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RPA勉強&LT会!RPALT vol1 <初心者向け>RPA概要 @Innovation Space DEJIMA 2018/03/29 Takuto.Ide

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■プロファイル紹介 名前:井手 拓人(Takuto Ide) 年齢:33歳 経歴:2007/4~ 某大手SIメーカーの子会社SIer 2017/6~ 某外資系コンサルティングファームにJOIN →RPA(UiPath)歴 8ヶ月 →花粉症歴 18年 ※ここ重要 趣味:現代視覚研究会 勉強会・セミナー Twitter:@kevin_hhsh020

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■あなたもRPAフレンズになりませんか? https://www.facebook.com/groups/129896620983650 困ったこと、教えてほしいこと…等々、こちらでご相談下さい。

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■社会的背景

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■社会的背景 出典:YOMIURI ONLINE 先進国の中で、日本の生産性が低いのはなぜ?

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■社会的背景 2017年の完全失業率は2.8%。1994年以来23年 ぶりに3%を割り込んだ。完全失業率は3%で、 働く意思と能力がある人が全員仕事に就くこと ができる「完全雇用状態」。 ⇒つまり今は誰もが「職に就ける」状態 「今、多くの若手は、安心・安全な職場を求め ています。人手不足の時代にあって、裁量労働 制を悪用して長時間労働をさせようとする経営 者がいたとしたら、もはや人が集まらなくなり、 経営が成り立たなくなることを肝に銘じるべき です。」 東京大学 中原 淳准教授 出典:時事ドットコムニュース https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_jobless-rate

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■社会的背景

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■サマリー ・労働生産性において日本は米国の6割程度、GDPも20年以上成長し ていない ・空前の人手不足、労働者(特に若者)の確保は重要経営課題 ・日本社会が、時間管理を必要とする工業生産モデルから、時間 管理が合わないアイデアやイノベーション勝負のモデルに変化 する ⇒まさに、今の日本は三重苦! ⇒だからこそRPA、今こそRPA!!

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■RPA概要

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■RPA概要 ・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の概略 ・RPAの適用業務領域 <RPAとは> ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation, RPA)とは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、 主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みです。 人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われています。 • 定型事務作業を自動化するものと、AI等で高度な知的処理を自動化する ものがあります。 • 定型作業の自動化については、欧米のみならず日本のオペレーションにおいて も効果が実証され、実用段階になっています。

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■RPA概要 ・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の概略 ・RPAの適用業務領域

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■RPA概要 ・RPAの位置付けと今後

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■RPA概要 ・ ITPro RPAツール、主要5製品を比較分析(2017/11/01 掲載) 出典:出典:「ITPro RPAツール、主要5製品を比較分析」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/080700333/101900003/

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<デモ>

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■最近のRPAの動向

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■最近のRPAの動向 出典:米ガートナー「ハイプサイクル」(2017.10.3)

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■最近のRPAの動向 ロボティック・プロセス・オートメーション(RP A)と呼ばれるソフトウエアのロボットを導入して 事務作業を自動化し、業務の劇的な効率化を 図る方針はどこも同じ。また、三菱UFJFGは 9500人、三井住友FGは4000人という人員 を、営業などの他部門に回すことを想定している。 平野社長は「ルーティンワークに携わっていた人 材を創造的な仕事に振り替えていくことが最も重 要」と語り、三井住友FGの國部毅社長は「人 員を削減するということはなく、あくまで業務量の 削減」と答えた。 出典:ダイヤモンド・オンライン https://www.huffingtonpost.jp/2017/11/28/diamond-megabank_a_23290143/

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■最近のRPAの動向 アビームコンサルティングの戦略ビジネスユニット 執行役員プリンシパル 安部慶喜氏は、「RPAの 導入件数についてここ1年間の推移を見ていくと、 2017年上期は月に約35件のペースだったが、 下期は月に約40件のペースで増えていっている。 2018年12月までに1000件は軽く超えると考 えているが、これは日本RPA協会と当社の合計 値だけなので、日本全体では2000件~3000 件に増えるのではないだろうか」と、RPAの導入 がますます加速すると予測。 出典:ITメディアエンタープライズ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1803/13/news042.html

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■最近のRPAの動向 RPAを導入した企業の97%が5割以上の業務 工数削減を実現しており、47%が完全自動化 を達成している。業務ヒアリングから導入完了ま での期間で最も多かったのは4週間以内 (47%)で、半年前の約80%から減っている が、これはRPAの本格導入で何百体のロボット を作ったり、プロジェクトの規模も大きくなって高 度なロボットを作っていたりすることの影響だろう」 と調査結果について語った。 出典:ITメディアエンタープライズ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1803/13/news042.html

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■最近のRPAの動向 <Automation Anywhereがロボットストアを開設>

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■最近のRPAの動向 <RPAホールディングス株式会社 マザーズ新規上場> 出典:日本経済新聞 2018/03/27 記事 https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISST2_X20C18A3000000/

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■最近のRPAの動向 ココ注目 <RPA参考サイト>

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■最近のRPAの動向 ⇒勉強会は<InputしたらOutput>、これすごく重要!! 平野さん、ありがとうございます!! ハッシュタグ #RPALT

