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2025/02/26 株式会社タイミー 吉野高一 フルリモートでオンボードし続ける環境作り @tkkz1009 D-Plus Tokyo #11~受けてよかった!自分が受けたい!オンボーディング Part2

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自己紹介 吉野 高一 (Yoshino Takakazu) @tkkz1009 株式会社タイミー DevEnable室 プロフィール 開発組織人事←人事・総務・法務・購買←SI営業←エンジニア 今やってること: エンジニア向けの制度企画、オンボーディング、 組織運営含めた社内施策、等など   ジンジニアMeetup企画運営

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経歴の変遷 組織再編による 業務整理や改 善、制度運用、 オンボーディン グなど そしてコロナが 来る。。。 Now! エンジニア 向けの制度企画 部門オンボー ディング 社内イベント企 画 IT業界の構造や 現実を知る 入ってすぐが リーマンショッ クの時でした ね。 SES,派遣 営業 購買/法務 人事/総務 人材開発 開発組織人事 SESによる人員 調達や外部委託 の折衝してたら コンプラ教育す ることに 組織間の構造や 文化が気になり 始める。 教育研修とか そっちやると 思ったらDXや 内部統制するこ とになった。 ソリューション 営業 提案書の枚数 ✖100万円で 受注を頑張る スタイル 徹夜が増える フリーランス エージェント DMM.com BBS Timee テクマトリック ス 受託開発 C#,PL/SQL とか ITキラキラして いると勘違いし て入ったが、IT 土方と呼ばれて いた時代だった ので、全然そん なことなかった よ。 エンジニア ソフトハウス

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Vision 一人ひとりの時間を豊かに 「人生の時間は有限である」 これは代表の小川が尊敬していた祖父の急逝をきっかけに得た教訓です。 有限だからこそ時間をより価値あるものにする方法をすぐに見つけられ すぐに実行できる世界をつくりたい。この想いから、 時間を豊かにする選択肢の一つとして、 好きな時間に働ける「タイミー」が着想されました。 私たちは「働く」に留まらない多様なアプローチで、 一人ひとりの時間が豊かになるきっかけを提供していきます。 5

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Mission 「はたらく」を通じて 人生の可能性を広げる インフラをつくる 時間にとらわれず、好きな場所で、好きな仕事を。 少し前には考えられないような自由な働き方を、タイミーは提供しています。 この新しい「働く」は、ただ自由であることにその魅力を留めません。 「働く」を通じた、多くの人との出会いと経験の積み重ねは、自分自身の新たな 価値を発見し、可能性を広げる糧になると私たちは信じています。 タイミーは、新しい「働く」インフラとして、一人ひとりが自分の可能性を 広げていける社会を目指します。 6

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開発組織の一人ひとりが能力とモチベーションを最大限発揮し続けるための環境づくりをMissionとした「DevEnable室」 を設立。開発組織のメンバー一人ひとりの学習機会の充実や、キャリアアップのサポートなどを通して 「個人と組織の進化」に伴走します。 7 DevEnable室

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人が集まる 興味を持ってもらう 採 用 HRBP・組織開発 各部門 各機能は前後のパスに影響を与えながら 組織における挑戦の総量を増やす 挑戦が増える 事業が成長する 新しい機会が増える 良いチームが増える 能力が開発される 意欲が高まる ストレッチアサイン を設ける 業務外の刺激をうける 衛生要因を整える 卒業する 人材開発 労 務 制 度 評価 /FB をうける 人が成長する 認知が増える 広報 発信・登壇する いつも実現したいと思うこと

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そもそもオンボーディングとは? 新しく組織に参加した個人の円滑な 適応をサポートする全てのこと

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そもそもオンボーディングとは? 文化理解と 価値観の共有 心理的安全性 の確保 役割と期待値 の明確化 組織の ミッション、 ビジョン 価値観や 行動規範 組織の歴史や 過去事例 関係構築 リソースと サポートの提供 評価と フィードバック メンター制度 チームメン バー との交流 ステークホル ダーの紹介 オープンなコ ミュニケー ション 失敗の許容 フィードバッ クの受容性 具体的な役割 の説明 目標設定 責任範囲 の確認 必要なツール や情報の提供 研修機会 or 学習機会 FAQの整備 定期的な1on1 パフォーマン ス評価の透明 性 適応状況の ヒアリング

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そもそもオンボーディングとは? 「on-board」

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そもそもオンボーディングとは? ずっと飛び続ける必要がある

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今日の結論 自分たちの働き方をよくしていく、アップ デートし続けていくという心持ちが大事

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タイミーの開発組織 タイミーでは開発組織で 2019年よりリモートワークを取り入れ 2021年より開発組織における 今後の標準的な働き方(フルリモートOK) として運用しています

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全社としては 全社としてはハイブリッド型の組織である 全社的には、出社を前提とした組織運用を行っており、オフィスの運用にも力を入れている

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タイミーの開発組織 2021年より、会社として開発組織はフルリモー トでの運用を始める(地方採用も開始) 開発組織全体の20%以上が地方在住

