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2024/6/24 日本経済新聞社 西馬 一郎 みんなで盛り上げ築くリレーション、 日経の新卒エンジニア研修 CHIYODA Tech #4

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実況中継は #chiyoda_tech 1. きょうの CHIYODA Tech 開催に感謝 2. 会場スポンサー、ドリンクスポンサーに感謝 3. 参加いただいた皆様に感謝 4. ハッシュタグ #chiyoda_tech を付けてツイート 5. ツイート、画面キャプチャーOK🤳📷 6. X で気軽にコメントください🎉 7. アウトプットファストでいきましょう 感謝の気持ち 2

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 日経のエンジニア組織とオンボーディングの背景 2. オンボーディングにおける課題 3. 日経の新卒エンジニア研修の特徴 4. 継続的なリレーション構築 5. エンジニア組織づくり・職場づくり 6. まとめ 目次 3 スライドURL

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実況中継は #chiyoda_tech 自己紹介 西馬 一郎(西から来た馬ヅラの男) 4 ● エンジニア採用、研修担当、広報 面談は年間で最大150回 ● 日経電子版に関わる ● 今年の目標は登壇12回 ● コミュニティ活動が好き #JAWSUG、 #JBUG #devreljp(175回参加) ● 銭湯サウナが大好き 兵庫県出身 @beppu01

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実況中継は #chiyoda_tech オンボーディングは、獲得した人材の早期活躍だけではなく、より よいエンジニア組織づくり・職場づくりに直結する大切な営み きょう15分のセッションでお伝えしたいこと 5

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実況中継は #chiyoda_tech 日本経済新聞社ではエンジニア組織の拡大を目指し採用活動に注力 しています。新卒採用やキャリア採用に注力する中で、迎え入れる準 備として日本経済新聞社のオンボーディング活動における課題を列 挙し、新卒エンジニア研修で意識して活動している取り組みを紹介し ます。その上で、参加者の皆さんと課題への対応策について議論した いと思います。 考えていること 6

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 「オンボーディング」テーマのイベントが増えた 2. 過去のエンジニアオンボーディングミートアップ 2019年、#eom_jp 3. 組織内での整備が進んでいる様子がうかがえる 最近のオンボーディング界隈 7

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実況中継は #chiyoda_tech 1. どういう位置づけで行うか 2. 何を扱うか 3. 期間をどうするか 4. 研修が終わった時の状態は 新卒エンジニア研修の設計における課題 8

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実況中継は #chiyoda_tech 1. チーム配属までの橋渡し a. 配属後に必要な最低限の知識、技術 b. デジタル事業のドメイン知識 2. 全体を俯瞰、足がかりを掴んでもらう a. いつでも気軽に質問できる雰囲気・関係づくり b. 基本をおさえ、必要なときに自分で学べるよう知識と人脈の引 き出しを作る 3. 会社共通の新卒全体研修(10日程度)の後に実施 新卒エンジニア研修の方針 9 会社 事業部門 チーム

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 開発チーム配属後に必要な最低限の知識、技術はどこまで? a. 日経のデジタル事業のドメイン知識 b. 日経で扱う技術領域の専門知識 c. 基本をおさえ、必要なときに自分で学べるよう 2. 受講者のバックグラウンドや配属予定のチームも異なる 3. 研修全体のゴール設計は? 新卒エンジニア研修の設計における課題 10

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実況中継は #chiyoda_tech 社是 11 バリュー/パーパス/ミッション Value 独立 / クオリティー / 先進性 / 多様性 Purpose 考え、伝える。より自由で豊かな世界のために。 Mission 質の高い報道とサービスで 読者・顧客の判断を助け 世界で最も公正で信頼されるメディアになる 中正公平、 わが国民生活の基礎たる経済の 平和的民主的発展を期す

