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マネージャー & リーダー向け 社内トレーニング(公開ver) ストックマーク株式会社 Co-VPoE 岩瀬 2023/8

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© 2023 Stockmark Inc. イントロダクション ● 今⽇のゴール ○ 組織やチームを活⽤して成果を出すために 効果的な理論や⽅法を知ること ● 対象 ○ マネージャーやチームリーダー

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© 2023 Stockmark Inc. マネジメント と リーダーシップ の違い? ● 書籍や研修資料を⾒ると ○ マネジメント:予実管理や⼈員配置といった組織運営、etc… ○ リーダーシップ:変⾰の推進、ビジョンの提⽰、etc… ● 探せば探すほど、定義や考え⽅が存在

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© 2023 Stockmark Inc. 参考:アカデミックを⾒てもリーダーシップだけで⾊々 (図表削除) リーダーシップ研究の系譜を掲載

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© 2023 Stockmark Inc. 本資料での マネジメント と リーダーシップ ● 本資料では、ざっくり以下の解釈で利⽤ ○ マネジメント = ⽬標に向けて何とかする       (様々な⼿段でやりくりする)⽅法 ○ リーダーシップ = ⽬標達成に向けてチームや組織を         動かすための1つの⾏動‧考え⽅

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© 2023 Stockmark Inc. 本⽇の注意点 ● 完全に同⼀条件の組織やチームは存在しない = 確実に再現する‧通⽤する答えがない

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーの難しさ (ミンツバーグ) 「過酷なペース、細切れの仕事、守備範囲の広さ、頻繁な中断、  ⾏動志向の強さ、⼝頭のコミュニケーションの重視、  横の関係の重要性、主導権を握りづらい状況で主導権を  ある程度確保するための苦⼼」

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© 2023 Stockmark Inc. 続:本⽇の注意点 ● 完全に同⼀条件の組織やチームは存在しない = 確実に再現する‧通⽤する答えがない ● ⼀⽅で多くの場合に効果的な考え⽅や振る舞い、 パフォーマンスを下げるアンチパターンは存在 ● そのため、本⽇の内容は⾃⾝の環境に読み替えて応⽤すること

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© 2023 Stockmark Inc. ● 岩瀬 義昌 (@iwashi86) ● 最近は通信企業で⽣成AI系のPJ Lead ○ その前はアジャイル開発や プロダクトマネジメントの全社⽀援 ○ その前は⼈材開発 (マネージャー育成を含む) ● Podcaster (fukabori.fm) ● 書籍翻訳者 ⾃⼰紹介

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© 2023 Stockmark Inc. 前提

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーのアウトプットとは? ● マネージャーのアウトプット = ⾃分の組織のアウトプット + ⾃分の影響⼒が及ぶ隣接諸組織のアウトプット

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーのアウトプットとは? ● マネージャーのアウトプット = ⾃分の組織のアウトプット + ⾃分の影響⼒が及ぶ隣接諸組織のアウトプット ※組織 ○ 意識的に調整された2⼈、 またはそれ以上の⼈々の活動や諸⼒のシステムである (バーナード)

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーのアウトプットとは? ● マネージャーのアウトプット = ⾃分の組織のアウトプット + ⾃分の影響⼒が及ぶ隣接諸組織のアウトプット → では、組織のアウトプットは?

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© 2023 Stockmark Inc. 組織のアウトプット 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など

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© 2023 Stockmark Inc. 組織のアウトプット 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など ● 補⾜ ○ 能⼒がなければ、どんなに熱量があってもアウトプットは出ない ○ どんなに能⼒が⾼くても、熱量ややる気がゼロならばアウトプットは出ない ○ どんなに能⼒や熱量があっても チームや組織の摩擦‧制約‧阻害要因があれば⼒が発揮できない

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© 2023 Stockmark Inc. 組織のアウトプット 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など 上げる or 下げる ために何をするか? 今日の残りの話は、すべてここにつながる

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© 2023 Stockmark Inc. この後のアジェンダ ● チームメンバーの相互理解 ● チームメンバーの育成 ● ⾔語化‧コミュニケーション ● セルフマネジメント

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© 2023 Stockmark Inc. チームメンバーの相互理解

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© 2023 Stockmark Inc. チームメンバーの相互理解 ● なぜ互いの理解が必要か?

