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JAWS DAYS 2024 ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c JAWS DAYS 2024 ~立ち上げから周回軌道に乗るまで~ 喜早 彬 C-4 実録!NRIネットコム技術広報のあゆみ 立志編

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c アジェンダ 2 ◼ 技術広報立ち上げの経緯 ◼ NRIネットコム技術広報について ◼ テックブログ運営 ◼ 自社主催外部向け勉強会 ◼ さいごに

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 自己紹介 ◼ 喜早 彬(きそう あきら) ◼ NRIネットコム株式会社 ・NTシステム事業部 課長 ・クラウドテクニカルセンター 統括補佐 ・技術広報チーム 統括・推進 ◼ 2024AWS All Cert予定(12個取得済み) ◼ 執筆歴 3 Blog nri_netcom_pr

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 喜早 彬(きそう あきら) ◼ NRIネットコム株式会社 ・NTシステム事業部 課長 ・クラウドテクニカルセンター 統括補佐 ・技術広報チーム 統括・推進 ◼ 2024AWS All Cert予定(12個取得済み) ◼ 執筆歴 自己紹介 4 2023年6月発売 2023年11月に翌年4月でのRetire発表… 今年のAll Certには必要です!! 追い込みにいかがでしょうか!! Blog nri_netcom_pr

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技術広報立ち上げの経緯 5

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 1991年に大阪にて誕生。 ・現在は東京と大阪の2拠点体制。 ◼ NRI100%出資の子会社 ◼ 次の4領域を柱として事業を展開 ・クラウドソリューション ・システムソリューション ・Webクリエイティブ ・デジタルマーケティング ◼ クラウドソリューションは2011年より展開 NRIネットコムとは 6

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c NRIネットコムとは 7 ◼ 子会社であるものの、売上構成比率の殆ど はグループ外のお客様 ◼ NRIと一緒に仕事をする際もコワーク関係 がほとんど。 ex)NRIが基幹系やAPI ネットコムがフロントエンド領域 ◼ 自分で手を動かしてモノを作るのが好きな エンジニアが多数在籍! (もちろん実際にゴリゴリ開発しています!) プライム案件 顧客と直接契約・お取引 当社の強みを活かして コワーク

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 課題 8 知名度の低さ • 学生/求職者/潜在的なお客様の情報網に引っかかりにくい • キャリア採用もエージェント採用が中心 • エージェントの紹介で初めて認知されることも多い • 事業領域の認知度も低い ex)業務の大半は親会社向けの仕事であるというイメージ 他社との差別化 • 大企業以外のSIerの差別化はコーポレートサイトだけでは困難 • クラウドできます!はどの会社も書いているが、記載内容が似 通ってしまう(具体的な部分はお客様との契約上、書けないこ とが多い) • 自社サービス企業のように名刺代わりに出せるものが無い

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 課題が引き起こす問題 9 課題 何ができる会社かよくわからないので 興味が湧かない(そもそも認知されてない) 採用(新卒・キャリア)/営業活動において 大きなネガティブ要因! 外から見た 当社イメージ 引き起こされる 問題 知名度の低さ/他社との差別化

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c これらの打開策として… と、いうことで 10 技術広報チーム爆誕

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NRIネットコム 技術広報について 11

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 2021年3月に立ち上げ ◼ 現時点のメンバーは9人(現場兼任) ・メンバーの専門はシステム、デジタルマーケ ティング、デザインと多彩 ◼ 主な活動はテックブログ、自社主催の外部向け 勉強会、社内勉強会の企画運営、 X(旧Twitter) 運営など 今日は主に 「テックブログ」「自社主催外部向け勉強会」 の運営のことを中心にお話します。 技術広報チーム概要 12

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テックブログ運営 13

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 2021年3月に開設。 ◼ 直近1年の月間PV数 6万~10万で推移 ◼ 累計記事数553本 ・2021年度 120本 ・2022年度 217本 ・2023年度 213本(2024年2月23日現在) ◼ 技術的な記事以外にもライフスタイルや カルチャーなど幅広く社員の知見や考え 方を発信し、扱ってる技術や業務だけで なく当社のカラーもブログから感じても らえるよう意識 テックブログ 14

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c テックブログ 15

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ アクセス分析 ◼ 執筆打診 ◼ 公開前のレビュー ◼ 執筆者がネタで悩んだときの相談 運営としての活動 16

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 記事数を増やすこと 一番力を入れたところ 17

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ ブログのPV数は外部要因に大きく左右されるため、あまり追いすぎない ◼ 一方で、データからPV数と記事数には相関がそれなりにあることが見えた つまり・・・ 記事数を増やせば、PV数増加が見込める(はず) 記事数増やせばPV増える 18

