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オーナーシップを持つ
 領域を明確にする
 2024/04/18 (木)
 ビジネスインパクトを最大化するEM戦略【EM Oasis #4】
 @konifar


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https://emoasis.connpass.com/event/312868/ 


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むずかしい


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何が難しいか
 - “ビジネスインパクト”とは何かから考える必要がある - “戦略”は、視野を広げて経営・組織・プロダクトの状況を踏まえて決定する必要があ る

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LTなので雑めに
 考えを話します


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ビジネスインパクト
 とは何か


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企業価値の向上


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『企業価値の向上』を雑にこう捉えてみる
 - 短期 = 売上・利益 - 粗利 = 売上高 - 売上原価 (人件費含む) - 長期 = 社会的インパクト - 一企業の利益というよりは、ビジョンの実現に対する期待

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- 短期 = 売上・利益 - 粗利 = 売上高 - 売上原価 (人件費含む) - 長期 = 社会的インパクト - 一企業の利益というよりは、ビジョンの実現に対する期待 『企業価値の向上』を雑にこう捉えてみる
 事業やフェーズによるけど たぶん求められることが多いのはこっち

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ビジネスインパクトを最大化する
 => 売上・利益を増やす
 (実際には事業計画によるが、ここではこういう整理とする)


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利益を増やす
 - 売上を上げる - ex) 単価を上げる - ex) 売れるものを作る - ex) たくさん売る - 原価を下げる - ex) 開発効率を上げる - ex) 運用コストを下げる

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(EMとして) 利益を増やす?
 - 売上を上げる - ex) 単価を上げる? - ex) 売れるものを作る? - ex) たくさん売る? - 原価を下げる - ex) 開発効率を上げる? - ex) 運用コストを下げる? 組織全体としてはわかるけど、 EMとして / エンジニアとして と考えると 何をすればいいのかわかりにくい

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なぜわかりにくいか
 - エンジニアだけではコントロールしにくいところも含まれる - 利益を出せるものを見極めて無駄なものを作らない = Product Management - 作ったものをどんどん広めていく = 営業・マーケティング - 全く悪いことではない - むしろ組織としては責務を分けて動くのは自然なこと

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Kyashの場合
 - 売上を上げる - ex) 単価を上げる - ex) 売れるものを作る - ex) たくさん売る - 原価を下げる - ex) 開発効率を上げる? - ex) 運用コストを下げる? <= 仕様の判断はもちろんあるが他社とのビジネススキームにも依存 <= 法律やコンプライアンス観点の制約も大きく整理が必要 <= toBプロダクトはSalesの戦略の方が利益を左右する

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Kyashの場合
 - 売上を上げる - ex) 単価を上げる - ex) 売れるものを作る - ex) たくさん売る - 原価を下げる - ex) 開発効率を上げる? - ex) 運用コストを下げる? こっちはエンジニアが オーナーシップを発揮しやすい領域

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EMとして何をするべきか


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過度にオーナーシップを持とうとしなくていい
 - Product Management のロールがある場合、何を作るかの責務はお任せしてもよ い - いわゆる目的不確実性を減らす領域 - その上で、意思決定の質を上げるのはエンジニアが力強く ”フォロー”できる - データエンジニアリング、 A/Bテスト基盤、高速プロトタイピングなど - オーナーシップを持って取り組むところを明確にするのが大事 - 事業計画の達成に向けて、エンジニアとしてコントロールして成果を出せる領域

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エンジニアとしてのオーナーシップ例
 - 生産力の最大化 - アウトカムは意識しつつもアウトプットにこだわる - エンジニアがコントローラブルなのはやはりアウトプット - 個人の成長に加えて、組織としての成熟 - コストの最適化 - インフラコストの見直し - コストの見える化

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“いつ”時点の売上・利益を
 意識するべきか


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事業計画による


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“いつ”時点での粗利の最大化を意識するか
 - EMとしては半年〜1年くらい先を意識するとよいと思う - 目標の元となる事業計画を把握するのが大事 - “いつ”の成果を出すかの認識を上長や経営と合わせておくこと - このプロセスとしての組織目標設定

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ビジネスインパクトを
 最大化するEM戦略


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EMとしての戦略
 - “いつ”の成果を考えるべきか擦り合わせる - ビジネスインパクトは事業計画による。わかりやすいところで言えば売上や粗利 - 事業計画を把握して、見るべきタイムスパンの認識を上長や経営と合わせておく - “どこ”にオーナーシップを持つべきか決める - 組織全体を把握してエンジニア組織として大きな成果を出せるところを見極めて宣言する - 成果指標としてのFour Keys計測や、チームトポロジーといった組織体制の構築などはすべて戦術 の話 - アウトカムを意識しつつも、今はとにかくアウトプット量にこだわるぞとかもアリ

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むずかしい


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どうしてるか教えてください!


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ありがとうございました