Slide 1

Slide 1 text

スクラムマスターは どのように成長するのか KDDIアジャイル開発センター株式会社 J.K こと コサカ ジュンキ 2024/5/14 そもそもスクラムマスターは何者か?から考える

Slide 2

Slide 2 text

J.K (コサカ ジュンキ) スクラムマスター / Agile Japan EXPO 代表理事 Agileで日本から世界を楽しく!三島から日本を楽しく! Agileの世界とエンジニアコミュニティにどっぷりハマっている元製造業の人。 ソフトウェア開発でプロセスやコミュニケーションに課題を感じていたところア ジャイルに出会い、以降、アジャイルの世界へのめり込む。 開催した研修から200名の有資格者を輩出。現在はAgileとScrumの専門家と しての知識や経験を活かしながら組織開発に従事。カンファレンス運営などを 通じ、日本にAgileが楽しく広まることを夢見て日々活動中。

Slide 3

Slide 3 text

KDDI Agile Development Center Corporation 本日の お品書き

Slide 4

Slide 4 text

お品書き ● スクラムマスターとは ○ アジャイルの歴史 ○ スクラムマスターの定義 ■ スクラムガイド ■ #ScrumMasterWay ● 職場の中のスクラムマスターの定義 ○ 職場の中における役割 ○ 人事制度(評価・職位・職能など) ● スクラムマスターの育ち方 ○ 自分の経験・足跡 ○ 職場としての体制・育成

Slide 5

Slide 5 text

KDDI Agile Development Center Corporation スクラムマスターとは

Slide 6

Slide 6 text

スクラムマスターの定義 みなさんの定義する スクラムマスター はどのような人ですか?

Slide 7

Slide 7 text

スクラムマスターの定義

Slide 8

Slide 8 text

スクラムマスターの定義

Slide 9

Slide 9 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果

Slide 10

Slide 10 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動...

Slide 11

Slide 11 text

スクラムマスターの定義

Slide 12

Slide 12 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動... スクラムというフレームワークを通じて

Slide 13

Slide 13 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動... スクラムというフレームワークを通じて こういう人がいたら 組織でどんなことが起こる? 組織に必要?

Slide 14

Slide 14 text

スクラムマスターはスクラムを回す人 スクラムを回すことで、組織が成し遂げたいことは? スクラムの成功

Slide 15

Slide 15 text

スクラムマスターはスクラムを回す人 スクラムを回すことで、組織が成し遂げたいことは? スクラムの成功

Slide 16

Slide 16 text

スクラムマスターはスクラムを回す成立させる人 スクラムを回すことで、組織が成し遂げたいことは?

Slide 17

Slide 17 text

スクラムマスターはスクラムを回す成立させる人 スクラムを回すことで、組織が成し遂げたいことは? チーム の 人々 スクラム 組織の 成功

Slide 18

Slide 18 text

スクラムマスターはスクラムを回す成立させる人 スクラムを回すことで、組織が成し遂げたいことは? チーム の 人々 スクラム 組織の 成功 スクラムの成功 は 大前提とした上で

Slide 19

Slide 19 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動... スクラムというフレームワークを通じて 活動により プロジェクト・組織・企業を 成功に導く

Slide 20

Slide 20 text

スクラムマスターの定義 チーム の 人々 スクラム 組織の 成功

Slide 21

Slide 21 text

KDDI Agile Development Center Corporation こんな スクラムマスターを 育てたい

Slide 22

Slide 22 text

スクラムマスターは30年の経験が必要? チーフエンジニアはただこうしろと指示を出せばいいのではない。メン バーを納得させ、うまくその気にさせて、自分が提案するやり方が正し くベストなやり方だということを示さなければならない。普通ならその道 で三十年くらいの経験がなければ務まらない役割だ。 そこでこの役割を二つに分け、仕事の進め方をスクラムマスターが、 仕事の内容をプロダクトオーナーが管理する分担制にした。 早川書房 ISBN:978-4152095428 スクラム 仕事が4倍速くなる “世界標準”のチーム戦術 単行本(ソフトカ バー) – 2015/6/24 ジェフ・サザーランド (著), 石垣賀子 (翻訳) より引用

Slide 23

Slide 23 text

KDDI Agile Development Center Corporation 改めて アジャイルと歴史

Slide 24

Slide 24 text

人類はソフトウェアを開発することが上手ではなかった http://www.jif.org/column/pdf2004/200410rev20050624.pdf

Slide 25

Slide 25 text

人類はソフトウェアを開発することが上手ではなかった https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26140030V20C18A1000000/

Slide 26

Slide 26 text

スクラムが先、アジャイルが後 https://ja.wikipedia.org/wiki/アジャイルソフトウェア開発

Slide 27

Slide 27 text

アジャイルは1970年前後の日本企業の働き方も参考にしている https://speakerdeck.com/kawaguti/kanban-and-scrum?slide=74

Slide 28

Slide 28 text

https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

Slide 29

Slide 29 text

アジャイル宣言の背後にある原則 https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

Slide 30

Slide 30 text

アジャイルの傘(改) https://twitter.com/tnagasawa/status/1386857998367158275

Slide 31

Slide 31 text

アジャイルの傘(改) https://twitter.com/tnagasawa/status/1386857998367158275 役に立つ スクラムマスターになるためには スクラムガイドだけでは 足りない