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 記事数増やせばPV増える 19

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 記事数=執筆者数×一人あたりの執筆数 ・一人がコンスタントに記事を書くには慣れが必要 ・ブログ開設時点では、ブログ執筆経験者が少なかった ・そのため、まずはブログ執筆の経験のある人を増やす施策を重点的に実施 ◼ 取り組んだこと ・社内認知の促進 ・執筆してみようかな/してみたいなという雰囲気の醸成 ・執筆後のフィードバック 記事数増のための活動 20

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 会社でこういうものを運営しているということを知ってもらうための活動 ・認知されないことには執筆者は増えない ◼ やったこと ・全社の社内メールやSlackチャンネルでのアナウンス ・全社会議でブログの存在や目的、意味を説明 ・ブログに興味のある人、執筆者連絡用のSlackチャンネル(オープン)の設置 社内認知の促進 21

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 前提として、みんな通常業務で忙しい(興味があっても書いてる暇ない) ◼ そんな中でも書いてもらうために、背中をちょこっとだけ押させてもらう 例) ・こんなことを書いてもいいのか?と思っている人 →あなたが普通だと思っていることは実は世の中では誰かの役に立つ 可能性を大いに秘めている ・雑談しているときに運営視点でいいネタがポロッと出てきた →それ書いてみない?と話してみる 雰囲気の醸成 22

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 月次でブログイベントの企画 ・お祭りがあると人は乗ってみようかな?という気持ちになってくれやすい? 雰囲気の醸成 23

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ・APN AWS Top Engineers/APN Ambassadors Week ・NRIネットコム Advent Calendar 2021 ・デジマDays ・Designers Week 2022春 ・モバイルアプリWeek ・私の推しサービスについて聞いてくれ! ~AWSアワードエンジニア編~ ・技術書著者Week ・WebアプリWeek ・マネージャーウィーク ・GA4 Week ・執筆デビューウィーク~クラウド事業推進部編~ ・Advent Calendar 2022 ・技術広報Week ・子育てウィーク ・2022年度 新人卒業記念Week ・Design Week 2023 ・初夏のAWSアワードエンジニア祭り ・エンジニア・デザイナーのための資格ウィーク ・いまさら聞けない○○ウィーク~Git編~ 過去実施ブログイベント 24 ・Web業界志望者必見!入社までの不安解消ウィーク ・PM/ディレクターウィーク ・デジマWeek 2023 ・コンテナウィーク ・NRIネットコムBlog Advent Calendar 2023 ・基盤デザインウィーク ・育休経験談ウィーク 合計26本(2021年6月~2024年2月)

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ ブログを書くことのメリット(実益)を作る ・ブログ表彰制度(2023年度下期で運用開始) 雰囲気の醸成 25

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 反響を執筆者本人にお伝えする。 ・ SNSでのコメント ・アクセス数が伸びている ・はてぶのホッテントリに載った ◼ 第三者の声や評価をお伝えすることで 実際に自身の書いた記事に価値がある ことを感じてもらう。 ◼ 何より、成果をみんなで称賛したい! 執筆後のフィードバック 26

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 2024年3月時点で執筆経験者 170人超 ネットコムの社員数 約500人 全社員の約30%近くが執筆経験者!! 現在の執筆者 27

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自社主催 外部向け勉強会 28

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 2022年11月開始 ◼ 「Tech And Design Study」と「AWSマンスリーアップデートピックアップ」の 2タイトルで月1~4回開催 ◼ ブログと同様の目的に加えて、社員の登壇機会の確保という育成的側面も。 ・外部コミュニティでの登壇の前の練習のワンステップとして ・テーマ制限や登壇枠競争なく利用できる場として 自社主催外部向け勉強会 29

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ・AWSのネットワーク 初級-中級編 VPCのルーティングについて考える~ ・Japan AWS Ambassadorによるre:Invent 2022 re:Cap~ ・実務でハマった・ハマりそうだった話。AWS業務とプロジェクトマネジメント編 ・Application Composerから見たIaCのミライ ・もっと知りたいAWS! FinchとAWS Glueの話 AWS Glue Data Qualityもあるよ 編 ・ChatGPTライトニングトーク!ちょっとChatGPT使ってみた小話 ・2023 Japan AWS Jr. Champions認定記念!AWSトーク ・AIを活用してWebデザインを効率化しよう! ・もっと知りたいAWS!請求関連の権限変更でハマりかけた話とIaCを比較してみた話 ・AWS AmbassadorによるAWS re:Inforce re:Cap ・もっと知りたいAWS!AWS Amplifyを使ったWebアプリの知識習得方法とAWSマルチアカウント 管理の考え方 ・Amazon S3マウントとAWS Elemental MediaConvertを活用した動画サムネイル自動生成の最適化 ・もっと知りたいAWS!Amazon CloudFrontのアクセスログ保存をAthena用に最適化する方法と Pulumi AIでAWSを構築してわかったことの話 ・AWS認定試験を取得するためにやったこと ・マネージドサービスのログの扱いとマルチアカウント構成でのCI/CDパイプラインの仕組み ・コンテナのCIについてエンジニア目線で気にしていることとre:Invent2023注目トピック紹介! ・CloudFront設計についてとAmazon QuickSightのユーザー/アクセス管理 ・Advent Calendarの構築とコスパを考慮したDR設計について ・Control Towerの落とし穴と0からはじめる Amazon Q 開発ライフ ・ECSの機能とオプションについてと独自データを扱える生成AIサービス(RAG)の作り方 過去実施タイトル (Tech And Design Studyのみ) 30 合計 20本 (2022年11月~2024年3月)