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■UiPathについて

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・ UiPathとは 2005年に創業されたルーマニア発のスタートアップです。 無料版からスタートでき、価格帯もお手頃で、エントリーとして最もオススメする ツールです。 他のツールと比べても、軽量な実装からスタートでき、 サーバー型中央管理、クライアントPCのみへのインストールの両方が可能です。 そのため、当初はデスクトップのみで運用開始し、台数が増えてきてから、 Orchestratorと呼ばれる中央管理サービスを使って、拡張することができます。 費用:低め、 対象:中小企業向け ■UiPathについて

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・ UiPathの特徴(ITPro談) ●UiPath 操作記録と直観的なデザイナーでシナリオ開発を容易に UiPathはユーアイパス(UiPath)のRPAツールである。従来はルーマニアに本社を置いていたが、2017 年8月に本社機能をニューヨークに移した。ニューヨークやロンドン、日本などに活動の範囲を広げつつある。 クライアント型のツールとして、クライアントPCにインストールして作業を自動化する。ロボット集中管理の製 品であるオーケストレーターと組み合わせて、サーバー型の集中管理も可能にしており、スモールスタートから 大規模運用までの拡張性を備えることが特徴である。 ロボットの実行状況をレポーティングする機能も備える。オープンソースの全文検索エンジン 「Elasticsearch」やログデータの解析・可視化ツール「Kibana」と連携した基盤により実現している。 Blue Prismと同様、金融・医療分野をメインターゲットとしている。医療ではデータの電子化や支払い処 理をはじめ、医療システムにおける患者の利用管理・症例管理などの利用例がある。 シナリオ開発についてはオペレーションの録画機能に加えて、マイクロソフトの統合開発環境「Microsoft Visual Studio」と同様のインタフェースを提供する。直観的なワークフローにより、開発者の作業効率を向 上させている。 ■UiPathについて

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・ UiPathの仕組み ①UiPath Studio 定義 ビジネスプロセスのフローチャートによって、ロボットを定義する開発環境。 ②UiPath Orchestra 管理 ロボットの管理や実行制御をおこなうサーバー WEB上から監視、管理が可能 ③UiRobot 実行 実際にアプリケーションを操作するロボット UiPath Studioで作られたプロセスを実行できる ★UiPath Studio Community Edition • 無料で使える • 教育機関、非営利団体、小規模事業者(年間売上100万ドル以下または250台以下の ワークステーション環境)であれば利用可 • サーバーでの利用は不可 • Recorder、マクロの記録に制限 ■UiPathについて

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・ UiPathの基本構成 ①Activity(コマンド) ③Property ②Workflow ClickやTypeといった基本的な処 理がコマンドとしてまとめられている ここにコマンドを並べることで、 ロボット処理を定義する 一つ一つのコマンドの 詳細設定を定義する ■UiPathについて

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■まとめ ・世界は今、情報産業革命の真っただ中にあります。その中で日本では労 働生産性を4割上げなければ欧米には追いつけません ・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は主にホワイトカラー業務の 定型業務の効率化・自動化を行い、労働生産性を向上させることができま す ・UiPathは、他のツールと比べても軽量な実装からスタートでき、無料版も 存在し、価格帯もお手頃なのでエントリーとして最もオススメするツールです ⇒RPAを活用して日本の労働生産性向上に貢献していき ましょう!!そしてみんなでハッピーになりましょう!!

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■(参考)用語解説

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■用語解説 UI Element アプリケーションのボタン、スクロールバー、メニューなどのことを指します。 Selector アプリケーションのUI Elementを特定するために使用する、Attribute情報が記載されているXML設定情 報です。 Activities ボタンのクリック、文字の加工、ファイルの読み込み、アプリケーション操作などの自動化アクションです。 Sequence ワークフローの最小タイプです。線形処理に適しており、単一ActivityからActivityへシームレスに移動し、 単一のアクティビティグループとして機能します。 Flowchart 多線形処理に適しているワークフローです。 Sequenceとは異なり、複雑な条件分岐の設定が可能である ことから、大規模なジョブから小さなプロジェクトに至るまでの様々なワークフローとして利用可能です。 Variables Variablesは複数の型のデータを格納するために使用されます。

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■(参考)システムアーキテクチャ

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■システムアーキテクチャ UiPathを用いたRPAシステムは以下のようなコンポーネントから構成されます。 UiPath Robotsには、Robotを手動で処理を実行するFront Office Robots (FOR)と遠隔で自動実行させるBack Office Robot (BOR)に分類されます。 UiPath Orchestrator UiPath Studio UiPath Robots (BOR / FOR) (2) Upload (1) Development (3) Depoloyment (4) Execute (5) Schedule / Monitor オフラインで作業可能 Robot作成可能

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■作成オブジェクト UiPathによるbot作成の大まかな流れを以下に示します。 なお、Orchestratorを用いた運用では、一プロジェクトに一つのMainを配置する 構成とする必要があります。 1. プロジェクトを作成 2. Flowchartを作成 3. Flowchartの中にSequenceを作成 4. Sequenceの中に各種アクティビティを定義 5. 作成したBotをOrchestratorへPublish 6. 作成したBotを UiPath Robot にReleaseし、適宜スケジュール / トリガー を設定 (FORの利用においては設定不可) 7. 運用開始

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■作成オブジェクト UiPathによるbot作成の大まかな流れを以下に示します。 なお、Orchestratorを用いた運用では、一プロジェクトに一つのMainを配置する 構成とする必要があります。 Project FlowChart Sequence Activity Activity Activity Sequence Activity Activity Activity 例示 ・ ・ ・ ・ ・ ・