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© 2023 Stockmark Inc. チームメンバーの相互理解 ● なぜ互いの理解が必要か? → 相互理解が信頼の基盤になるため

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© 2023 Stockmark Inc. チームメンバーの相互理解 ● なぜ互いの理解が必要か? → 相互理解が信頼の基盤になるため ● なぜ信頼が必要なのか? → 次ページ

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© 2023 Stockmark Inc. チームの5つの機能不全要因 1. メンバー間の信頼の⽋如 順 序

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© 2023 Stockmark Inc. チームの5つの機能不全要因 1. メンバー間の信頼の⽋如 2. 信頼がないことによる、衝突への恐怖 順 序

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© 2023 Stockmark Inc. チームの5つの機能不全要因 1. メンバー間の信頼の⽋如 2. 信頼がないことによる、衝突への恐怖 3. 衝突への恐怖による、責任感の不⾜ (たとえば、表⾯上は同意して⾏動を起こさない) 順 序

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© 2023 Stockmark Inc. チームの5つの機能不全要因 1. メンバー間の信頼の⽋如 2. 信頼がないことによる、衝突への恐怖 3. 衝突への恐怖による、責任感の不⾜ (たとえば、表⾯上は同意して⾏動を起こさない) 4. 責任感の不⾜により、説明責任の回避 (たとえば、良くない⾏動や態度を⾒て⾒ぬふりに) 順 序

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© 2023 Stockmark Inc. チームの5つの機能不全要因 1. メンバー間の信頼の⽋如 2. 信頼がないことによる、衝突への恐怖 3. 衝突への恐怖による、責任感の不⾜ (たとえば、表⾯上は同意して⾏動を起こさない) 4. 責任感の不⾜により、説明責任の回避 (たとえば、良くない⾏動や態度を⾒て⾒ぬふりに) 5. 互いの説明責任の回避による、結果への無関⼼ 順 序

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© 2023 Stockmark Inc. (反対に)チームの5つの機能要因 1. 互いを信頼する 2. 信頼を⼟台に、アイデアをめぐって遠慮なく衝突する 3. 衝突して合意した決定や計画に責任を持って取り組む 4. 計画を守れなかった場合に、互いに責任を追求する 5. チーム全体の⽬標達成へ

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© 2023 Stockmark Inc. (反対に)チームの5つの機能要因 1. 互いを信頼する ⇐ どうやって作り上げるか? 2. 信頼を⼟台に、アイデアをめぐって遠慮なく衝突する 3. 衝突して合意した決定や計画に責任を持って取り組む 4. 計画を守れなかった場合に、互いに責任を追求する 5. チーム全体の⽬標達成へ

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© 2023 Stockmark Inc. チーム内の信頼の育て⽅

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© 2023 Stockmark Inc. 先に知っておいてほしいこと ● 前頭前⽪質 ○ 脳内で理性と論理を司る ○ 深く‧複雑な問題解決時に活動

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© 2023 Stockmark Inc. 先に知っておいてほしいこと ● 前頭前⽪質 ○ 脳内で理性と論理を司る ○ 深く‧複雑な問題解決時に活動 ● 扁桃体 ○ 安全性や脅威を分析する ○ 脅威に遭遇したときに考えるのではなく闘争 or 逃⾛反応を起こす → その個⼈の⼤事なこと(コアニーズ)が脅かされると反応し始める

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© 2023 Stockmark Inc. 個人のコアニーズとは?

