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1 ベクトル解析 講師:さんのみや

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2 目次 1.目的 2.線積分 3.面積分 4.体積分 5.勾配、発散、および回転の定義 6.ガウスの定理 7.グリーンの定理 8.ストークスの定理

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3 講義の目的・目標 • 目的:流体力学の基礎方程式の意味を含めて導 出方法を理解すること 連続の式 ナビエ・ストークス方程式 • 講義の目標:ガウスの発散定理、グリーンの定 理およびストークスの定理の物理的意味を説明 できるようになること

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4 勾配のイメージ(復習) スカラー場の意味 空間にある領域の各々の点     について考えたスカラー       の全体 スカラー場の具体例:温度 37.0℃ 36.7℃ 36.4℃ 勾配のイメージ たとえば上の勾配∇ Φ は Z 方向の増加量 が他の軸方向と比べて大きいことがわかる スカラー場の勾配

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5 発散のイメージ(復習) ベクトル場の意味 空間にある領域の各々の点     について考えたベクトル       の全体 ベクトル場の具体例:速度 ベクトル場 収支は 発散のイメージ 軸方向に+3 軸方向 +4 軸方向 +4 +2 +1 +2 (2-4)+(4-3)+(2-1)=0

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6 回転のイメージ(復習) F G H I 点の周りの循環の強さを 示す。

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7 線積分 r + dr r dr 曲線 C において t を任意の媒介変数とした位置ベクトル r を下記のように表す。 は基底ベクトル C に沿った微小な変位を表すベクトル dr を下記の ように表す。 微小変位ベクトルによる積分を線積分と呼ぶ。例 えば下記のように表す。 直行座標系における基底ベクトル Q P 曲線 C

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8 面積分 u と v を媒介変数とした位置ベクトル r は以下の通り 点 P における変動関数を とすると曲面の微分要素  は となり単位法線ベクトルを とすると 曲面積の微分要素  を含む積分を面積分と言う   P S O 外積のイメージ

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9 体積分 体積要素  はスカラーである。 ここである領域  上で体積分を考える。 直行座標系においては = とすると とすると スカラー場の体積分 ベクトル場の体積分

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10 勾配、発散および回転の定義

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11 ガウスの定理

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12 ストークスの定理

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13 グリーンの定理