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製造の課題に⽴ち向かう Manufacturing Data Engine と Manufacturing Connect の ご紹介 2024/7/10 製造ビジネステクノロジー部 ⽥中 孝明

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Xへの投稿の際は、 ハッシュタグ #cm_odyssey でお願いいたします。 2 お願い

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登壇者紹介 3 ● クラスメソッド福岡 
 ● 製造ビジネステクノロジー部 
 ● チームマネージャー 
 ● サウナ・スパ プロフェッショナル 
 田中 孝明 (Takaaki TANAKA) こーめい 


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話すこと ● 製造業の課題 ● Google Cloud の製造向けソリューション ● 活⽤事例 ● Manufacturing Data Engine を⾒る ● 分析について 4

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製造業の課題 5

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製造業の課題 ● 労働⼒の確保とスキル不⾜ ● 競争⼒の維持とコスト管理 ● 技術⾰新とデジタル化への対応 ● サプライチェーンのリスク管理 ● 持続可能性と環境への影響 6

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インダストリー 4.0 への約束 ● システム間の透明性 ● データへのアクセス、迅速な意思決定 ● AI‧ML の活⽤による最適化 ● 迅速な拡張性 7

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システム間の透明性 センサーからコントローラ、SCADA、MES、 ERP までに異種システムを接続することで、 新しいレベルの透明性を⽣み出し、クロスシ ステムのユースケースを解き放つ 8

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データへのアクセス、迅速な意思決定 オペレーター、保守員、サプライヤーなどが データやセルフサービスツールにアクセスで きるようにすることで、新しい洞察を迅速に ⾏い、データ主導の意思決定を⾏う 9

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AI‧ML の活⽤による最適化 AI/ML を適⽤して稼働時間、スループット品 質を向上させることで、機械、ライン、プラ ントレベルでの運⽤を最適化し、OEE を向上 させる。 10

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迅速な拡張性 多数のポイント接続の代わりに統合された データリポジトリを活⽤することで、パイ ロットを完全な運⽤展開に迅速に拡張する。 11

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課題は⼭積み 12

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Google Cloud の 製造業向けソリューション 13

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製造業における変⾰を加速 ● 数百におよぶ産業⽤通信プロトコル、エッジワー クフローの実⾏、Google Cloud との密接な結合が 可能 ● ⼯場データを処理、コンテキスト化、保存し、 様々なユースケースですぐにデータ活⽤ ● ビルトインされた分析と AI のユースケース群で即 座に効果を出し、⼤規模な展開も可能。 14

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製造業向けソリューション 15

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Manufacturing Data Engine ● ⼯場データの処理、コンテキスト化、保存 を⾏うための基盤となるクラウドソリュー ション 16

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Manufacturing Data Engine ● 分析ユースケース ○ 分析プロダクトを基盤としてレポート作成 ● 機械学習ユースケース ○ ML プロダクトを基盤として ML モデルを作成、ト レーニング、実⾏する ● 統合ユースケース ○ 会社で利⽤可能な他の視点と製造データの統合レ ビューを提供 17

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Google Cloud と Litmus 18

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Google Cloud と Litmus 19

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Manufacturing Connect ● 250 以上のマシンプロトコルに対応 ● ほぼ全ての製造アセットと接続 20

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Google Cloud 上の Manufacturing Connect GKE アプリで管理 Manufacturing Connect 21 機械 PLC デバイス ハブ エッジ 処理 Google Cloud コネクタ 機械 機械 250以上のプロトコルを サポートする PLC およ びシステムに接続 Pub/Sub コネクタ Node-RED グラフィカルイン ターフェイスを備えたノー コード分析エンジン

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Google Cloud 上の Manufacturing Connect GKE アプリで管理 Manufacturing Connect 22 機械 PLC デバイス ハブ エッジ 処理 Google Cloud コネクタ 機械 機械 250以上のプロトコルを サポートする PLC およ びシステムに接続 Pub/Sub コネクタ Node-RED グラフィカルイン ターフェイスを備えたノー コード分析エンジン

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Manufacturing Connect Edge ● エッジデータプラットフォーム ● ⼯場内に導⼊されるソフトウェア スタック ● 250 以上のプリビルドドライバー を使⽤してあらゆる⼯場デバイス に接続 23

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オンプレミス or Edge Google Cloud Manufacturing Connect Edge 24 Manufacturing Connect Edge Manufacturing Connect Manufacturing Data Engine Marketplace Packaged Solution Private Repo GKE App VM / Container / OS

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オンプレミス or Edge Google Cloud Manufacturing Connect Edge 25 Manufacturing Connect Edge Manufacturing Connect Manufacturing Data Engine Marketplace Packaged Solution Private Repo GKE App VM / Container / OS

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Anthos 26

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活⽤事例 27

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根本原因の特定 28 ● 品質の変動を特定 ● 不具合の発⽣源の排除 ● メンテナンス最適化 ● 機械調整の改善

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マシンレベルの異常検出 29 ● センサーデータ活⽤ ● トレンド‧異常検知 ● 根本原因の分析 ● OEE の最適化

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予測メンテナンス 30 ● 事前構築された MLモデルを使⽤ ● グローバルな可視性 施設ごとのメンテナンス 戦略

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インライン品質管理 31 ● センサーデータと 視覚データを集約 ● 品質上の問題が検出 されると警告 ● プロダクトの品質 への影響を把握

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AI 活⽤ 32  

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業界事例 33

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業界事例 34

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Manufacturing Data Engine 35

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MDE のアーキテクチャ 36

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MDE のアーキテクチャ 37 PubSub トピック PubSub は、ソリューションのさまざまなコンポーネン ト間でメッセージをルーティングするために使⽤される MDE のメッセージ ブローカー

