実際どうなの? チーム転職で手に入ったものと入らなかったもの
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ryoka
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実際どうなの? チーム転職で手に入ったものと 入らなかったもの Ryo Kataoka(りょか) 2023/09/16 Scrum Fest Mikawa 2023
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祝🎉初登壇!
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自己紹介 名前:Ryo Kataoka 別名:りょか(@ryokayan) 仕事:エンジニアリングマネージャー 趣味:酒、漫画、VTuber 最近エレキギターを始めた 出身:豊田市(三河ネイティブです) 豊田市の名産品は室伏広治です。
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ところで質問ですが、 チーム転職したことありますか?
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この発表をしようとした理由 ● チーム転職の実体験を伝えたかった ● 特殊な転職形式をとったことでとても学びがあった ● 知識を共有してみんなの転職活動をより良いものにしてほしい
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⚠この発表で言及しないこと 『チーム転職』という形の転職活動について話しますので、 ● 『チームで会社に入ること』のメリットデメリット ● 『チームを雇うこと』のメリットデメリット みたいなものには触れません。
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チーム転職を することになった経緯
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そもそも転職することになった経緯 ● 無職をしていたら前職に誘われた ● チームメンバーと社内のアジャイル推進や技術刷新を進めてた ● しかしながら入社して6ヶ月でリストラをくらう ● 転職活動しなきゃ!
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あれ?どこかで聞いたことがあるような・・・ ● Scrum Fest Mikawaフリークならなんか聞き覚えがあるかもしれませんね ● どこかの世界と繋がっているのかもしれません
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『もったいない』 ● 半年間ではあるがチームとしていい感じに回せている感覚はあった ● いい仕事ができるメンバーとこんなことで分かれるのはもったいない ● 『チーム転職』してみるか・・・! わりとノリで始まった物語
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まず、「チーム転職」とは ● チーム転職の定義をしておきましょう ○ 複数のメンバーが構成する一つのチームとして、共通の目的や価値観を持 ち、まとまって新しい組織やプロジェクトへ移行する転職の形態 ● よって、 ○ 成 功 ■ チームが同じ会社に転職できた ○ 大成功 ■ チームが同じ会社に転職でき同じプロジェクトにチームとして参画できる こと
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チーム転職のメリット
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ひとりじゃない ● 転職の基本は孤独だと思っている ● なにか失敗があっても最終的には内省するしかない ● しかし、チーム転職では転職という行為がチームで行うことになる ● 孤独ではなくなり、困難はチームで解決するものに
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フィードバック ● 面談、面接の良かった所悪かった所をチームに教えてもらえる ● 転職に必要な(足りない)スキルを指摘しあえる ● 一人だけの内省では出すのが難しい速度でカイゼンを進められる
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ナレッジの共有 ● 一人で転職するときよりも情報の蓄積、共有が重要 ● Notionを使って情報を集積していった 実際に見てみましょう!
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ナレッジの共有 ● 会社情報 ● ステータス ● 技術スタック ● 勤務体系(条件) ● アプローチ(流入元) 受けたい会社判断しやすくする
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ナレッジの共有 ● コメント欄を利用 ● 面談で話したこと、感じたこと ○ メンバーのそれぞれの感想 ○ 多角的に感じたことをまとめられる ○ 会社の色々な面を感じられる
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採用側になったから言える採用側へのメッセージ ● 面談などの言動、採用中の態度などは集積されていきます ● データとして残っていくので、気をつけた方がいい ● あまり深くは語らないけど
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うまく行かなくてもチームの責任 ● チーム転職の失敗はチームの失敗 ● 自分が失敗したと落ち込むのではなく、チームでうまくいくにはどうしたらいいかと考 える ● スクラムの精神を大事にしていく
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スクラムだ!
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無職でもイテレーティブな作業ができる ● 転職活動中に全員無職に ● 基本毎日朝会をして今後と日々の振り返りをしていた ● スプリントの感覚を忘れずにすんだ
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透明性・検査・適応 ● 一人では見つけられない情報の集積 ● 日々のフィードバック ● 次の面談、次の会社に対しての行動をより良くして行く感覚
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チーム転職のデメリット
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一応、 個人の感想です
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確実に転職の難易度は上がる ● ヘッドカウントを一気に圧迫するので会社は躊躇する ● 人件費もいっぺんにかかるため採用できる会社は限られる ● そもそもチーム転職に懐疑的な会社が多かった
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あらゆるリードタイムが長くなる ● チーム転職という形で面接をうける合意が取れるまで時間がかかる ● 一人目が面接を受けて最後の人が面接受け結果がでるまで膠着する
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うまく行かなかったらチームの責任 ● メリットの部分と表裏一体だけど ● 自分が会社にハマったとしても、チームがハマるかはわからない ● それはしっかりと認識しておかないといけない
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有名でもないチームの チーム転職の現実
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声はかかりません ● 公表をしましたがまぁ会社側から声がかかることはない ○ チームにネームバリューがないからね、仕方ないね ● 自ら会社に声をかけてチームとしての判断をお願いすることになる
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結局は一人の戦いに ● 会社側は個人での判断しか基本的にはしてくれない ● チームでうまくいくかではなく会社に合いそうな個人かとして判断される
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理解してもらえなかった・・・ ● チームで採用するということの有用性を納得してもらうことができなかった ● 開発チームのレベルでは理解してもらえても経営層の理解が得られない ● というのが何社かあった
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結果
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さて、どうなったのか 気になる結果は・・・😥
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失敗!😩 (冒頭の定義の上では)
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どうなったのか ● メンバー全員別の会社に入ることに ○ ちゃんと就職はできた 理由は(自分の)時間切れ 同じ会社に入ることは叶わなかったので、チーム転職は失敗!
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自分はというと。 ● ペイトナー株式会社にエンジニアリングマネージャーとしてJOIN ● 完全に中間管理職ですが楽しいです、性に合ってます 中間管理職話をどっかで発表したい!
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きっと一人では手に入らなかったもの ● 転職開始時はバックエンドエンジニアとして応募していた ● たくさん面談をしてたくさんフィードバックをもらって(面談者の方にも) ● エンジニアに拘らなくてもマネージャーとして仕事してもいいかなと思えた ● メンバーからも後押しをしてもらえた ● 一人で転職活動をしていたらその決断はしてなかった(と思う)
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マネージャーになった理由補足 ● 新卒で入ったSIer時代に感じた違和感 ● 早く出世してエンジニアが働きやすい管理職になろうと考えた ● 5年目くらいにはマネージャーになろうと思っていた ● 今はエンジニアが能力を発揮しやすい土壌できてきている ● ということは自分がやりたい事ができる時代とも言える
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マネージャーになった理由補足 ● さきほど会場内で雑談しているときにこんな質問をされた ● 「転職を期にマネージャーキャリアにジャンプすることにリスクはかんじなかった の?」 ● マネージャーにはなりたいがもしかしたら才能はないかもしれない ● 機が熟すのをまって年を取ってからマネージャーをやってみてもし才能がなかった ら? ● 若いうちに試しておくほうがリスクは少ないと感じた(戻ってもいいし)
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まとめ ● 刺激的な経験だった ● 得るものはたくさんあった ● より良い形で今をつくった経験だったと言える ● チーム転職しようと思えるチームを作ろうと思える
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良い転職活動を! よければともだちになりましょう!