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ○ チームやグループからの拒絶により脅かされる 例:⾃分だけミーティングによばれていない ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ○ 組織‧チーム‧個⼈であれ前に進んでいないと脅かされる 例:⽇々の仕事にチャレンジがない、キャリアが停滞している ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ○ ⾃分の⽣活や仕事に仕事に決定をくだせる。ただし、要バランス。 選択肢が多すぎると圧倒されるが、少なすぎると無⼒感に。 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ○ 全員が情報‧リソース‧サポートに、平等に公平にアクセスできる ○ 仮に、⼀部の特権メンバーだけが優遇されていたら‧‧‧? ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ○ 変化が⼀定予測できること。これも要バランス。 ○ 変化がなさすぎると退屈。⼀⽅で、毎⽇劇的な変化があっても疲弊。 ● Significance:重要性 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. コアニーズの6分類 : BICEPS ● Belonging:所属感‧帰属意識 ● Improvement:改善‧進捗 ● Choice:(⾃主的な)選択 ● Equality / Fairness:平等 / 公平 ● Predictability:予測可能性 ● Significance:重要性 ○ ⾃分が重要だと感じされているか ○ 肩書や責任の範囲もこの領域 https://www.palomamedina.com/biceps

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© 2023 Stockmark Inc. BICEPS の補⾜ ● ある個⼈が BICEPS のどれか1つだけが重要というわけではない ○ 個⼈ごとにグラデーションがある

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© 2023 Stockmark Inc. BICEPS を考えるときの注意点 ● ⾃分の価値観を相⼿に投影しないこと

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© 2023 Stockmark Inc. BICEPS を考えるときの注意点 ● ⾃分の価値観を相⼿に投影しないこと ● 何かイベントが起きたとしても個⼈によって受け取り⽅が異なる ○ 例:週5リモートワークだったが突然の⽅針変更で、   週4リモート & 週1 出社必須 になったら? ■ Choice (⾃主的な選択) が重要な⼈であれば強制に反発するかもしれない ■ Equally/Fairness: 家が遠い⼈は不公平に感じるかもしれない

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© 2023 Stockmark Inc. 余談:価値観理解はマネジメント3.0にも存在 https://nuworks.jp/wp-content/uploads/2021/08/big-values-list-v7_bilingual.pdf https://management30.com/practice/value-stories/

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© 2023 Stockmark Inc. チームメンバーのコアニーズ(BICEPS) を相互把握するために ● チームレベル ○ ミーティングの冒頭で先程のワークをしてみる ● 個⼈レベル ○ 観察(どこでテンションが上がったか or 下がったか⾒てみる) ○ 1on1 で聞いてみる ■ 直接的:特に重要なものは?⼀⽅で、どっちでもいいものは? ■ 間接的:どういうときに不機嫌になる?何でテンションが上がった? https://static1.squarespace.com/static/59b1c7dee45a7c768c8c3c9f/t/614136c888b0610ebde014ca/1631663816980/_BICEPS+Core+Needs+at+Work+for+Teams.pdf

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© 2023 Stockmark Inc. ここまでの内容の効果 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など 熱量に影響する コアニーズを理解できる ‧信頼の構築 ‧健全な衝突の実現

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© 2023 Stockmark Inc. 育成

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© 2023 Stockmark Inc. ここまでの内容の効果 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など 採⽤のコストも⼤きい できれば能⼒を⾼めたい

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーの4つの帽⼦ ● メンタリング‧ティーチング ○ ⾃分の経験に基づいてアドバイスを提供し問題解決を⽀援する

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーの4つの帽⼦ ● メンタリング‧ティーチング ○ ⾃分の経験に基づいてアドバイスを提供し問題解決を⽀援する ● コーチング ○ ⾃分の意⾒を共有したり、すばやく問題を解決したりするのではなく オープンな質問をしてチームメンバーの内省を⽀援

