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Amazon CloudWatchを勉強して 水分補給アラームを作ってみた 2021/7/29 JAWS-UG 朝会

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自己紹介 氏名 :藤田 直幸 twitter:@amarelo_n24 ※ コーヒー焙煎人兼エンジニア 職場 :都内にある企業の情報セキュリティ統制担当 取得済AWS認定 :CLF、SAA、DVA(7/5合格!!) 今後の受験予定 :SOA-C02(9月予定)、SCS(年内?) 好きなAWSサービス:AWS CLI、AWS CloudShell、Cloud9 好きなコーヒー :ブラジル ブルボンアマレロ

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1.はじめに 2.Amazon CloudWatch とは 3.給水アラームを作ってみた 4.まとめ 話すこと

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1.はじめに

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SysOpsアドミニストレーターアソシエイト(SOA-C02)の 勉強をはじめました。

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出題分野で一番比重が多いのは「監視、ロギング、および解決」 ※AWS 認定 SysOps アドミニストレーター - アソシエイト (SOA-C02) 試験ガイドより

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監視、ロギングはまだまだ理解が弱い…

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おそらく肝となるサービスはCloudWatch(だろう)! CloudWatch勉強しよう!

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夏になると、熱くなって仕事中に 水分不足を感じることが多々…

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CloudWatchの実学を兼ねて CloudWatchで給水アラームを作ってみよう!!

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2.Amazon CloudWatch 各種サービス

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AWSリソースとAWSで実行されているアプリケーション、 オンプレミスで実行されているサービスをリアルタイムで モニタリングするサービスです。 メトリクスやログの収集・追跡をし、あらかじめ定義して おいたしきい値を超過した時に、通知を送信したり、 リソースを変更するためのアラームを作成します。 (1)Amazon CloudWatch とは

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CloudWatchは、主に「メトリクス」「名前空間」「ディメンション」 で構成されています。 ①名前空間 メトリクスのコンテナであり、AWS/<サービス名>で表示される。 (例:AWS/EC2) 異なるアプリケーションのメトリクスが誤って同じ統計情報に集計されない ようにするため、異なる名前空間のメトリクスは相互に切り離されている。 (1)Amazon CloudWatch とは

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②メトリクス ・CloudWatchに発行された時系列のデータポイントのセット。 ・データポイントにはタイムスタンプと測定単位がある。 ・同リージョン内で稼働しているサービスのメトリクスのみ集計。 ・標準メトリクスとカスタムメトリクスがある。前者は無料、後者は有料。 ・デフォルトで取得している間隔:1分 ・メトリクスを意図的に削除はできないが、一定期間を過ぎると 自動で削除される。 1分ごとのデータポイントを 15 日間保存 5 分ごとのデータポイントを 63 日間保存 1 時間ごとのデータポイントを 455 日間保存 (1)Amazon CloudWatch とは

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③ディメンション メトリクスを一意に識別する名前/値のペア(例:インスタンス名/インスタ ンスID) (1)Amazon CloudWatch とは

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マネジメントコンソールのCloudWatch画面より、すべてのメトリクスから 名前空間を選択します。 (2)メトリクスの確認方法

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グラフ表示させたいメトリクス名とディメンション(EC2の場合、インスタン ス名とインスタンスIDの組み合わせ)を選択して確認します。 (2)メトリクスの確認方法 ディメンション メトリクス

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メトリクスの監視状況をダッシュボードに表示させることもできます。 (2)メトリクスの確認方法

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メトリクスを監視して、条件に合致したら実行するアクションを定義します。 定義されたしきい値を超えたら、SNSトピックに通知を送ったり、 EC2 アク ションまたは Auto Scaling アクションを実行したり、Systems Manager で OpsItem またはインシデントを作成します。 (3)CloudWatch アラーム Amazon CloudWatch Alarm Client Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) EC2インスタンスの メトリクスを監視 メール通知等 しきい値超え たらアラーム Amazon SNS Publish

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数値の遷移をグラフで確認ができ、ダッシュボードに追加することもできます。 (3)CloudWatch アラーム

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AWSサービスまたはオンプレミスサービスのログ集約、ログ監視、 ログ保存をして、運用負荷軽減と分析をしやすくします。 定義した条件に合致したら、アラームを送信することもできます。 ログデータの保存期間は1日~永久保存で設定できます。 また、S3にログ保存することも可能です。 (4)CloudWatch Logs Amazon EC2 Alarm メール通知等 Amazon SNS Client Logs Amazon S3 publish ログ保存 ログ集約 条件合致したら アラーム

