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#SCUGJ 拡張セキュリティ更新 プログラム (ESU) のおさらい 2023/09/30 Yutaro Tamai windows Server & Cloud User Group Japan (SCUGJ) 第 36 回勉強会 ESU : Extended Security Updates

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#SCUGJ 自己紹介 ◆名前 玉井 裕太郎 (Yutaro Tamai) ◆趣味 自宅サーバー (TDC : Tamai Data Center) にて、Hyper-V を用いて、 Configuration Manager や Microsoft 365 等の検証をすること。 最近は、Azure Virtual Desktop (AVD) や Windows 365 も含めて。 ◆所属 SCUGJ (windows Server & Cloud User Group Japan) コアメンバー Japan EMS Users Group スタッフ Japan Microsoft Endpoint Configuration Manager UG 主催 ◆仕事 保険会社の IT 部門の社員 ◆Blog https://sccm.jp/ ◆Award Microsoft MVP (Enterprise Mobility (Microsoft Intune), Windows and Devices (Surface)) 4 回目の受賞 @tamai_pc

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#SCUGJ My home lab environment

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#SCUGJ My home lab environment

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#SCUGJ 紹介する環境、情報について ◆2023/09/30 時点の情報になります。 ◆個人的な調査結果ですので、自組織で利用する 場合は、今回ご紹介する情報を再度ご確認 いただき、ご利用ください。

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#SCUGJ ありがとう Windows Server 2012 R2 • Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 は 2023 年 10 月 10 日 でサポートが終了します。 https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-server-news-and-best/three-options-to-prepare-for-windows-server-2012-r2-end-of/ba-p/3645211

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#SCUGJ と言いつつ。。。 • 組織によっては、未だに Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 を継続利用しているところはありますよね。。。

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#SCUGJ 拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) • 拡張セキュリティ更新プログラム (Extended Security Updates : ESU) • メインストリーム サポートの 5 年間およびその後の延長サポート期間の 5 年間 を経過した後に更にセキュリティ更新プログラムを引き続き受け取るための有償 オプション • 通常であれば、延長サポート期間が終了後は、セキュリティ更新プログラムが リリースされないが、追加コストを支払うことにより、 セキュリティ更新プログラムを追加で受け取ることができるオプション https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/extended-security-updates-overview#what-are-extended-security-updates

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#SCUGJ Windows 7 / Windows Server 2008 R2 の時も 提供されていた • ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、拡張セキュリティ更新プログラム 自体は、Windows 7 / Windows Server 2008 R2 のサポート終了のタイミング でも提供されていました。 • Windows 7 の時に投稿した記事 • Windows 7 ESU を Configuration Manager を使って管理する https://sccm.jp/2020/09/29/post-2593/ • Configuration Manager を用いて Windows 7 の ESU 認証状態を調査する https://sccm.jp/2020/05/16/post-2271/

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#SCUGJ 拡張セキュリティ更新プログラムの提供形態 1. Azure 仮想マシンとしての提供 2. Azure Dedicated Host、Azure VMware Solution、 Azure Nutanix Solution、Azure Stack (Hub、Edge、HCI) での提供 3. ボリューム ライセンス経由でマルチ ライセンス認証キー (MAK) 入手 4. (new) Azure Arc 対応サーバーとして提供

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#SCUGJ Azure 仮想マシンとしての提供 • Azure でホストされている仮想マシン (VM) では、拡張セキュリティ更新 プログラムが自動的に有効になり、コストも無料 • マルチ ライセンス認証キー (MAK) を展開したり、他のアクションは不要

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#SCUGJ Azure Dedicated Host、Azure VMware Solution、Azure Nutanix Solution、 Azure Stack (Hub、Edge、HCI) での提供 • オンプレミスの Azure Stack (Hub、Edge、HCI) でも Azure の仮想マシン 同様に拡張セキュリティ更新プログラムの提供を受け取れる • ただし、追加の構成が必要になる場合があり。(詳細はサポート経由)

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#SCUGJ ボリューム ライセンス経由でマルチ ライセンス認証 キー (MAK) 入手 • 従来の提供形態 • ボリューム ライセンス経由で、マルチ ライセンス認証キー (MAK) を入手し、 オンプレミスなどの物理サーバー or 仮想マシンにキーを登録して利用する • Enterprise Agreement (EA)、Enterprise Agreement Subscription (EAS)、 Enrollment for Education Solutions (EES)、Server and Cloud Enrollment (SCE) など のボリューム ライセンス プログラムにソフトウェア アシュアランスが必要 • また、拡張セキュリティ更新プログラム購入後、利用可能になるまで、 3 - 5 営業日かかるとの記載も

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#SCUGJ (new) Azure Arc 対応サーバーとして提供 • 新たな提供形態 • オンプレミスや別のクラウドにある Windows Server 2012 R2 を Azure Arc 経由 で接続すると、Azure サブスクリプションを通じて月額課金で利用できる • また、Azure Arc 経由で接続することにより、マルチ ライセンス認証キー (MAK) のアクティベーション作業等は不要

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#SCUGJ Demo

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#SCUGJ まとめ • 引き続き、Windows Server 2012 R2 を利用する必要がある場合は、 Azure に移行を検討しましょう。 • クラウド移行ができない場合は、Azure Arc 管理下で管理することで、 EUS の権利を受けましょう。 • Azure Arc が利用できない、オンプレミス環境 (インターネット接続が無い等) は、ボリューム ライセンスにて、ESU を購入しましょう。