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーの4つの帽⼦ ● メンタリング‧ティーチング ○ ⾃分の経験に基づいてアドバイスを提供し問題解決を⽀援する ● コーチング ○ ⾃分の意⾒を共有したり、すばやく問題を解決したりするのではなく オープンな質問をしてチームメンバーの内省を⽀援 ● フィードバック ○ チームが⾏うべきことに⼀致しているか否かの⾏動を観察し その観察結果を賞賛や提案とともに共有する

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャーの4つの帽⼦ ● メンタリング‧ティーチング ○ ⾃分の経験に基づいてアドバイスを提供し問題解決を⽀援する ● コーチング ○ ⾃分の意⾒を共有したり、すばやく問題を解決したりするのではなく オープンな質問をしてチームメンバーの内省を⽀援 ● フィードバック ○ チームが⾏うべきことに⼀致しているか否かの⾏動を観察し その観察結果を賞賛や提案とともに共有する ● スポンサリング ○ チームメイトがレベルアップしたり 新しいリーダーの役割を引き受けたり、昇進したりする機会を探す

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© 2023 Stockmark Inc. スポンサリングの注意点 ● マイノリティなグループは過渡にメンタリングされがち ○ かつスポンサーも少ない ○ 例:開発組織における⼥性エンジニア

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© 2023 Stockmark Inc. スポンサリングの注意点 ● マイノリティなグループは過渡にメンタリングされがち ○ かつスポンサーも少ない ○ 例:開発組織における⼥性エンジニア ● イングループバイアス※が無意識に発動していることを意識する ※ ⾃分が所属する集団のメンバーを肯定的に評価しやすい傾向

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© 2023 Stockmark Inc. 4つの帽子の使い分け

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© 2023 Stockmark Inc. SL(Situational Leadership) 理論 ● チームメンバーの段階に応じてマネジメントの振る舞いを変える https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97

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© 2023 Stockmark Inc. SL(Situational Leadership) 理論 ● チームメンバーの段階に応じてマネジメントの振る舞いを変える https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97 メンタリング ティーチング フィードバック コーチング フィードバック スポンサリング

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© 2023 Stockmark Inc. いずれのPhaseでも 1on1 が効果的 ● 頻度‧内容は異なるにしろ、スポンサリングを除いて 1on1でメンバーごとに⽀援を使い分けしやすくなる ● 1on1 については別トレーニングがあるため本⽇は詳細割愛

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© 2023 Stockmark Inc. どんなに頑張っても・・・

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© 2023 Stockmark Inc. コーチング帽⼦の注意点 ● 「コーチングを受け⼊れられるコーチャブルな⼈だけをコーチングした」 ● 「コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、  あきらめず努⼒を厭わない姿勢、  つねに学ぼうとする意欲である。」

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© 2023 Stockmark Inc. コーチング帽⼦の注意点 ● 「コーチングを受け⼊れられるコーチャブルな⼈だけをコーチングした」 ● 「コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、  あきらめず努⼒を厭わない姿勢、  つねに学ぼうとする意欲である。」 ● ⾔い換えれば、コーチャブルな状態でない⼈に コーチングスタンスで接しても効果がない、 むしろ反感を招くことがありうる

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© 2023 Stockmark Inc. メンバーの⾏動変容が起きない場合 ● どれだけ素晴らしいフィードバックでも、最⾼のコーチングであっても 向上や成⻑に興味がない⼈もいる(=その個⼈が悪いわけではない)

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© 2023 Stockmark Inc. メンバーの⾏動変容が起きない場合 ● どれだけ素晴らしいフィードバックでも、最⾼のコーチングであっても 向上や成⻑に興味がない⼈もいる(=その個⼈が悪いわけではない) ● ⼀⽅でチームやビジネスにコストがかかると問題になる ● ではどうするか?

