Slide 6
Slide 6 text
コンピテンシー概念の歴史的変遷 6
⚫ コンピテンシー概念の変遷(加藤, 2011 を参考に作成)
• 従来的な定義:有能な行動
• 「環境と効果的に相互作用する有機体の能力」(White, 1959)→動因や本能ではなくモチベーション
• 表層的な行動のみならず,その行動を引き出す動機,自己概念,思考パターンといった表面化しない人間の
特性やパーソナリティを包括的に含める(McClelland, 1973, 1993)
• 「ある職務において,効果的あるいは(また同時に)優れた業績という結果を生む人の根源的な特性」
(Boyatzis, 1982)※図1も参照
• 「ある職務または状況に対し、基準に照らして効果的、あるいは卓越した業績を生む原因として関わってい
る個人の根源的特性」(Spencer & Spencer, 1993)
• 具体的には、動因、特性、自己イメージ、知識、スキルから構成される複合的なもの(Spencer & Spencer,
1993)※図2も参照
加藤恭子. (2011). 日米におけるコンピテンシー概念の生成と混乱 (組織流動化時代の人的資源開
発に関する研究: 組織間協力と組織間人材移動をふまえた人材開発・育成・活動の問題を中心とし
て). 産業経営プロジェクト報告書, (34), 1-23.
✓ 自分では意識しないレベル
✓ 自分で意識するレベル
✓ 行動に表れるレベル