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MouseTutor マウスに手を動かされるチュートリアル 塩出 研史 宮下 芳明 (明治大) 研究背景 従来のチュートリアルは 視覚・聴覚情報に限られていた 動画・文書を利用してソフトウェアの操作方法を学ぶ場合 ・物理的なマウスの動かし方がユーザに伝わらない ・カーソルの動く軌道が分かりにくい ・見て聞いて分かっても実際に自分で操作できない 提案手法 実際のソフトウェア上で 自動的に動くカーソルに合わせて マウス位置をXYステージで制御 記録・再生 チュートリアル作成者は 伝えたいマウス操作を行うだけ XYステージによってマウスが 制御されユーザは物理的に学ぶ 利用実験 2.00 2.33 3.67 5.00 4.00 5.00 6.67 7.00 3.67 5.00 0 1 2 3 4 5 6 7 マウスボタン操作が 分かりやすい カーソルの動きが 目で追いやすい 流れに従って 進めやすい 集中しやすい 内容が 理解しやすい 動画 提案手法 マウス操作(特にドラッグの軌道)の理解を促進する 情報量が多く集中しにくいといった意見もあった 議論・展望 様々な種類のソフトウェアでの検証 本研究では30分程度のチュートリアルの利用実験のみ 実際の学習効果について長期的に考察する必要あり 長期的な利用実験による学習効果 ‣習字・画像編集 ‣ビジュアルプログラミング言語 ‣マウスを多用するゲーム [1]Chi, P., Ahn, S., Ren, A., Dontcheva, M., Li, W., Hartmann, B.: MixT: automatic generation of step-by-step mixed media tutorials, Proc. ACM UIST ’12, pp.93-102 (2012). [2]Wang, C., Chu, W., Chen, H., Hsu, C., Chen, M.: EverTutor: Automatically Creating Interactive Guided Tutorials on Smartphones by User Demonstration, Proc. ACM CHI ’14, pp.4027-4036 (2014). [3]山岡潤一,筧康明: dePENd:ボールペンの強磁性を利用した手描き補助システム, 情報処理学会論文誌, Vol.55, No.4, pp.1237-1245 (2014). 視覚的に分かりやすい動画・文書の チュートリアルを自動生成する研究 視覚的装飾を自動的に行いチュートリアル作成者の負担を軽減 MixT[1]とEverTutor[2] 物理的に手の動きを支援する研究 ボールペン先をXYステージと磁石で制御することによって ユーザの描画を支援するdePENd[3] 関連研究 ** ** n.s n.s n.s **: p<.01 被験者: 20~22歳の大学生6人(動画3人・提案手法3人) 従来のチュートリアルで得られるような視覚情報に加えて 物理的な情報によってユーザに働きかける