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© 2023 Stockmark Inc. メンバーの⾏動変容が起きない場合 ● どれだけ素晴らしいフィードバックでも、最⾼のコーチングであっても 向上や成⻑に興味がない⼈もいる(=その個⼈が悪いわけではない) ● ⼀⽅でチームやビジネスにコストがかかると問題になる ● ではどうするか? → 1つは別のポジション‧マネージャーで活躍できるか調整。  周りのパフォーマンスを落としているならPIPなどへ。

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© 2023 Stockmark Inc. ⾔語化‧コミュニケーション

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© 2023 Stockmark Inc. なぜ⾔語化? ● チームメンバーが兼務無しで2-3⼈であれば 容易に考えやステータス同期可能

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© 2023 Stockmark Inc. なぜ⾔語化? ● チームメンバーが兼務無しで2-3⼈であれば 容易に考えやステータス同期可能 ● ⼀⽅で⼈が増えると、メンバー同⼠で 誰が何をやっているか‧考えているか徐々に分からなくなる → その結果、仕事が宙に浮いたり、⽅向性がずれたりして   望むべきアウトカムが得られなくなっていく

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© 2023 Stockmark Inc. ⾔語化時は⾒やすい場所(Web) で⼀覧化しておく (図表削除) ビジョン・ミッション・目標、 および必要なリソースをまとめたWebページ

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© 2023 Stockmark Inc. ⽬標設定 ● 次の4つの組み合わせになっているもの ○ たどり着きたい⽬標の状態 ○ 現在のベースライン ○ 現在のトレンド(現在のベロシティを表している) ○ 時間の区切り

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© 2023 Stockmark Inc. ⽬標設定 ● 次の4つの組み合わせになっているもの ○ たどり着きたい⽬標の状態 ○ 現在のベースライン ○ 現在のトレンド(現在のベロシティを表している) ○ 時間の区切り ● 例: ○ 2Q のリード獲得は60件だったが 3Q ではリード獲得を100件を⽬指す。

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© 2023 Stockmark Inc. コミュニケーション

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© 2023 Stockmark Inc. ここまでの内容の効果 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など 余計な摩擦や制約を 極⼩化したい

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャー‧リーダーの⼤きな仕事 ● コミュニケーションといっても⾊々ある ○ 打ち合わせ / テキスト ○ ⽇々の会話‧雑談 / 特別な情報の伝達 ○ 個別 / 全体

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© 2023 Stockmark Inc. マネージャー‧リーダーの⼤きな仕事 ● コミュニケーションといっても⾊々ある ○ 打ち合わせ / テキスト ○ ⽇々の会話‧雑談 / 特別な情報の伝達 ○ 個別 / 全体 ● 特に厄介なのは⾔いにくい情報を伝える場合 ○ プロダクトの撤退 / レイオフ / 退職 / 買収 / etc…

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© 2023 Stockmark Inc. 厄介な情報を戦略的‧計画的に伝える ● なぜ戦略的? → 場当たり的にコミュニケーションしているとリスクが⾼まる  (たとえば、誰かの感情が爆発する など)

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© 2023 Stockmark Inc. 厄介な情報を戦略的‧計画的に伝える ● なぜ戦略的? → 場当たり的にコミュニケーションしているとリスクが⾼まる  (たとえば、誰かの感情が爆発する など) ● 抑えておくべき要素 ○ 背景 ○ 伝えるべき相⼿ ○ タイムライン(どの順番で、いつ) ○ 伝える内容

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© 2023 Stockmark Inc. 厄介な情報を戦略的‧計画的に伝える ● なぜ戦略的? → 場当たり的にコミュニケーションしているとリスクが⾼まる  (たとえば、誰かの感情が爆発する など) ● 抑えておくべき要素 ○ 背景 ○ 伝えるべき相⼿ ○ タイムライン(どの順番で、いつ) ○ 伝える内容 ● 伝える相⼿のコアニーズは? ● どんな⾔葉を選ぶべき?

