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ࣗࣾαʔϏεͷͨΊͷಠࣗϦϦʔε൛Redmine ʮRedMicaʯͷऔΓ૊Έ ファーエンドテクノロジー株式会社 前田剛 RedMica — The future Redmine you can get today

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■ Redmine 非 公式情報サイト「Redmine.JP」創 立 者(2007) ■ 書籍「 入門 Redmine 第6版」監修者(2024) 第1版〜第5版 著者(2008, 2010, 2012, 2014) ■ Redmineコミッター(2017-) ■ ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役(2008-) http://linktr.ee/maeda.go 自己 紹介 前 田 剛 Redmineのクラウドサービスを 提供している会社です オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアRedmineで 仕事をしたりRedmineの開発を 手 伝ったりしています。

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今日の内容 ■ ファーエンドテクノロジーはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア 「Redmine」をクラウドで提供するサービス「My Redmine」を運営 ■ ファーエンドテクノロジー版Redmine「RedMica」を2019年11 月 にリリース した背景 ■ RedMicaリリースの効果

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Redmineとは

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Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツール ■ マルチプロジェクト対応(親 子 階層無制限) ■ カスタムフィールドも使える柔軟な課題追跡システム ■ ガントチャートとカレンダーによる進 行 状況の視覚化

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Jean-Philippe Lang氏が2006年に開発 Redmine開発者Jean-Philippe Lang 氏 と2017年11 月 パリにて

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わりと使われている TECH Street ITエンジニアの【理想の開発環境】に関するツール・サービスランキング 2021年春に 行 われた調査の「ITエンジニアが使いたいプロ ジェクト管理ツールランキング」で3位。 オープンソースソフトウェアのランクインはRedmineのみ

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中核機能は「チケット」によるタスク管理 実施すべき作業、修正すべきバグなど、チームのタスクを「チケット」として登録。 メンバーの作業や進捗状況を明確にできる。

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Redmineの中心的な機能、課題管理機能(チケット) νέοτ͸؅ཧදͷ ໌ࡉߦ෼ʹ૬౰

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柔軟な設定機能によりさまざまな業務に適用可能 ■ バグ・インシデントの登録・追跡 ■ タスク管理 ■ プロジェクト管理 ■ 問い合わせ・Q&A管理 管理表を作りたくなるような 用 途は、だいたいいける。

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クラウドサービス 「My Redmine」

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My Redmine とは ■ 税別10,000円/ 月 〜 (1000ユーザー、200GB) ■ 2008年開始 AWS上でRedmineをインストールした環境をクラウド型プロジェクト管理ツールとして 提供。顧客は 自 前でサーバの構築や保守管理をする必要がなく、 手 軽に低コストで Redmineを利 用 できる。

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<クラウドサービス「My Redmine」の事例紹介にご協 力 いただいた皆様> 事例紹介: https://hosting.redmine.jp/casestudy/ 約1500社の企業が導 入

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My Redmine 顧客数推移(各年1 月 1 日 時点) 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 1517 1328 1156 933 776 674 556 465 373 301 217 132 72 35 15

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Redmineのリリース状況と 「My Redmine」提供上の課題

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Redmineはメジャーバージョンアップの間隔が不定かつ長め ■ Redmine 4.0.0: 2018-12-09 ■ Redmine 4.1.0: 2019-12-20 ■ Redmine 4.2.0: 2021-03-28 ■ Redmine 5.0.0: 2022-03-28 ■ Redmine 5.1.0: 2023-10-31 > 12ヶ 月 > 15ヶ 月 > 12ヶ 月 > 19ヶ 月 ファーエンドテクノロジーはOSSのRedmineの開発元ではなく利 用 者なので、 リリース間隔は当然コントロールできない。

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Redmineのリリース間隔に起因して発生していた当社の課題 ■ 顧客にいつ新機能を届けられるか不明 ■ 当社の貢献により追加された機能をなかなか顧客に届けられない ■ リリース時期が不明なのでサービスの更新のスケジュールをあらかじめ決められない

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課題1: 顧客にいつ新機能をとどけられるか不明 ◯◯を実現できる機能はあるか? 今はないが、Redmineの機能としては既に開発 済み。Redmine X.Y がリリースされてお客様の 環境に反映されたら使えるようになります それはいつ? 顧客 サポート わかりません

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課題2: 当社が貢献した機能をなかなか顧客に届けられない ファーエンドテクノロジーはRedmineの開発への貢献 を継続的に 行 っている。 当社の貢献により実装された機能が顧客に届くまでに 長 い場合は1年近くかかるという問題があった。 例えばRedmine 5.0では 機能追加・バグ修正のうち 約38%を開発 38%

