開発者ブログを3年半運営した振り返り / Running a Developer Blog: Lessons from 3.5 Years and Tips for You
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NTT docomo Business
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開発者ブログを 3年半運営した振り返り NTTコミュニケーションズ イノベーションセンター ⼩林 泰⼤ 2025/3/5 NTT Tech Conference 2025 1
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⼩林 泰⼤ Kobayashi Yasuhiro whoami NTTコミュニケーションズ イノベーションセンター所属 普段はバックオフィス IT・情報セキュリティの仕事が中⼼ 初めて使ったWindowsは3.1 インターネットは電話してつなぐもの オフはカメラ持って散策 好きな神⽥は和泉町 2
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あっちで ⿊電話やってます☎ ジーコジーコしにきてください PSTNの話もできます 3
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チェックインに代えて 開発者ブログをすでにやっている⽅✋ 開発者ブログをやってみたい⽅✋ 4
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きょうのコンテンツ 5 NTT Communications Engineersʼ Blogの紹介 私たちがやってきたこと これから開発者ブログを始めたい⼈へ
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きょうのコンテンツ 6 NTT Communications Engineersʼ Blogの紹介 私たちがやってきたこと これから開発者ブログを始めたい⼈へ
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NTT Communications Engineersʼ Blog 2015年6⽉オープン 2021年に現在の形にリニューアル 年間37万PVほど(多いのか?) 7
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事の発端 もともとはAPIサービスの開発者ブログとしてスタート ● 運営もAPIサービスの関係者が中⼼ ● 記事もAPIに関するものがメイン 2018年からは広く記事投稿を受け⼊れるように 2019年8⽉には現在の編集ルールがほぼ確定 8
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つらみポイント😢 執筆者体験がよくない ● 書き始めるまでの準備(アカウント申請などなど) ● 書いてからのレビューのやりとり(Slackのスニペットとスレッドで頑張る) レビューも⼤変 ➡ 結果的に記事投稿が停滞気味に…… 10
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11 そしてリニューアル はてなブログとGitHubの組み合わせ Pull Requestでコードライクに 記事レビュー 詳しい経緯は NTT Com ブログリニューアルで検索
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きょうのコンテンツ 13 NTT Communications Engineersʼ Blogの紹介 私たちがやってきたこと これから開発者ブログを始めたい⼈へ
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なぜここまでこられたか 14
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書き⼿の気がかりを減らす 15
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無理しない 無理させない 16
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基盤を先に作らない 17
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私たちがやってきたこと 18 ● 書き⼿の気がかりを減らす ● 無理しない・無理させない ● 基盤を先に作らない
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書き⼿の気がかりを減らす 19
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書き⼿はなぜ書くのか? 20
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書いてくれる⼈の動機🔥 21 「⾃分のやっていることを知ってほしい・発信したい」 「社会の反応を⾒てみたい」 ➡ 多くのエンジニアには⾃分を知ってほしい欲があるのでは?(仮説) 私たち運営が応援しているのはここ👆 採⽤も⽬的のうちだが、「結果として仲間が増えたらいいな」の感覚
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⼀⽅の書かない理由 22
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「Git/GitHubの使い⽅が分からない」 23 これはわりと気づきやすい(私もGitなんも分からん) 環境整備を通じて解決を模索中(最近はGitHub Codespacesを味⾒中) もっともVCSの仕組みやレビュープロセスは知っておいて損はない 👉 そうした研修もやっています
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「出ている記事がハイレベルすぎる」 「⾃分にはそんな記事は書けない」 これに気づくまでが本当に⼤変だった なぜ気づいたか:何度か寄稿してくれる⼈⽈く💬 24
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💬 「社内で⾒せても反応が薄い」 「だからブログに書く」 25
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運営 「まじかよ」 26
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根強い謙遜意識 運営は「NTT Comにはすごい⼈たちがいっぱいいる!」 「取り組みをぜひ記事に書いてほしい!」と思っていた ⼀⽅、すでに書いてくれた⼈でさえ「社内では反応が薄い」 → 社内で⾃らのOutputに⾃信を持てる環境にないかも? 認識に⼤きなギャップがあることが判明 ➡ 社内のそれくらい当たり前⽔準が妙に⾼いのでは?🤔 27