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Log Insightsで、CloudWatch Logsのログデータを専用のクエリ言語にて 検索して分析することもできます。 マネジメントコンソールよりCloudWatch の画面を開き、「Log Insights」 から使うことができます。 (4)CloudWatch Logs

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ルールに指定したイベントパターンを検知した場合、または指定した スケジュールに合致したら、ターゲットに処理を指示します。 ターゲットにはLambda、SNS、SQS、EC2などを指定できます。 ルールとターゲットは同じリージョンに存在する必要があります。 ※現在は、同じ基盤となるサービスと API を使った、 Amazon EventBridgeでも機能が提供されています。 (5)CloudWatch Events Event (time-based) メール通知等 Amazon SNS Client Event (event-based) スケジュールで 実行指示 AWS Cloud イベント検知 実行指示

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スケジュールは、Cron式またはRate式(分、時間、日)で設定します。 Cron式の文字列サンプルは以下の通りです(ユーザーガイドより)。 なお、Cron式で指定する時間はUTCで判定されるのため、日本時間の場合は、 9時間の時差を考慮して設定する必要があります。 (5)CloudWatch Events

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3.給水アラームを作ってみた

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CloudWatch Events から2時間おきにSNSからメール送信 (1)構成その1 Event (time-based) Amazon SNS Email notification Mobile client AWS Cloud 2時間おきに 実行指示

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①SNSトピックを作成し、サブスクリプションを作成します。 (2)構成その1設定(概要)

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②CloudWatch Eventsにて、Cron式のスケジュールでSNSに実行指示 するルールを作成します。 (2)構成その1設定(概要)

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③設定した時間にSNSからのメールを受信したことを確認して完成です。 件名:AWS Notification Message (2)構成その1設定(概要) ②で指定したJSONが表示さ れています。

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イベント通知は分かった。監視とアラームを 組み込むことはできないか?

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CloudWatch Event からSNSへの実行回数の合計が一定回数を 超えたら、AWS ChatbotからSlackにメッセージを出す。 (3)構成その2 Event (time-based) Amazon SNS Email notification Mobile client AWS Cloud 2時間おきに 実行指示 Alarm Amazon CloudWatch Amazon SNS AWS Chatbot

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①Chatbotからの通知確認をするために、まずはCloudWatchにてSNSの メトリクス「NumberOfMessagesPublished」の5分の合計が1件に なったら、SNSに実行指示するよう条件設定します。 (3)構成その2設定(概要)

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②Chatbotにてログ記録とSlackチャネルを設定 (3)構成その2設定(概要) バージニア北部にロググループ が作成される。削除漏れがない よう、確認後にすぐに削除した。

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③ChatbotからCloudWatchメトリクスにアクセスできるようIAMロール作成 (3)構成その2設定(概要)

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④事前に作成したChatbot用のSNSトピックを設定します。 (3)構成その2設定(概要)

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⑤試験的にChatbotに送られるか確認 (3)構成その2設定(概要)

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送信確認はできたけど、上手い具合のタイミングに 送信できるよう調整に悩んでいる。。。 ※素直に別のイベント通知作った方が良さそう…

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あと、アラームメールの件名をわかりやすくしたい。。。

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Lambdaを間に挟まないとできない?

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時間切れになってしまったので、 もう少し調べて実装してみたい。 ※Python何もわからん…

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4.まとめ

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・水分補給アラームを作ることで、CloudWatchでのメトリクス監視、 アラート設定、イベント通知を学ぶことはできた。 ・CloudWatch Logsを活用した仕組みも考えたい。 ・CloudWatch からSNSへの連携、Chatbotへの連携ができた。 ⇒特にChatbot触れられて良かった。 ・SNSから送られるメールの件名をわかりやすくしたい。 ⇒Lambdaを間に挟まないとできない?Python理解したい。 ・CloudWatchそのものもそうだが、監視設計をもっと理解したい。 まとめ

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◆ユーザーガイド https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/WhatIsCloud Watch.html ◆ AWS Hands-on for Beginners 監視編 サーバーのモニタリングの基本を学ぼう https://pages.awscloud.com/JAPAN-event-OE-Hands-on-for-Beginners-monitoring- 2020-reg-event-LP.html?trk=aws_introduction_page ◆BlackBelt資料 https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20190326_AWS- BlackBelt_CloudWatch.pdf 参考文献

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