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チームアセスメントツール 「Zipadee」のレポートの活用方法 2023.2 update

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レポートを読む際の心構え 結果のレポートは、皆さんの回答を元に、統計的にチーム全員の状態を可視化しています。 Zipadeeの質問項目は、チームの状態を知るための情報を網羅的に用意しているので、レポートに現れる数字は、各個人 の答え方の癖や一時的な心境変化、チーム間の相違にもかかわらず、安定してチームの客観的な状態を示すものとなりま す。 つまり、チームがZipadeeを利用すればするほど、個別具体的なチームの持つ傾向や特徴が発見できるようになります。 実際のレポートを見てみると、ご自身やチームの皆さんが肌で感じている感覚と違うこともあるかもしれません。 しかし、数値はチームが見えていない事実を指し示している可能性があります。 結果の数値に違和感がある時ほど、新しい事実を見つけられるかもしれません。 11 Zipadeeにおける「数字」は、プロジェクトやチームの姿を移す「鏡」となります。 ★Zipadeeのレポートを読むときのポイント ①先入観を持たずに、意外な結果が出てもニュートラルに結果を受け止めてみてください。 ②「誰がこの回答したのか」などの責任追求ではなく、「どうしたら良くなるか」とチームが良くなる方法を考えましょう。 ③データから色々なことを読み解いてみましょう。レポートの各項目や先月との差分を比較し、毎月繰り返し振り返ることで新 しい理解が見つかるかもしれません。

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12 レポートを利用した議論のすすめ ①先月との比較からチームの変化を見る 一ヶ月でチームはどのように変化したでしょうか?良くなった数値はチームで讃え合い、悪くなった数値はチームで改善策を検討しま しょう。レポート上部にトップ3と考察をまとめています。それらの情報を元に対策を考えたり、議論してみましょう。 ②数値の原因を考えてみる 数値の良し悪し(上がった、下がった)のみを見るのではなく、「なぜ、この数値になっているのか」「他数値との関係」を議論して みましょう。メンバーの変更やプロジェクトのフェーズで一時的に数値が揺れることが多々ありますが、数値の根拠を考えることはプ ロジェクトの根本的な部分に焦点を当てて、成功やリスク管理にも繋がります。 ③回答の数値の分散はチームの「認識の齟齬」を探す レポート下部の「回答の詳細」では、チームメンバーの回答を匿名で確認することができます。ここでは回答の分散が大きいものは チーム内の認識にズレがあるものです。その中には、改善策が必要だったり、重要度の認識がずれているものが存在します。必ず確認 することをおすすめします。 Zipadeeのレポートは、質問結果による数値の変動を提供することで、振り返りの新しい基礎となります。 時間を必要としますが、個人で見るのではなく、チーム全員でレポートを確認することを推奨します。 ★レポート参照時の質問例   感想の共有「ーーさん、レポートで何か気になった部分はありますか?」 ①:変化を見る「この数値を改善する対策はありますか?」 ①:変化を見る「この数値をさらに良くするには何か良い対策はありますか?」 ②:数値の原因「なぜこの数値になっているのでしょうか?考えられる原因は何でしょうか?」 ②:数値の原因「数値同士で繋がりがありそうなものはありそうでしょうか?」 ③:認識の齟齬「分散が大きい回答があるのですが、この項目で違和感ある方や課題を感じている方いますか?」

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13 アンケートの回答イメージ 「プロジェクト全体について」 ・ゴール・マイルストーン ・メンバーの役割やミーティングの設計 ・ミーティング環境 ・ミーティングの実施内容 ・アウトプットの状況 ・ふりかえりの状況 「チームとしての評価」 ・役割や情報共有・期待などチームの環境 「メンバーごとの評価」 ・他メンバーへリーダシップへの信頼度 「その他の質問」 ・要件や自身の貢献度、リスクや達成感など 上記の4つのカテゴリで、約100問の質問をご用意しています。 ・5段階評価と自動スクロールで直感的で回答しやすいUI 回答時間を短くするために、触りやすいUIになっています。一問 あたり5秒程度で回答できるようになっています。

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14 分析レポートのイメージ 前月との比較 プロジェクトチームの行動指標・状態指標の差分をグラフで表示。 チームの状態を一目で把握することができます。 各項目の関係性や、解釈の方法なども明記。 プラス・マイナスの変化が大きい項目 前月との比較で大きく変化があった項目をピックアップ。ポジティブ な変化はチームの進化・成長を全員で共有できて、ネガティブな変化 はリスク管理にもなります。 各項目の詳細(回答者は匿名) 各項目の回答分布をグラフで明記。認識の相違を把握することができ ます。匿名なので、回答の特定はできない仕様になっています。 特に回答の分散が大きいもの(認識の齟齬が起きているもの)のみを 絞って確認をすることもできます。 ・「解釈」ではなく「事実」を重視するレポート 各項目の数値はプロジェクトやメンバーの状況で変化するため、 数値の上下を一概に「良いことか」「悪いことか」で解釈するこ とは非常に難しいです。「解釈」ではなく「事実」を客観的に把 握することでプロジェクトによりよい改善を促します。 ふりかえり時に本レポートを通じて数値の解釈や認識合わせを全 員で行うことで、チームの相互理解と自律性を高めます。