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コミュニティ運営の悩みは コミュニティオブコミュニティ で解決しよう 運営 In Agile 2025

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自己紹介 KDDIアジャイル開発センター株式会社 小糸 悠平 現在は、プロダクト開発チームのスクラムマスターをやりながら、 KDDIグループ内のスクラム学習コミュニティの運営しています 運営するコミュニティ KDDI Scrum Gathering KDDIグループ内でスクラムの実践知を共有して、参加者同士 が学びを深めるコミュニティ。毎月の勉強会に加え、年一回 200人規模のイベントを開催 最近、Teamsの参加者が400人を超えました 2

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コミュニティオブコミュニティ(CoC)とは 3

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コミュニティオブコミュニティ(CoC)とは 4

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今日お話しすること コミュニティオブコミュニティが、、、 Why なぜ必要なのか? What 何を得られるのか? How どう実現するのか? 5

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コミュニティオブコミュニティの WHY

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コミュニティ運営をしていると、、、 本当にいろんな課題が出てきます 7 イベントの集客方法が わからない 会場の予約方法がわからない 懇親会の稟議の通し方が わからない イベントのネタが尽きる 社外ゲストを招く際の手続きが わからない 適切な会場が見つからない 参加者の定着率が低い 配信機材の使い方が わからない 目的が不明確で参加者が迷う コアメンバーが固定化して 負担が偏る 新しい参加者が増えない 業務との調整が難しい アンケートの回答率が低い

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課題解決はとてもしんどい • 課題の多くが運営メンバのモチベーションと時間を削るもの • 例えば、懇親会の稟議提出の場合 • 関係しそうな部門へヒアリング • 部署間のたらい回し • 実績がないからという謎の理由での申請却下 • ただでさえ少人数で活動に割ける時間も限られている中、 課題への対応に労力を割くと、 モチベーションが低下し、活動停止に繋がることも、、、 8

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コミュニティを楽しく長く続けるために • 面倒な課題はできればやりたくない • とはいえ、コミュニティとして実現したいことを達成するた めには、課題を解決する必要がある 課題解決にかけるコストを減らせないか考えてみた 9

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課題の分類してみると、、、 コミュニティ運営メンバが抱える課題の多くは いずれかに分けることができる • ローカル課題 • 組織や地域に固有の課題 • ドメイン課題 • 特定の分野や専門領域に共通する課題 10

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先ほど挙げた課題を分類すると ローカル課題 ドメイン課題

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先ほど挙げた課題を分類すると ローカル課題 ドメイン課題 同じように困っている コミュニティの運営者が きっといるだろう 一緒に解決に取り組めれば 課題解決へのコストも減らせる

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コミュニティオブコミュニティのWHY 似たような課題を抱えるコミュニティ運営者同士 が集まり、協力して効率よく課題を解決するため 課題の特性が異なるので、ローカル課題、ドメイン課題 それぞれで集まれると良い 13

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コミュニティオブコミュニティの HOW

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コーディネーターの存在 15 引用元:コミュニティ・オブ・プラクティス「第六章:分散型のコミュニティという挑戦」 コーディネーターの役割:ローカル・グループの間に繋がりを作って、 グローバルなコミュニティとして結び付けることだ。 質問や問題を持つ人は、コーディネーターにメッセージを送る。 コーディネーターは、この要請をネットワーク内で有益な情報や洞察 を持っている人に回し、答えが得られるように図る。

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コーディネーターを探す 16 • コーディネーターは顔が広いのですぐに見つかります • 例えば、今日のイベントの運営の方、参加者の皆さん • コーディネーターとして振る舞える方が沢山いる →ドメイン課題を解決する仲間はこの場で見つけられる

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コーディネーターが分からない場合は • 困っていることを多くの人の目に留まる場で発信しましょう • 社内向けであれば社内のSNS(Teams、Slack)で発信 • 目にした人がコーディネーターに繋いでくれ、コーディネーターから 仲間を紹介してもらえる • もし、コーディネーターがいなくても、、、 発信しておくことで今後同じ課題に直面した 仲間から声がかかる 17

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コミュニティオブコミュニティを作ろう • 同じ課題を持つ仲間を見つけたら課題を 共有できる場を創りましょう • 定期的な集まりを行う • TeamsやDiscordなどの非同期 コミュニケーションでも良い コミュニティオブコミュニティが誕生する 18

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コミュニティオブコミュニティの WHAT

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私のコミュニティオブコミュニティ 20 ローカル領域 KDDI内コミュニティ運営メンバでの コミュニティオブコミュニティ ドメイン領域 社内アジャイルコミュニティ推進者での コミュニティオブコミュニティ 上記以外にもいくつかの コミュニティオブコミュニティを構成 他多数

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コミュニティオブコミュニティで得られたもの(ローカル) •会場情報の共有 •社内Tipsの共有 •配信のノウハウ蓄積 •イベント開催時の相互ヘルプ •お互いのコミュニティイベントでの登壇

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コミュニティオブコミュニティで得られたもの(ローカル) •複数コミュニティで合同イベントの開催

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コミュニティオブコミュニティで得られたもの(ローカル) •その結果、コミュニティ活動が認知度がさらに高まり、、、 •社内広報誌でのコミュニティ特集 •社長メッセージでコミュニティに関する話題が発信 コミュニティオブコミュニティの力で 組織に影響を与えることも出来る

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コミュニティオブコミュニティで得られたもの(ドメイン) •コミュニティ運営方法の共有 •評判の良かったイベント内容の共有 •お互いのイベントにゲスト参加

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コミュニティオブコミュニティで得られたもの(ドメイン) カラオケ配信曲作成のきっかけにも

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コミュニティオブコミュニティのWHAT •運営の抱えている課題を一緒に解決できる •運営同士で助け合える •複数のコミュニティの協力によって より大きなインパクトを残すこともできる •カラオケの曲も作れるかもしれない 26

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さいごに 繋がりを生む新しい可能性 • コミュニティオブコミュニティの力 コミュニティが周囲のコミュニティとつながることで、新たな知見が生まれ、運営 の悩みも解決できます • 楽しく続けることが大切 「楽しいから続く」「続くから広がる」。楽しみながらコミュニティを育てることで、 その輪はさらに広がっていきます • 社会や組織へのポジティブな影響 コミュニティの活動が組織や社会に良い影響を与え、新しい価値を 生み出していきましょう • 一緒に未来をつくっていきましょう! 今回のイベントの参加者同士で新たな繋がりが生まれたら素敵ですね

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ご静聴 ありがとうございました