イベント処理について知りたかった５つのこと

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 3 おことわり • 本資料ではServiceNowのシステムイベントについて説明しています。 ITOMの文脈における「イベント」の話題ではないためご留意ください。 • 製品ドキュメント、Communityの情報や動作検証結果を基に憶測を交えて記載しています。指摘事項があればぜひ元記事へコメントをお願いします。 • 対象バージョンは Washington D.C.です。 ※Xanaduでは一部仕様が異なる部分があります。 https://qiita.com/daifuku085/items/6e3590d17174f817f381

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 6 イベントはキューに格納される負荷軽減のため、イベントは一旦キューに格納されてから順に実行される用途ごとに用意されたキューもあるが、特に指定のない場合はデフォルトキューが使用されるメールの受信 gs.eventQueue(“event_name”, …);※ プラグインの有効化イベントへの応答フローの実行テキストインデックス作成イベントキューイベントの生成メールの送信 text_index キュー flow_engine キューデフォルトキュー・・・ ※引数で指定しない場合

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 7 gs.eventQueue() の第五引数 gs.eventQueue() メソッドは、第五引数でキューを指定することができるデフォルトキューの滞留を引き起こす場合、カスタムキューを作成※し、そちらで処理させることが可能キューを指定する例（OOTBの「Attachment events」ビジネスルール） ※ServiceNow製品ドキュメント『カスタムキューを使用してイベントを処理する』

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 9 イベント処理の同時実行数＝アクティブなノードの数に一致（注：デフォルトキューの場合） • イベント委任者(Delegator)：準備完了(ready)状態のイベントをプロセッサーに割り当てる • イベントプロセッサー(Processor)：割り当てられたイベントをキューから取り出し、処理するノード #2 ノード #1 イベント処理の同時実行数ノード #3 ノード #4 （例）合計４ノード（Failover 構成）の場合イベント委任者イベントプロセッサーイベントプロセッサーイベント

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 10 イベント委任者／プロセッサーはスケジュール済みジョブスケジュール [sys_trigger] テーブルで名前が “events process” で始まるレコードを検索 • イベント委任者：親フィールドが(空) • イベントプロセッサー：親フィールドがイベント委任者イベント委任者イベントプロセッサーある日を境に遅くなったと感じたら、イベントプロセッサーが消えていないか確認しましょう！

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 14 イベントテーブルの読み方システム管理者目線で押さえておきたいフィールドフィールド名説明 (参考)日本語ラベル Queue イベントの処理に使用するキュー。デフォルトキューの場合は(空)。キュー State 現在のイベントの状態。ステータス Claimed by イベントを割り当てられたイベントプロセッサー名。要求元 Process on イベントの処理開始予定日時。未来日が入る場合もある（スケジュール済みジョブの場合など）処理日時 Processed イベントの処理を実際に開始した日時。処理済み Processing duration イベントの処理にかかった時間(ミリ秒)。処理期間

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 15 イベント処理のステータス遷移（こんな感じ？） Process on (開始予定日時) Processed (開始日時) ready queued. processed / error Processing duration (処理時間(ミリ秒)) State : Updated (終了日時≒最終更新日時) Created (イベント登録日時) キューの滞留を引き起こしているイベントを調査し、「ボトルネックを取り除いて処理を改善する」「カスタムキューで捌く」などの措置を施しましょう。

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 16 イベント [sysevent] テーブル transferred ステータスとは？ローテーションテーブルの切り替え時、積み残しになったイベントを次のシャードに転送（コピー）する sysevent0000 sysevent0001 sysevent0002 sysevent0005 sysevent0006 ・・・ ready ready sysevent0000 sysevent0001 sysevent0002 sysevent0005 sysevent0006 ・・・ transferred transferred ready ready イベント [sysevent] テーブル現在使用中のシャード（サブテーブル）現在使用中のシャード（サブテーブル）

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 21 Application Insights というものがあるらしいが…… ServiceNow Store から入手可能だったが、現在はインストール不可（Zurichで廃止予定のため）後継は “Impact Instance Observer”? （参考）https://www.youtube.com/watch?v=P72zNA9C0Ik • システムの状態を基準と比較し、異常を特定するデータを提供 • データを深掘りして、問題の原因や状況を特定する機能 • 発生したイベントを重ね合わせ、問題の因果関係や関連性を分析する機能 • ユーザーが独自の条件に基づいたしきい値を設定可能 • しきい値を超えた場合に、アラートや通知を送信する機能の設定

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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 22 “System Event Chart” ダッシュボードイベント処理を可視化するダッシュボードを作ってみた ServiceNow Share – “System Event Chart” 本機能は個人が独自に開発したものであり、所属する企業・団体とは一切関係ありません。プログラムの動作やその影響について保証するものではありませんのでご了承ください。 • 指定された期間およびキューのイベントを時系列順に描画 • イベントプロセッサーごとに色分けしてイベントをプロット • プロットするイベント数の上限をシステムプロパティで制御可能（デフォルト10,000件）

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