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MDE のアーキテクチャ 38 メッセージ マッパー 受信メッセージを処理し、ソースメッセージクラスに分 類するとともに、ホイッスル変換を実⾏

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MDE のアーキテクチャ 39 構成マネージャー ユーザー構成を管理し、他のソリューションコンポーネ ントに公開

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MDE のアーキテクチャ 40 メタデータ マネージャー メタデータバケットとインスタンスを管理し、レコード 処理に参加

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MDE のアーキテクチャ 41 バッチ取り込み Cloud Storage Bucket バッチ取り込み⽤のファイルをアップロードするための バケット

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MDE のアーキテクチャ 42 Cloud Storage Reader Cloud Storage にアップロードされたファイルからバッ チデータを読み取る役割を担う

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MDE のアーキテクチャ 43 BigTable Writer BigTable シンクにレコードを書き込む役割を担う GCS Writer ⽣のソースメッセージを Google Cloud Storage アーカ イブに書き込むとともに、処理済みのレコードを Google Cloud Storage シンクに書き込む役割を担う

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MDE のアーキテクチャ 44 Federation API 共通のインターフェースを使⽤してすべてのデータ リポ ジトリにアクセスするための API を提供

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MDE のアーキテクチャ 45

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MDE の主要な概念 46   ● Archetypes ● Types ● Tags ● Metadata

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MDE の主要な概念 47   ● Archetypes ○ データ分類の 第⼀レベル ○ 基礎となる データストレージ スキーマを定義 Archetypes 離散 数値 連続

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MDE の主要な概念 48   ● Types ○ データ分類の 第⼆レベル ○ データシンクの 指定 ○ メタデータの 関連付け Archetypes 離散 数値 連続 タイプ タイプ タイプ

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MDE の主要な概念 49   ● Types ○ データ分類の 第⼆レベル ○ データシンクの 指定 ○ メタデータの 関連付け Archetypes 離散 数値 連続 タイプ タイプ タイプ

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MDE の主要な概念 50   ● Tags ○ データソースを表す Archetypes 離散 数値 連続 タイプ タイプ タイプ タグ タグ タグ

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MDE の主要な概念 51   ● Types ○ データ分類の 第⼆レベル ○ データシンクの 指定 ○ メタデータの 関連付け Archetypes 離散 数値 連続 タイプ タイプ タイプ

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MDE の主要な概念 52   ● Metadata ○ システムのデータモデルのコアコンポー ネントで、センサーの読み取り値やイベ ント事実に関するコンテキストデータを 表す ○ データレコードに関連付けられており、 BigQuery のデータモデルの⼀部として 使⽤できる

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MDE の主要な概念 53   ● Metadata の例 ○ どのタグが数値の読み取り値を出⼒したか ○ 数値が読み取られた時点では、どのような製品 が処理されていたか ○ センサーはどのデバイスに属するか ○ イベントが発⽣した時点では、どのような変化 が進⾏していたか ○ 読み取り時にアクティブだったレシピは何か

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MDE の主要な概念 54 エッジ クラウド シーケンサ MCe MDE PLC データポイント (raw データ及び PLC 固有 PLC ペイロードに追 加されたメタデータ JSON ペイロード (標準化) MCe レベルで追加さ れたメタデータ 分析 クラウドデータモデ ル MC レベルで追加さ れたメタデータ 外部メタデータプロ バイダー (オプション) データ記録 メタデータリポジト リ 構成リポジトリ API

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MDE の主要な概念 55

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MDE のデータの流れ 56 GCS の ファイル (CSV、 Acro、 JSON) PLC 値 PLC 値 Manufact uring Connect  Edge の タグ MDE ファ イルイン タージェ スター カスタム MQTT ブリッジ PubSub メッセー ジ メッセージペイ ロード識別⼦ メッセージ型 パーサー 離散 数値 連続 変換 変換 変換

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MDE のデータの流れ 57

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分析について 58

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製造における分析の課題 59   ● スケーラビリティ ○ 最新のデータベース⽤に設計されていな い現⾏の BI システム ○ 履歴データへのアクセスの⽋如 ● アジリティとガバナンス ○ 反復開発への未対応 ○ 断⽚化されたデータ

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製造における分析の課題 60   ● データのコンテキスト化 ○ データに関連するコンテキストがない ○ サイロ化 ● プロセスの透明性 ○ デバイスのパフォーマンス、歩留まり、 スループットに関するレポートがない ○ パターン、傾向、相関係を特定する機能 がない

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Looker 61  

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Looker を使⽤して MDE を構築 62   ● MDE アーティファクト ○ MC を介して接続された産業機器⽤の取 り込みパイプラインを提供 ● カスタマイズ可能な LookML モデル ● LookML ダッシュボード

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Looker を使⽤して MDE を構築 63   ● 部品の品質監視 ○ ⽣産ラインのセンサーのキャリブレーションの 問題を特定し、サプライヤーと連携する ● 範囲外センサー分析 ○ 同じ⽣産ラインで様々なレシピを⽐較して、⽣ 産レシピの問題を特定 ● コンポーネントモニタリング ○ センサーデータと履歴データの傾向を検出する

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Looker を使⽤して MDE を構築 64   ● マシンサイクルタイム分析 ○ 滞留を検出してスループット改善の機会 を特定 ● 最終品質相関分析 ○ ⽣産中に品質を予測し、早期に是正措置 を講じる

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その他のデータ連携⼿段 65   ● Vertex AI ○ Auto ML + AI プラットフォーム ● Grafana ○ 可視化 ● Apigee ○ 統合 API プラットフォーム ● Tableau ○ レポート

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正規化された データを活かせる クラウド環境を 66

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