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プロダクトを少人数でスケールさせてきた僕ら Rebase Tech #0 少数精鋭エンジニアが フルスタック力を磨く理由 ~ そしてAI時代へ ~ 株式会社 Rebase yona

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自己紹介 株式会社Rebase エンジニアリング yona プロフィール ● 受託会社でエンジニアをスタート ● フリーランスとしてエンジニア ● 2018年 Rebase 入社 主な仕事 ● 自社の複数サービスの フロント・バックエンド・モバイルアプリ開発 ○ instabase ○ TOIRO など

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使っている主な技術 ● フロントエンド ○ TypeScript ○ React.js ○ Next.js ○ TailwindCSS ● バックエンド ○ TypeScript ○ Node.js ○ GCP, Firebase ○ Terraform TOIROについて 3 TOIROについて

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今日話すこと ChatGPT の 登場 2018 2019 2023 2024 2025 2020 2021 原始時代 AI時代

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ChatGPT の 登場 2018 2019 2023 2024 2025 2020 2021 AI 活用が一般的でなかった時代 少数精鋭でのプロダクト開発で 工夫していたこと 原始時代

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原始時代 AI 時代でも作るものに追われているのに 原始時代に追われていない・・わけがない

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追われないために意識していること 出典:『ユーザーストーリーマッピング』Jeff Patton 著 出典:『リーン・スタートアップ』Eric Ries 著

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アウトプットではなく成果を意識 ● 小さく作って試し、検証と学習を通じて理解を深める ● 「どんなときも時間とリソース以上にやることがある」ので、 無駄なアウトプットはしない ● 完璧を目指すより、仮説ベースで MVP を出して学ぶ ○ 出してみてこそ、意外な気づきが得られる ※ MVP(Minimum Viable Product) 実験を行い、仮説を検証し、学習を得るために、 必要最小限の製品のこと(完成度の低い製品ではない)

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MVPの事例

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TOIRO でできること ・ イベントの作成 ・ 集客 ・ クレジットカード決済 ・ QRコード受付 ・ オープンチャット(TOIROG) TOIRO(https://toiro.com/) これまでにない新たなイベント体験を提供するコミュニティイベントサービス イベントを主催する方々にとって便利な機能を順次開発し実装していく予定です

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MVPの事例: その1 ● ユーザーストーリーマップを使って、 ベータ版として検証可能な MVP を小さく開発 ● UI コンポーネントライブラリを利用して、 仮説検証可能な最小限の製品を実現 TOIRO ベータ版の開発 📝 学習 イベントページを SSG で生成すると、パフォーマンスやSEO面では有利。 しかし、公開後すぐに表示されず、タイムラグが発生するという使い勝手の課題が 判明した。

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MVPの事例: その1(補足) - SSGについて イベント作成 HTML ● SSG: Static Site Generation(静的サイト生成) ● HTML をビルドするのに数分要していた 配信 HTML ビルド

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MVPの事例: その2 ● Gatsby では自分たちが期待する SSR を実現することができなかった ● 期待する SSR を実現するため、イベントページにのみ Next.js を導入し、 UX 向上を仮説検証 イベントページを Next.js で SSR に対応 📝 学習 公開後すぐにイベントページが表示されるようになり、使い勝手が向上したと いうフィードバックをいただきました。

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原始時代のまとめ ● 無駄なアウトプットを避けるため、成果を意識して MVP で検証する ● 「0→1」を実現することで、物事は確実に前に進む ● 作ることが目的化しないよう、検証と学習を前提にアウトプットする

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ChatGPT の 登場 2018 2019 2023 2024 2025 2020 2021 AI が一般的となり、 AI エージェントが使えるよう になった今 AI時代

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AI時代: 3倍の成果物を出せるかも?? 成果物 成果物 成果物 成果物 原始時代 AI時代

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3倍の成果物を出すためには、 「フロント」「バック」「インフラ」の知識が 必要になる

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なぜか?? ● 「フロント」「バック」「インフラ」に関して、 AI が生成したコードについて良いか悪いか判断が必要 ● 2025年5月時点では、以下の理由で判断が必要 ○ エンジニアが直接コードに触れることがある ○ 本番リリース後に責任を取るのは人間(AIは責任を取ってくれませ ん) 📝 エンジニアは責任を取れるように AI を使いこなすことが求められる

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Merge ‘原始時代’ into AI時代 ● 成果物が3倍になることで、計測と学習のスピードアップが期待できる ● 学習が早まることで、成果を出す確率も高まる ● スピードアップが無駄な機能に繋がらないよう「検証と学習」を意識して構築

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ご清聴ありがとうございました

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街中ですれ違う名前も知らない「あの人」も、「あなた」も誰もが無限の可能性を 持っている。そして、「あなた」がどんな場所に暮らしていても、どんなに他人から 無理だと言われても、諦めて欲しくない。 そんな想いから、 Rebaseは生まれました。挑戦の一歩を軽くすることで、人生に 大きな変化を生み出すサポートをしたい。 誰かの人生に彩を与える「ことのはじまり」を、一緒に作りませんか。 Let's work together! https://jobs.rebase.co.jp/