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cgroup v1 の問題点
• 汎用性を持たせるため自由度高く設計されていたが、自由度を高く構成できなかった
→ 結局、複数の階層すべてを同じ構成にした cgroup ツリーを形成して使っていた
• コントローラー間の連携ができない
→
(例)Linux の I/O はメモリーを使うが、IO とメモリーを扱うコントローラーは別々
に実装され、連携できない。連携しようにも他のコントローラーがマウントされるかど
うか不明
• コントローラー操作の一貫性の欠如
→ コントローラーは別々に設計・実装されたため、操作性がバラバラ
• どのノードにもタスクが所属でき、リソース配分を設定できた
→ 親子 cgroup 間のスレッドにどうリソースが配分すればよいかわからない。決まって
いない
• すべてのコントローラーがスレッド単位で制御されていた
→ スレッド単位でリソース制御する必要があるリソースは少ない。CPU は制御する意味
があるが、メモリーは意味がない
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