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 過去実施タイトル (Tech And Design Studyのみ) 31 AWS関連 18本 (2022年11月~2024年3月) ・AWSのネットワーク 初級-中級編 VPCのルーティングについて考える~ ・Japan AWS Ambassadorによるre:Invent 2022 re:Cap~ ・実務でハマった・ハマりそうだった話。AWS業務とプロジェクトマネジメント編 ・Application Composerから見たIaCのミライ ・もっと知りたいAWS! FinchとAWS Glueの話 AWS Glue Data Qualityもあるよ 編 ・ChatGPTライトニングトーク!ちょっとChatGPT使ってみた小話 ・2023 Japan AWS Jr. Champions認定記念!AWSトーク ・AIを活用してWebデザインを効率化しよう! ・もっと知りたいAWS!請求関連の権限変更でハマりかけた話とIaCを比較してみた話 ・AWS AmbassadorによるAWS re:Inforce re:Cap ・もっと知りたいAWS!AWS Amplifyを使ったWebアプリの知識習得方法とAWSマルチアカウント 管理の考え方 ・Amazon S3マウントとAWS Elemental MediaConvertを活用した動画サムネイル自動生成の最適化 ・もっと知りたいAWS!Amazon CloudFrontのアクセスログ保存をAthena用に最適化する方法と Pulumi AIでAWSを構築してわかったことの話 ・AWS認定試験を取得するためにやったこと ・マネージドサービスのログの扱いとマルチアカウント構成でのCI/CDパイプラインの仕組み ・コンテナのCIについてエンジニア目線で気にしていることとre:Invent2023注目トピック紹介! ・CloudFront設計についてとAmazon QuickSightのユーザー/アクセス管理 ・Advent Calendarの構築とコスパを考慮したDR設計について ・Control Towerの落とし穴と0からはじめる Amazon Q 開発ライフ ・ECSの機能とオプションについてと独自データを扱える生成AIサービス(RAG)の作り方

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 集客 苦労した点(している点) 32

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ SNS(主にX) ◼ ブログでの告知 ◼ 過去参加者に対するメールでのアプローチ ◼ 勉強会検索プラットフォーム(Connpass) 告知方法 33

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 変更点は「connpassの設定の変更」 ・以前はユーザーの手間を考慮し、connpassから直接Zoomでの登録画面へ 遷移してもらう形にしていた ・この設定の場合、connpass上での検索に引っかからないなど、プラット フォームの恩恵を受けられていなかった ・この点を見直し、参加申込をconnpassで受け付けるようにしてから、 急速に改善が見られた 集客に関してはまだ軌道に乗り切っていないので、まだまだ頑張るところ 苦戦していたが改善の兆しあり 34

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さいごに 35

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 極力、強制はしないこと ・いかに自身の意志で参加することを選んでもらえる雰囲気、仕掛けを作れるか ◼ ただし、場合によっては「強めの依頼」という形を取る場合もある 例)新入社員に1年目のうちに1回ブログ記事を書いてみてもらう ・一回触れてみないと自分がこのカルチャーが好きかわからない それを判断してもらうためのきっかけとして ◼ 成果が出たら、こまめに本人にフィードバック@人の多いところ 意識していたこと 36

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ ブログや社外向け勉強会は社内メンバーにも見てくれている結構人がいた ◼ 社内に対しても情報共有やコミュニケーションのネタになっている ◼ ことAWS関連に関しては、身近な人のナレッジが読めることや、対外的な発表 の場が自社にあることで、Top Engineerや資格取得を目指す人が増えている!! 内部にも良い影響が 37

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c ◼ 自社でのオンサイト勉強会 ・昨年オフィスリノベーションしてオープンなプレゼンスペースができた! ・社内勉強会がオンサイトでやりやすくなった! ◼ 外部向け勉強会での他社さんとのコラボ ◼ 一人あたりの記事数/登壇数を増やすためのファシリテート 今後やりたいこと 38

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c メンバーが足りません!! 39

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ハッシュタグ:#jawsdays2024 #jawsug #jawsdays2024_c 本日はご参加いただきありがとうございました。アンケートのご記入をお願いします。 アンケートご記入のお願い 40