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課題3: サービス更新のスケジュールをあらかじめ立てられない ■ リリース 日 は直前にならないとわからない ■ 顧客環境のバージョンアップを早期に実施できるようあらかじめ 日 程を確保 しておくことができない ■ リリースされたら結構あわてて対応するのが常だった

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ファーエンドテクノロジー版Redmine 「RedMica」による解決策

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RedMicaとは RedMicaはファーエンドテクノロジー版Redmine。2019年11 月 に初めてリリース。 My Redmineのサービス提供 用 にリリースしているが、GitHubでも公開。 ■ オープンソースソフトウェア(GPLv2) ■ Redmineのリポジトリの開発ブランチ(trunk)に追従 ■ 6ヶ 月 ごと(5 月 ・11 月 )の定期リリース ■ Redmineの時期バージョンの新機能を先 行 して利 用 可能 github.com/redmica/redmica

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Redmineより短い間隔で定期リリース ▼ 2022-05 2.2 ▲ ▼ ▼ 11 2.2 2023-05 2.3 5.0 2022-03 ▲ 5.1 2023-10 ▼ ▼ 11 2.4 2024-05 3.0 ■ Redmineの最新ソースコードを元に、より短い間隔で定期リリースを 行 うことで 新機能を早く届けるという 目 的を実現 ■ 最新のRedMicaにはリリース直前半年間のRedmineの開発成果が含まれる ■ 例えば2022年の時点で、2023年10 月 リリースのRedmine 5.1に含まれる機能の 一 部が利 用 できていた

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Redmineのリリース間隔に起因する課題を解決 ■ 顧客にいつ新機能を届けられるか不明 → ✅定期リリースであるため次期バージョンのリリース時期が明確 ■ 当社の貢献により追加された機能をなかなか顧客に届けられない → ✅将来のRedmineのリリースに含まれる機能が先 行 提供されるようになった ■ リリース時期が不明なのでサービスの更新のスケジュールをあらかじめ決められない → ✅あらかじめスケジュールを空けておける RedMicaのリリースはファーエンドテクノロジーがコントロール可能なので 様々な問題が解決。

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My RedmineへのRedMicaの適用 ■ 2020年2 月 から新規利 用 者に対してRedMicaでのサービスを提供開始 ■ 2020年3 月 までに全利 用 者のRedmineをRedMicaに切り替え完了 ■ 以降はRedMicaのみを使 用

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RedMicaの利用がRedmine本体の品質向上にも寄与(想定外) ■ Redmineの未リリースの新機能がMy Redmineのサービス環境で多数のお 客様に提供されることになり、不具合が早期に検出されることになった ■ 検出された不具合は修正パッチを作成し redmine.org に報告 ■ Redmineとしてはリリース前の段階で不具合修正が完了 ■ なるべくお客様に提供する前に不具合を 見 つけられるよう、ファーエンド テクノロジーの業務では開発ブランチのRedMicaを使 用 している

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RedMicaのリリースの運 用

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Redmineのリポジトリと同期する流れ svn.redmine.org PC上のGitリポジトリ (masterブランチ) PC上のGitリポジトリ (stable-X.Yブランチ) GitHub git svn fetch && git svn rebase git cherry-pick git push git push コミットメッセージの書き換えも 行 っている。 Redmineのチケット番号がGitHubのissue番号 と認識されるのを防ぐため。 redmine.orgのチケットを 見 ながらstableブラ ンチにバックポートすべきコミットを判断

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現状の課題 ■ 手 作業が多く 手 間がかかる ■ stableブランチにcherry-pickすべきコミットの判断に 手 間がかかる (issue確認、ソースコード確認) (現時点では解決策未検討)

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おわりに

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できればRedMicaが存在意義がなくなる日が来てほしい ■ RedMicaの存在意義は短い間隔で定期リリースが 行 われること ■ もしRedmineがRedMicaと同様に半年ごとに定期リリースされれば RedMicaは存在意義を失う ■ 将来Redmineのリリースが 比 較的短い間隔で定期的に 行 われるように なり、RedMicaの存在意義がなくなる 日 が来てほしい ▼ 2022-05 2.2 ▼ ▼ 11 2.2 2023-05 2.3 ▼ ▼ 11 2.4 2024-05 3.0 Redmineが同じペースでリリースされれば RedMicaは存在意義を失う(そうなってほしい)

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ありがとうございました

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■ Redmine 非 公式情報サイト「Redmine.JP」創 立 者(2007) ■ 書籍「 入門 Redmine 第6版」監修者(2024) 第1版〜第5版 著者(2008, 2010, 2012, 2014) ■ Redmineコミッター(2017-) ■ ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役(2008-) http://linktr.ee/maeda.go 自己 紹介 前 田 剛 Redmineのクラウドサービスを 提供している会社です オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアRedmineで 仕事をしたりRedmineの開発を 手 伝ったりしています。