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[5分LT]フロントエンドとバックエンドを繋ぐ認証サービ ス Amazon Cognito 2024.09.27

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2 今回のLTについて ➢SPAを作りたいお客様から、Amazon Cognitoを使って認証を実装してほしいと いう相談をよく受けます。 ➢Amazon CognitoというのはAWSの認証・認可サービスで、フロントエンドと バックエンドを繋ぐための認証機能を提供してくれます。 ➢というわけで、今回はAmazon Cognitoというか、認証・認可サービスのお話を します。 ➢時間の都合上とても簡略化して説明しているので、詳細は公式ドキュメントを参 照するか、別の機会にお話させてください。

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3 Amazon Cognitoの機能 ➢ ID管理 ➢ Cognito側でユーザー情報を管理することができます。システム側でユーザー情報をDBに持つ 必要はありません。 ➢ ユーザー認証 ➢ ログイン画面、パスワード変更画面が提供されています。 ➢ ソーシャルログイン

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4 Amazon Cognitoがフロントエンドとバックエンドを繋ぐとは? ➢ SPAとは、フロントエンドとバックエンドを別システムで構築し、それらを連動させて見掛け上 一つのシステムとして動作させるアプリケーションのことです。 ➢ このような構成の場合、認証・認可サービスがバックエンドに寄っていると、フロントエンドの 方でログイン後でしか見えない画面を作れないなどのような問題が発生します。 ➢ そこで、認証・認可の機能を独立させ、両方から利用可能にするのが認証・認可サービスであり、 Amazon Cognitoもその一つです。 フロントエンド バックエンド Amazon Cognito 認証・認可を 一つのサービスとみなす

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5 Amazon Cognitoの利用イメージ Amazon API Gateway AWS Lambda フロントエンド Next.jsなら middleware.ts Amazon Cognito ➢ フロントエンドはページ切替が発生したら絶対に通る場所にCognitoのチェック処理を入れる ➢ バックエンドはリクエストが発生したら絶対に通る場所にCognitoのチェック処理を入れる ➢ これにより未ログインならログインへの転送または404を返すことができる

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6 Amazon Cognitoの利用イメージ Amazon API Gateway AWS Lambda フロントエンド Next.jsなら middleware.ts Amazon Cognito ➢ Cognitoでログインするとトークンが得られるので以降のアクセスにはトークンを載せる ➢ トークンを用いて、ログインチェック、ユーザー情報の取得ができる ➢ ユーザー情報の取得する時に、どの情報を取れるのかを制御するのが認可機能 Token Token Tokenを用いて ログインチェック token Tokenを用いて ユーザー情報取得

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7 Amazon Cognitoのデメリット ➢Amazon Cognitoを導入し、ユーザー情報をCognitoで管理するようになると、 RDBからユーザー情報がなくなるので所謂JOINができなくなります。 ➢ここをどう解決するかがバックエンドエンジニア/クラウドエンジニアの腕の見 せ所です。 カラム カラム 氏名 部署 AAA BBB 兼安 聡 アプリケーションサービス部 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ <案1>一覧データと ユーザー情報を後で合体させる 方式を提案する <案2>そもそも常に最新を JOINしないといけないのか?と いう視点で見直す <案3>同期さえ取ればユー ザー情報とRDBで二重管理して もよいとする

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8 自己紹介 氏名:兼安 聡 所属:株式会社サーバーワークス アプリケーションサービス部 在住:広島(フルリモート) 担当:DevOps、PM、SM 2024 Japan AWS Top Engineers (Database) 2024 Japan AWS All Certifications Engineers 認定スクラムマスター X:@satoshi256kbyte そんな感じで技術支援したりPMしたりSMしたりしてるのが私です。

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9 よろしくお願いします。

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11 告知 11/ 09(土) オープンセミナー2024@広島 今年のテーマはXRE 信頼性エンジニアリングです。 現代におけるエンジニアの一般知識 だと思うので是非参加願います。 申し込みはこちら