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運営の⾏動を転換 KEEP: 記事にできそうなことを探す TRY: 社会にとってどんな価値を持つのかを提案する ● 報道発表を出したチームに「技術的な裏話を教えてほしい」 ● チームの混乱を経験した⼈に「その混乱をどう乗り切り、何を 学んだかを書いてほしい」 28
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書き⼿へのフィードバック Google Analyticsやはてなブックマークの数字、SNSで⾒られた反応を Slackでお届け 企画ものをやったらアンケート&結果発表することも 書いてくれた⼈のモチベーションを奪いっぱなしにしない 29
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書き⼿の気がかりを減らす 書くのに尻込みする⼈の、気がかりを除くのが運営の仕事 ここ最近はオフィスアワーを実践中 ➡ 「試しにやってみよう」と思ってもらえる空気を作る 30
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無理しない・させない 31
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無理しない・させない いわゆる3M(無理・無駄・ムラ)の⼀つ 誰かの負担が⾼い状態では早晩潰れてしまう(新たな⼈も来なくなる) 32
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やっていないこと ● 数を必達⽬標にする ○ 記事の投稿数 ○ PV ● 執筆者を指名する・記事当番を置く ○ 「あなたはこれを書いてください!」はnot for us 33
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無駄はあったほうがよい 書く⼈、レビューする⼈とも、軽い背伸びでできる程度がよい 急かされていい仕事ができる⼈は少ない 34
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持続するのが⼤事 ユルくやっているおかげで続いている(新たな運営も来た) ⼀部の献⾝で持っているような仕組みはうまく⾏かない (頑張って頑張って頑張って燃え尽きたら意味がない) ⼀度⽕が消えると後から来る⼈がハンデを負うことになる 35
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基盤を先に作らない 36
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あくまでコンテンツが先 37 私たち=コンテンツが先にあって、基盤が不便だから基盤を作り直した 基盤ができてからコンテンツができたわけではない🔥🔥🔥 先に基盤を作っていたらそれで満⾜しちゃってたかも
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きょうのコンテンツ 38 NTT Communications Engineersʼ Blogの紹介 私たちがやってきたこと これから開発者ブログを始めたい⼈へ
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この発表の振り返り 39 ● 書き⼿の気がかりを減らす ● 無理しない・無理させない ● 基盤を先に作らない
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この発表の振り返り 40 ● 書き⼿の気がかりを減らす ● 無理しない・無理させない ● 基盤を先に作らない
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どう始めるべきか コンテンツを先に集めるべきだが、いきなりできる保証はない ➡ 代わりにまず 記事を書きたい⼈(発信したい⼈)を集める 発信したい⼈が「何のために発信するか」「何を、どう発信するか」を 考えて始めるとうまく⾏く 41
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仲間を作ろう デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」より 「裸の男とリーダーシップ」としても知られる 42
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仲間を作ろう 最初の⼈は踊り続ける(ブログやりたいと⾔い続ける) ⾶び込む⼈は後から来る⼈に「まね⽅」を教える ➡ じきに書かずにはいられなくなる もしあなたがいまひとりなら、焦らず仲間作りに時間を使った⽅がよい 46
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だからこそ基盤は後! 「さあブログができました、みなさん書いてください!」は危ない ましてや記事当番制(=ペナルティ)はもっと危ない 発信したい⼈の集まりから、基盤特化型の⼈が現れるのはWelcome 47
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48 https://twitter.com/ryuzee/status/1890578156693663977
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レビューは? 最低限のガードレールで始める 「専⾨家を持ってきて査読させます!」はやりすぎ 「会社が(で)やったこととして、これを出すのは適当か」くらいで ちょうどいい 会社の看板を⼤事にしすぎない 49
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それでも仕組みがないと⼼配だ 俳優シャイア・ラブーフからのメッセージをご覧ください 50
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51 DO IT Shia LaBeouf "Just Do It" Motivational Speech (Original Video by LaBeouf, Rönkkö & Turner)
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まず書いて社会に問う 仕組みの話はお客が集まってからで⼗分間に合う Issueから始めよ! 52 JUST DO IT!!!
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まとめ:これから始めたい⼈へ 仲間を集める まず書いてみる 飽きずに踊り続ける 53