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IoTボタン開発のススメ 2023年9月11日 Tomotaka Kizawa ( kizawa2020 ) 【 豊洲サミット 2023/9 】

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■ 自己紹介 Page.2 名前 : 木澤 朋隆 (きざわ ともたか) 所属 : とあるシステムインテグレーター 担当業務: ① 各種クラウドのアーキテクト ② プロモーション企画・運営・登壇 ③ 社内エンジニアへの支援活動(情報提供など) 第4740号 NEW!

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■ AWS Partner Network(APN)の制度 AWSにおける主な個人表彰制度 AWS Heroes AWSに関するエキスパートグループであり、ナレッジ共有を通じてコミュニティに 大きな影響を与えている人 AWS Community Builders AWSに関するコミュニティを形成・リードし、知識の共有に熱心なAWS技術愛好家 AWS Ambassadors AWSパートナーにおける技術専門家で、AWSに関する情報をパブリックに発信し、 AWSを世に広めているプロフェッショナル Japan AWS Top Engineers AWSパートナーにおけるエンジニアで、会社を超えてパブリックに技術力を発揮した活動を 行っている、その他技術力を発揮した活動や成果がある人 Japan AWS All Certifications Engineers AWSパートナーに所属し、AWS 認定資格を全て保持している人 グローバルの制度 Japan AWS Jr. Champions AWSパートナーに所属する社会人歴1~3年のメンバーであり、AWSを積極的に学び、 アクションを起こし周囲に影響を与えている若手エンジニア

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Page.4 アイディア

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■ 働き方改革と会議時間短縮 Page.5 昨今、働き方改革に取り組む企業が多い 目的 勤務時間を短縮すること 方法 各種あるが『無駄な会議』『長時間会議』を削減する方法もある なかには “立ち会議” を導入した企業もあるとのこと でも “退屈な会議” は、まだある(と思っている) 更なる働き方改革をするには、どうしたらいいのか

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■ そんな矢先、こんな記事が話題に Page.6 『つまらない会議から脱出したい時に押すボタン』を、 イギリスのエリザベス女王、ローマ法王、 カナダのトルードー首相が持っている。 引用: https://qz.com/1461958/justin-trudeau-has-a-meeting-escape-button- according-to-alex-trebek/ 私も欲しい!

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■ (記事に載っている) 仕組み Page.7 一般人には真似できない ボタンを押す要人 次の会議の お時間です。 秘書

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■ そこで考えた Page.8 (こそっと) ボタンを押したら 電話が掛かってきて ちょっと失礼 中座できるようにしよう。

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Page.9 アーキテクチャ

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■ ボタンにはこれを使います Page.10 Soracom LTE-M Button(グローバル版)

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■ SORACOM LTE-M Button 概要 Page.11 セルラー網に接続できるIoTボタン LTE-M網を利用し、世界中で利用できる ボタンを押すだけで、Lambda関数の実行など クラウド上の処理が ”いつでも” ”どこでも” 実行できる 乾電池で動作し低消費電力

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■ SORACOM LTE-M Button ラインアップ Page.12 SORACOM LTE-M button for Enterprise SORACOM LTE-M Button powered by AWS SORACOM LTE-M button Plus アクション AWS IoT 1-Click SORACOM Beam/Funnel/Funk 経由で任意の宛先 外部インタフェースなし (人が押すことが前提) 接点入力による 外部デバイス連携が可能 3種類(シングル・ダブル・ロングクリック) 接続先 簡易位置情報 ー 外部 インタフェース Soracom LTE-M Button (グローバル版) カバレッジ ○ ー 日本国内のみ 日本を含む150国/地域 NEW!

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■ 国内版との比べての特徴 Page.13 世界中で使える (日本を含む150を超える国と地域) 幅広いバンドに対応している (Band 2, 3, 4, 5, 8, 12, 13, 17, 20) eSIMに加え、物理SIM(nanoSIM)も入る 単四 ⇒ 単三電池 x2に変更 大きくて重い 簡易位置情報の取得はできない 引用:SORACOM User Group運営 和田さんの記事より https://qiita.com/keni_w/items/e8fbd576e006a60691b2

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■ アーキテクチャ Page.14 開発手順 1. Amazon Connect で 電話番号取得 ⇒ 問い合わせフロー作成 2. コールを掛けるLambda関数を作成 3. SORACOM FunkからLambdaを呼び出す設定(Assume Role) 4. ボタンにSORACOM Funkを割り当て AWS Cloud AWS Lambda Amazon Connect SORACOM Funk SORACOM ユーザーアカウント

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Page.15 まとめ

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■ 作ってみた感想 Page.16 IoTボタンは夢が拡がる 物理的なUIからサーバレスのコードを直接実行できる ニーズやアイディアをすぐに実現できる。プロトタイピング開発に最適 社会課題の解決にも繋げることができる サーバレスなのでランニングコストが安い 実行しなければ、ほぼ無料

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■ 登場以来、様々なユースケースが発案されている Page.17 引用:SORACOM公式ブログ「最新LPWA通信規格 “LTE-M” 搭載ボタンで何つくる?~次々に身近なユースケースが生まれる理由~」 https://blog.soracom.com/ja-jp/2019/04/17/button_usecases/

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■ i Smart Technologies様 (旭鉄鋼様) 事例 【工場】 Page.18 ラインの停止理由を知りたい。 方式の検討 × 紙とペン × タブレット ○ ボタン 原因の可視化、対策方針の立案に繋げる プロトタイピングの参考にも 早期から現場を巻き込む 現場にヒントはある 引用:SORACOM導入事例:i Smart Technologies株式会社より引用 https://soracom.jp/case_studies/ismarttechnologies/

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■ Smart Class Room 事例 【教育】 Page.19 ボタンを児童に配り、 授業の理解度を可視化 背景 児童 周りを気にして「わかりません」と言えない 先生 サポートしたいけど、誰がわからないか不明 理解度を可視化することで、 授業の質を向上(小一の壁の解決) 引用:「AWS IoT Enterprise Button を利用した小学校向けサービス Smart Class Room の技術部分の紹介と SORACOM LTE-M Button powered by AWS 対応について」 https://www.ketancho.net/entry/2018/12/03/192930

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■ E&I様事例 - 障がい者向け機器【福祉】 Page.20 要介護者の見守り装置 外部I/Fを用いて異常検出し通知 操作方法 音声? ボタン? 外部I/F経由 引用:「SORACOM LTE-M Button Plusを使って福祉機器を作ってみた話」 https://qiita.com/ikuyama10/items/c654c2e7bedf18f3a2c2

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■ IoTボタンで開発してみませんか? Page.21 いつでも、どこでも、誰でも ボタンを押せば ⇒ 処理が実行される 誰でも簡単に 子供/お年寄りでも、過酷な作業環境でも操作できる どこでも 世界中どこでも 必要な分だけ実行 サーバレスで実行時間に準じた課金体系 AWS Lambda 皆さんも IoTボタンで開発してみませんか?

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■ ■ Page.22 デモ AWS Cloud AWS Lambda Amazon Connect SORACOM Funk ユーザーアカウント SORACOM

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■ ■ Page.23 ありがとうございました。 電話がかかってきたので失礼します ありがとうございました。 ちょっと失礼