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経営の守破離 マネジメント勉強会 #13 テーマ:自分もメンバーも経営視点を持 つにはどうすべきか? https://ruller.connpass.com/event/329279/ 2024/09/30

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自己紹介 ● 福田 龍(ふくだ りゅう) ○ Qiita:@rf_p X:@ryu_f_web ● 職業 ○ Webエンジニア(バックエンド中心) ■ エンジニアリングマネージャーとテックリードを行き来 ● 最近の業務外活動 ○ MBA(経営学修士)取得のため、土日は経営大学院に通学 ■ 経営の分かるWebエンジニアを目指して勉強中

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本日のLTテーマ 自分もメンバーも経営視点を持つには どうすべきか?

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結論

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える 2. 守破離の「守」が何であるか伝える 3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える 2. 守破離の「守」が何であるか伝える 3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える 「経営(者)視点」という言葉が抽象的すぎるた め、何がどの程度求められているか不明瞭

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える あらゆる書籍や勉強をして、ある 程度辿り着いた 経営のカテゴリ全体像 引用元:自作記事 経営スキルを身につけるために、何から手を付ければ良いのか? 広すぎる

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そのため、少なくとも 「ヒト・モノ・カネ・情報」のどこを どの程度期待するのか伝えることが必要 1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える 2. 守破離の「守」が何であるか伝える 3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 守破離とは?

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一 つであり、それらの修業における過程を示したもの。 (中略) 修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。師匠 の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の 型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと 思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業 を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚し た個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、 言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるので ある。 引用:守破離 - Wikipedia

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 守:基礎から型を学ぶ ↓ 破:自分なりの工夫を加える ↓ 離:新たな型を生み出す

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える まずは、「守」から。 経営の基礎を学ばなければ、 「破」「離」は形無しである

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 私の場合、ちゃんとした「守」が無いままで 「破」「離」が必要とされる環境であり、 「守」の大切さに気付くのに5年以上かかった

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 経営者視点を持って価値発揮してほしい領域を 定めたら、その道筋を提示する 例)学習用資料を作る、研修を実施する、指定図書を定める

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える 古典ではあるが、とりあえず ドラッカーのマネジメントか、もしドラ 大量の書籍を読み、 回り回って結局コレだよねと 原点に戻ってきた書籍

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2. 守破離の「守」が何であるか伝える その後は、学ぶ領域を絞って 基礎から学べる書籍やE-ラーニングを 活用すると良い 例)グロービス学び放題、Schoo、Udemy等

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1. どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える 2. 守破離の「守」が何であるか伝える 3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する

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3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する 提示される情報が限られた状態で 経営者視点を要求するのは無理がある 大前提として、情報が開示されていること それを考える機会が提供されていること

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3. 必要な情報と、自ら考える機会を提供する 「守」のベースがあり、 提供された情報で解釈交えて考える「破」 それを長年繰り返し、ようやく「離」が見えてくる はず(私もまだ全然見えていない)

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まとめ

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まとめ ● どの領域でどの程度を求めるか期待を伝える ○ 経営は広すぎるため、いきなり全て求めるのは困難 ● 守破離の「守」が何であるか伝える ○ 守があって初めて「破」「離」ができる ○ 守がないのは形無し ● 必要な情報と、自ら考える機会を提供する ○ 情報は可能な限り開示し、それをもって考える機会を作る