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© 2023 Stockmark Inc. 具体的な計画例 日時 誰に どうやって 伝えること 8/1 10:00〜 Aさん 開発ミーティングの終わりに 対面で ● プロダクトの開発方針の変更 ● Aさんはプロダクトのリードであり 最初に相談したこと ● Bさんには自分から言うこと 8/1 16:00〜 Bさん オンラインの1on1で ● 開発方針の変更 ● Aさんには伝えてあること 8/3 13:00〜 ユニットリーダー全員 部門リーダー横断の 定例ミーティングで ● 開発方針の変更 ● 今後の予定 8/4 10:00〜 会社全員 会社全体のオールハンズで ● 開発方針の変更 ● 質問の対応

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© 2023 Stockmark Inc. 余談:⼤事なことは何度でも https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1000Z_Q0A510C1000000/

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© 2023 Stockmark Inc. セルフマネジメント

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© 2023 Stockmark Inc. 暗黙の前提がある 組織のアウトプット = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など

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© 2023 Stockmark Inc. 暗黙の前提がある 組織のアウトプット ※ = メンバーの能⼒ x メンバーの熱量 - チームや組織の摩擦‧制約など ※ 結局は、⾃⾝の⼼⾝の健康状態に強く左右される

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© 2023 Stockmark Inc. 気にすべき対象は「⾃分も」 ● 組織再編‧競争激化‧厄介な情報のコミュニケーションは マネージャーやリーダーの体⼒‧精神⼒を削る ○ チームメンバーの感情にも向き合う必要がある

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© 2023 Stockmark Inc. 気にすべき対象は「⾃分も」 ● 組織再編‧競争激化‧厄介な情報のコミュニケーションは マネージャーやリーダーの体⼒‧精神⼒を削る ○ チームメンバーの感情にも向き合う必要がある ● 「⾃分⾃⾝の疲れをどう対処すべきか?」 ○ ⾃分の疲れやすい仕事‧タスクを知ってスケジュールを調整 ○ タスク優先度の定期的な⾒直し ○ プロジェクトの委譲 ○ 「No」と⾔う

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© 2023 Stockmark Inc. ワーク(3分) ● ⾃分のここ2-3週間のカレンダーを⾒直し、 エネルギーの消耗が激しかったタスクの種類を⾒つけ Zoomのチャットに書いてみましょう ● 上記が書きにくければ 疲れているときの回復⽅法、もしくはされたら嬉しいことを書いて⾒ましょう

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© 2023 Stockmark Inc. タスク優先度の定期的な⾒直し ● アイゼンハワーマトリクスでマッピング‧棚卸ししてみる https://en.wikipedia.org/wiki/Time_management#The_Eisenhower_Method

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© 2023 Stockmark Inc. No と⾔う ● 多くの⼈にとって「嫌な」選択肢 ○ 相⼿からネガティブな印象をもたれる可能性があるため ● ⼀⽅でエネルギー消耗を改善する最も効果的な選択肢

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© 2023 Stockmark Inc. No と⾔う ● 多くの⼈にとって「嫌な」選択肢 ○ 相⼿からネガティブな印象をもたれる可能性があるため ● ⼀⽅でエネルギー消耗を改善する最も効果的な選択肢 ● どうすれば No と⾔えるか? ○ ミッション‧ビジョン‧今期の⽬標と照らし合わせて理由付け 例:「今期の重要⽬標は性能改善なので、そのタスク着⼿は難しいです」 ○ 上位のマネージャーやリーダーに「No」の数を増やしてもらえるように依頼

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© 2023 Stockmark Inc. 余談:お読みでなければ⼀読を https://speakerdeck.com/aki_iinuma/nowochuan-eruji-shu-number-pmconf2021

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© 2023 Stockmark Inc. まとめ

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© 2023 Stockmark Inc. おさらい ● 今⽇のゴール: 組織やチームを活⽤して成果を出すために 効果的な理論や⽅法を知ること ● 現時点で1つでも明⽇から活かせる考え‧アクションがあれば👌

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© 2023 Stockmark Inc. 今⽇お話したこと ● チームメンバーの相互理解 ● チームメンバーの育成 ● ⾔語化‧コミュニケーション ● セルフマネジメント

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© 2023 Stockmark Inc.