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関東kaggler会 2023/9/23 LT4: データ分析コンペへの向き合い方 takaito

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1 大学の専攻: 自然言語処理 お仕事: クオンツアナリスト Kaggle: Competitions Expert Kaggle歴: 3年目に突入 (2021年~) データ分析スキルの向上を目的に様々なコンペに参加 社会人で時間があまり確保できないこともあり基本はソロ参加 @takaito0423 簡単な自己紹介

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2 Kaggle楽しんでますか? ✔ 新しいスキルの習得 ✔ リーダーボードスコアの改善 ✔ 参加者とのディスカッションでの交流 ✔ チームを組んでの参加 etc...

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3 いつか直面する挫折 ✔ 凡人には挫折を経験するタイミングが必ず訪れる

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4 Kaggle悲しいときあるある ✔ notebookの提出が通らず,エラーが出続けるとき ✔ 渾身のアイデア(特徴量など)がまったくスコア改善に寄与しなかったとき ✔ 手元のCVスコアは良かったが,提出したLBスコアが最悪なとき ✔ 時間をかけたコンペでLBの順位は良かったが,最終順位が大幅に悪かったとき ✔ あと一歩のところでソロ金を逃したとき etc...

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5 どのように向き合っていくか? ① バイアスなどをきちんと理解する ② 相対的な順位だけでなく,自身の成長にフォーカスする ③ チームを組んで参加する ④ 無理のないペースで取り組む

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6 ① バイアスなどをきちんと理解する ✔ X(旧Twitter)などでは,好順位の人ほど投稿を行い,いいねなども付きやすい ✔ 強い人たちがチームを組んで参加しているため,ソロで上位に行くことは難しい ✔ 社会人で仕事終わりなどにコンペに参加している時点で氷山の中ではかなり上の方にいる ✔ 将棋や野球などのように実力が分かれていない舞台であるという認識を持つ

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7 ② 相対的な順位だけでなく,自身の成長にフォーカスする ✔ 新しいことにチャレンジし続けることは,たとえ順位に結びつかなくても自身の成長につながる ✔ コンペ序盤:似たような過去コンペを参考にしてみる ・ 自力でsubmitする ✔ コンペ中盤: ディスカッションに目を通す ・ 公開notebookの実装を理解し工夫を加える ✔ コンペ終了後: 上位解法に目を通したり,再現実装に挑戦してみる ・ 有志の振り返り会に参加してみる

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8 ③ チームを組んで参加する ✔ チームでの参加はモチベーションを高めることにつながります ✔ 各々のアプローチが異なればensembleもかなり効いてくる傾向にあります (LBスコア0.75,070,0.70を混ぜることで0.80が出たりします)

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9 ④ 無理のないペースで取り組む ✔ 脳のリソースを一定数とられて睡眠の質に影響を与える ✔ 実装に時間がかかり睡眠時間が削られる 国内にも様々なコンペプラットフォームが存在している! 疲れが蓄積されていく

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10 【おまけ】 SNSの活用 ✔ 強い人たちが参加しているコンペや注目しているコンペを認知できる (地雷コンペ回避) ✔ 実力が拮抗するユーザーとつながることができる (切磋琢磨やチームマージ)

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11 まとめ スコアが改善せず,気持ちがネガティブになったときには以下を思い出してください! ① バイアスなどをきちんと理解する ② 相対的な順位だけでなく,自身の成長にフォーカスする ③ チームを組んで参加する ④ 無理のないペースで取り組む 参加者同士で切磋琢磨しながら自己成長を続けていくという経過を楽しむことを忘れずに! 努力を続けていれば,きっといつかは上位争いに参加できるようになると思います!!