に応じてマスキング済み。キー
フレーズ『エラーコード504』『ログイン関連』『解決手順』が抽出されています。"
}
}
蓄積される問い合わせログ
データの中身
データの特徴
• 問い合わせ元のユーザ・デバイス情報/タイムスタンプ
• 質問/答え/根拠/その他
• PIIやキーフレーズ抽出でいくつか検出され、履歴データに基づく
質問内容の分析やよく引用される資料の分析はできている
RAGでは、各問い合わせ時に関連する複数の文書や例示をコンテキス
トとして処理するため、コンテキストウィンドウの制約や計算コストが高い。
回答の一貫性や品質が、場合によってはばらつくことがある。
既存の運用で使用しているシステムプロンプトや補助情報を含めた状態
で、より精度の高いモデルに再学習(ファインチューニング)したい。
日本語のみしか対応できておらず、多言語対応したい
RAGを運用して出てきた課題
RAGシステム(会話履歴DBあり)を運用して一定期間フィードバックを集めた結果・・・