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実況中継は #chiyoda_tech ・ 日経電子版 ・ Nikkei Prime ・ Nikkei Asia ・ 日経転職版 日経のプロダクト(例) ・ 法人向け日経電子版 (PRO, FOR OFFICE) ・ 日経テレコン ・ 日経NEEDS ・ 日経バリューサーチ ・ 日経リスク&コンプライアンス ・ NIKKEI The KNOWLEDGE ・ 日経COMPASS ・ 日経スマートクリップ BtoC 12 BtoB ・ 日経ID (認証基盤、課金決済) ・ 共通アプリケーション基盤(Vessel) 内部向け ・ データ分析基盤(Atlas) 他サービス ・ 日経マガジン ・ 日経リスキリング ・ 日経オフィスパス 共通基盤・サービス

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実況中継は #chiyoda_tech デジタル有料購読数 13 1. 2023年12月100万突破 2. 日経電子版サービスの拡充 3. 内製開発は2012年頃から 4. 2017年からエンジニア向け 新卒研修開始 内製化 クラウド活用 エンジニア採用強化 新卒エンジニア研修

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実況中継は #chiyoda_tech 1. デジタル化(日経電子版 2010年創刊)を契機に事業・組織拡大 2. サービス開発の内製化 開発スピード向上、お客様への価値提供 3. エンジニア組織の拡大 a. 事業拡大と開発力強化 b. エンジニア約100人 c. ソフトウエアエンジニア、データサイエンティスト、デザイナー 多様な職種 背景 日経のエンジニア組織 14

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実況中継は #chiyoda_tech 1. コンピューターを利用した新聞製作システム(1972年) 2. 記事編集用システムのネットワーク構築でIP活用(1990年代) 3. NIKKEI NET開設(1996年) テクノロジーカンパニーのDNA 「先進性」、内製開発の下地があった 15 https://www.nikkei.co.jp/nikkeiinfo/about/ourh istory/archives/190612.html

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 日経のエンジニア組織とオンボーディングの背景 2. オンボーディングにおける課題 3. 日経の新卒エンジニア研修の特徴 4. 継続的なリレーション構築 5. エンジニア組織づくり・職場づくり 6. まとめ 目次 16 スライドURL

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 内製で企画・運営 2. ボトムアップ、社内の先輩社員との交流 3. 多様な内容 a. 講義、ハンズオン、部門紹介、チーム紹介 4. フィードバック文化 5. 先輩社員の熱さと手厚さ 日経の新卒エンジニア研修の特徴 17

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 新卒エンジニア研修チーム a. 7人 b. 2月から準備 (カリキュラム検討会15回) 2. 日程 a. 5日間 2024/4/15〜4/19 b. 31コマ 3. 対象の講師 a. 35人にアサイン b. 事前に説明会 体制・日程 18

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実況中継は #chiyoda_tech 4. 形式 a. 講義 60分 b. ハンズオン 60~240分 c. 部門紹介 30分 d. チーム紹介 15分 5. 対象の新卒者 9人(年により変動)、既存社員の聴講あり 6. 2023,24年はリアル開催 a. 新卒/運営メンバーは出社、講師は任意(リアル、オンライン) 体制・日程 19

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実況中継は #chiyoda_tech ● 日本経済新聞社でサービス開発に携わることを念頭に、理解の足 がかりとなる基礎知識や技術的なコンセプトを学ぶ (Web、セキュリティ、アプリなど専門講義) ● 日本経済新聞社で働く上で必要な最低限の情報を押さえる (CMS、新聞用語など) 講義のカリキュラム 20

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実況中継は #chiyoda_tech ● 理解の足がかりとなる基礎知識や技術的なコンセプトを理解 受講者の5割が達成 ● 日本経済新聞社で働く上で必要な最低限の情報を理解 受講者の7割が達成 講義の目標設定の例 21

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実況中継は #chiyoda_tech 詳細 日程とカリキュラム 22 ● 情報収集 ● Web API ● Web の基礎 ● UI/UX ● 機械学習 ● モバイルアプリ開発 ● セキュリティ ● Atlas(データ分析基盤)紹介と データ分析ハンズオン ● AWS クラウド研修 ● 新聞基礎 ● CMS(コンテンツ管理) ● SRE ● 日経 ID 認証システムおよび認 証・認可の基礎 ● 部門紹介、チーム紹介 ● TGIF 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 より具体的に 部門からチームへ セキュリティ データ分析 ハンズオン TGIF オリエン 情報収集 Web UI/UX CMS アプリ 新聞基礎 API SRE 機械学習 クラウド ハンズオン ハンズオン 認証認可 エンジニア 組織紹介