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フルリモートの前提条件 前提となるもの - 家のネットワークが十分に早い - タイピングが十分に得意である - Webサービスを使い慣れている - テキストコミュニケーションの経験 SlackやGitHub上の ISSUE/PullRequest におけるコミュニケーションの経験 そもそもWebサービスを 作っている職能である 職能上 前提となっている トラブルシューティング 含めて自己解決・改善できる

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リモートワークで起こること pros(利点) • 働く場所や時間の柔軟性が上がる • 通勤時間が不要に • 場所の制約がない • ライフステージの変化に適応しやすい • 子育て・介護などのライフステージの変化に適応できる働き 方 • コミュニケーションにおいてWebツールが活用されやすい • MTGの証跡を残したり共有するコストが下がりやすい cons(欠点) • コミュニケーションのコストが上がる • 音声コミュニケーションの上限が発生する (発話のタイミングが難しいなど) • 同期ミーティングをするコストが高い • 偶発的なコミュニケーションが発生しにくい • 情報が流通し辛い • 会議以外で意思疎通を図る機会がない • 職場における有機的なつながりが生まれづらくなる • 仕事とプライベートの境界が曖昧に • プライベートの環境が生産性に影響を与える • 物理的な距離による孤独感 • 一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだりする機会が減る • 落ち込んでいる様子が伝わりづらい リモートワークをすると起きること • 物理的にコミュニケーションの方法が制 限される • 場所の選択肢が個人の裁量に委ねられる • コミュニケーションにWebサービスを利 用する

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どう向き合っていくか 働き方の選定は不可逆性が高い

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どう向き合っていくか よくしていくという 心持ちが大事

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どう向き合っていくか リモートワーク notリモートワーク 時間 早めに問題が起きる よくしていく 組織の 生産性 起きる問題をバネにする 課題が顕在化すると問題解決のインセンティブが強く働く、早めにコミュニケーションの整備が進む

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欠点(cons)とどう向き合うか? • コミュニケーションのコストが上がる • 偶発的なコミュニケーションが発生しにくい • 仕事とプライベートの境界が曖昧に • 物理的な距離による孤独感

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コミュニケーションコストが上がることと向き合う オンラインコミュニケーションを工夫する コミュニケーションガイドラインを設けて、 情報の良い残し方や仕事の進め方を伝える

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コミュニケーションコストが上がることと向き合う オンラインコミュニケーションを工夫する 自分の状態をビデオ会議で表明しやすい環境の整備 お互いの暗黙知や形式知の認識を揃えるだけで孤独 や不安は和らぎ、発言や意思表明がしやすくなる。

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コミュニケーションコストが上がることと向き合う ドキュメントコミュニケーションの充実 ドキュメントに直接FBを書き込む形で意見やFBを 募集する慣習が育っている notionで変更差分を伝わりやすい仕組みを作る

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コミュニケーションコストが上がることと向き合う 情報の所在地を整備する オンライン故に、無から全てを設計/整備する必要 があります

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コミュニケーションコストが上がることと向き合う 情報流通とFBができる場所を整備する 毎週開発組織全体で集まるMTGがあります。 組織方針だけでなく、各チームのプラクティスや学 び、事業部をゲストに招いて顧客解像度を高めるな ど組織学習の観点も踏まえ、情報流通を整備してい ます。

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偶発的なコミュニケーションが起きないことと向き合う Guildの運用 Guildとよんでいる、任意の集まりや取り組みを推 奨し、Guildの取り組みを組織全体にお知らせする 仕組みを運用しています ● 輪読会 ● 各領域ごとの勉強会 ● オンラン雑談 ● 社内LT会(なんでもLT、技術LT等)

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偶発的なコミュニケーションが起きないことと向き合う 非同期の雑談をする機会を作る オンラインで多人数が集まると雑談が難しい。これに対してテキス トベースで雑談をする取り組みをやっており皆さんの近況が数分で 知ることができるように また以下イベントでは実況スレが立ち上がり、n:nでコミュニケーションが活発になり ます。 ● 全社総会などの実況スレ ● メンバーが登壇したときのオンライン勉強会登壇応援スレ

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偶発的なコミュニケーションが起きないことと向き合う (副次的効果)学びのコミュニティで技術について語らう 弊社では「KaigiPass」というカンファレンス参加支援制度があります。 インプットと学びのアウトプット促進が目的ですが参加率が高く、 チーム内外含めて参加するのでそこで初めて会うことも少なくありません。 現地で互いが視聴したセッションの情報交換や技術についての意見交換など 学びの交流が盛んです

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孤独感と向き合う 雑談チャンネルの活用 よくある雑談チャンネルです。 週2程度、ハドルで会話する場を設けています。

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孤独感と向き合う オフサイトイベントの実施 半期に一度、開発組織全員で集まる機会を設けています。 組織戦略のインプットだけでなく、各チームの実績の表彰や交流など モメンタムを維持向上する設計を常に意識しています。

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まとめ notリモートワーク 時間 早めに問題が起きる よくしていく 組織の 生産性 リモートワークは大変だが、改善を重ねると良い世界に (そもそもまだ始まったばかりの働き方)

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今日の結論 自分たちの働き方をよくしていく、 アップデートし続けていくという心持ちが大事 (組織だけでなく組織にいるメンバーも一緒に向き合えるように)

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おしまい Thank you!!