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 後日も継続的に開催 a. セキュリティハンズオン研修(KENRO)もくもく会(隔週) b. データセンター見学会 c. 社内テックカンファレンス、各種Meetup d. 日経グループ AWS GameDay e. パブリッククラウド研修 2. 対象者を広げる a. 新卒研修の録画は既存社員(中途入社、異動者)も活用 b. 派生企画は既存社員にも拡張 5日間の研修後の継続的な研修企画 23

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 運営メンバーと講師の工数の確保 a. 研修期間 5日 b. できていない研修もある チーム開発 テスト OSS c. 全体・具体的な目標設定 2. 難易度の調整 a. インターン経験者と未経験者、バックグラウンド 次年度に向けての課題 24

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 日経のエンジニア組織とオンボーディングの背景 2. オンボーディングにおける課題 3. 日経の新卒エンジニア研修の特徴 4. 継続的なリレーション構築 5. エンジニア組織づくり・職場づくり 6. まとめ 目次 25 スライドURL

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 盛り上げる 先輩社員からお菓子の差し入れも盛ん 2. 毎年、カリキュラムを練る 3. 関係強化、関係継続、交流 4. フィードバックの徹底 a. アンケート(受講者・講師) b. Slackによる日報 c. 日次のふりかえり会 d. 講師向け説明会、ふりかえり会 大切にしているリレーション 26

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実況中継は #chiyoda_tech ● ドキュメントの整備が促進される ● 基礎知識や技術の棚卸し ● 事業や部門、チームの相互理解 ● エンジニア同士の関係強化 既存社員への効果 27

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実況中継は #chiyoda_tech 入社後のオンボーディング、土台となる組織づくり 28 認知 興味 応募 選考 オファー 内定承諾 入社 オンボーディング 活躍 ロイヤリティ 候補者体験向上 従業員体験向上 候補者体験と従業員体験の両方が大事

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実況中継は #chiyoda_tech ニューカマーを迎える 学びの活動で繋ぐ(ファネル下部) 29 認知 興味 応募 選考 オファー 内定承諾 入社 オンボーディング 活躍 ロイヤリティ ・輪読会 ・社内勉強会 ・ミートアップ ・開発プレゼン会 ・社内カンファレンス ・新卒エンジニア研修 ・技術顧問と1on1 ・クラウド研修 ・CTFサークル 従業員体験向上 繋がりを意識

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実況中継は #chiyoda_tech エンジニア組織づくり、組織課題に向き合う 30 Team 会社 データ システム オンボーディング 振り返りの習慣 1on1 タスクマネジメント 心理的安全性 チームビルディング データ分析基盤 ユーザーインタビュー 組織運営 社内情報共有 データ可視化 ユーザビリティテスト エンジニア育成 柔軟な働き方 データリテラシー プロダクトマネジメント 採用戦略 評価 プロトタイプ 技術広報 コミュニケーションツール バージョン管理 モニタリング ソースコード管理 セキュリティシフトレフト 継続的インテグレーション 疎結合なアーキテクチャ 継続的デプロイ デザイン

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実況中継は #chiyoda_tech 1. 日経のエンジニア組織における オンボーディングの課題 2. 日経の新卒エンジニア研修の特徴・取り組み 3. 組織づくりとオンボーディング オンボーディングは、獲得した人材の早期活躍だけではなく、 よりよいエンジニア組織づくり・職場づくりに直結する まとめ 31 スライドURL

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実況中継は #chiyoda_tech 1. コラボでイベント・一緒に登壇しましょう 2. 共に学びましょう 3. 過去の発表スライド(QRコード) 4. X(Twitter)フォロー、お願いします 5. 6月27日、NIKKEI Tech Talk テーマはテクニカルライティング お知らせ 32 @beppu01 西から来た馬づらの男

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2024/6/24 日本経済新聞社 西馬 一郎 みんなで盛り上げ築くリレーション、 日経の新卒エンジニア研修 CHIYODA Tech #4

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34 ありがとうございました