Slide 32

Slide 32 text

KDDI Agile Development Center Corporation スクラムマスターの 定義

Slide 33

Slide 33 text

#ScrumMasterWayのコア要素 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 34

Slide 34 text

#ScrumMasterWay https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 35

Slide 35 text

KDDI Agile Development Center Corporation 職場の中の スクラムマスターの 定義

Slide 36

Slide 36 text

KDDI Agile Development Center Corporation 職場の中の スクラムマスターの よくある役割

Slide 37

Slide 37 text

職場の中におけるスクラムマスターの役割(?) ● スクラムチームのスクラムマスター ○ #ScrumMasterWayレベル1 ● 開発チームのスクラムマスター(?) ● (直雇用社員としての)業務委託企業と組織の橋渡し ● プロジェクトマネージャー(PM) ○ (PMBOK第6〜7版になると不確実性に対する向き合い方が出てくる 一方でPMを名乗る人はアジャイル・スクラムマスター要素が令和の 現在も少ない傾向を感じている) ● 上司への進捗報告(と報告ネタ収集)役 ● ホワイトボードマーカー管理

Slide 38

Slide 38 text

#ScrumMasterWayのコア要素 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 39

Slide 39 text

#ScrumMasterWayのコア要素 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 補ってくれる仲間・役割がいないと結 果的にはとても難しい

Slide 40

Slide 40 text

#ScrumMasterWayのコア要素 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 補ってくれる仲間・役割がいないと結 果的にはとても難しい 一人ひとりがスクラムマスターの 役割を知っていることや 担える状態にすることはとても重要

Slide 41

Slide 41 text

KDDI Agile Development Center Corporation 職場の中の スクラムマスターの 役割

Slide 42

Slide 42 text

#ScrumMasterWay レベル1 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 43

Slide 43 text

レベル1のスクラムマスターの振る舞い ● 「ROIの最大化はPOの役割です!」 ● 「チームメンバーの入れ替えは御法度です!長く安定した チームを維持するべきです!」 ● 「タイムボックスを守りましょう!守れなかったのはチームの責 任です!」 ● 「ふりかえりは重要です!」

Slide 44

Slide 44 text

#ScrumMasterWay レベル2 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 45

Slide 45 text

レベル2のスクラムマスターの振る舞い ● 人と繋がることを大切にする ● 人と人とを繋げる・繋げられる ● 見える化を通じて部門を超えたコミュニケーションとコラボレー ションを実現する ● 一人ひとりと1on1を通じてスキルやキャリアパス設計につい て話し合う ● 同じ内容についてでも、相手に合わせて説明の仕方や言葉 の選び方、伝え方を工夫する

Slide 46

Slide 46 text

#ScrumMasterWay レベル3 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 47

Slide 47 text

レベル3のスクラムマスターの振る舞い ● 「それ、違わないですか?」 ● 非エンジニアの人にアジャイルが伝えられる ● より大きな目的のために部門や人や役割を繋げたり、文脈を つくれたりする ● 必要な場所に必要なタイミングで介入する ● 自分がいなくても現場の一人ひとりがいきいき出来る状態を つくる ● 期待をもった人が周りに集まっている

Slide 48

Slide 48 text

心理的安全性を生み出す ● 開発者とプロダクトオーナーのコミュニケーションやその頻度 を活性化させる ● 役職者・別の会社や部署・お客様など、異文化が交わる部分 をフラットにする ● フラットにした上で、各々の意見を同じまな板の上に載せてい ただける状態をつくる ● 暗黙の空気が忖度を生む状況を撲滅する ● そのためには率先して口火を開くこともある

Slide 49

Slide 49 text

スクラムガイド 2017 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf

Slide 50

Slide 50 text

スクラムガイド 2020 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

Slide 51

Slide 51 text

サーバントリーダーシップ https://www.servantleader.jp/about

Slide 52

Slide 52 text

サーバントリーダー https://www.slideshare.net/rochellekopp/ss-248298703

Slide 53

Slide 53 text

KDDI Agile Development Center Corporation スクラムマスターと 人事制度

Slide 54

Slide 54 text

スクラムマスターと人事制度 評価(部下を査定)する人は スクラムマスターの役割を 担ったことがありますか?

Slide 55

Slide 55 text

スクラムマスターと人事制度 業務委託や 受託開発をされている方 スクラムマスターの単価は 何を基準で決めていますか?

Slide 56

Slide 56 text

スクラムマスターと人事制度 人事制度は スクラムマスターや アジャイルな働き方を 適切に評価できる 仕組みでしょうか?

Slide 57

Slide 57 text

組織はスクラムマスターがそもそも受け入れられるのか ● 初めてスクラムに取り組む組織 ○ 社内にロールモデルがいない ○ 評価制度とスクラムマスターの振る舞いが一致しない ○ 既存の仕組みにスクラムを当てはめられてしまう ■ スクラムマスターは課長、プロダクトオーナーは部長 ■ 社内レビュー等でスクラムイベントが代替される ○ スクラムマスターの振る舞いの評価の仕方がわからない

Slide 58

Slide 58 text

組織はスクラムマスターがそもそも受け入れられるのか ● 過去にスクラムに取り組んでいて継続していない組織 ○ アジャイルやスクラムの単語が御法度となる人がいる ○ 社内経験者とWeb上や勉強会で得た知識にギャップがある ○ 成功体験を得ていない可能性がある ○ 上手に出来ている(いた)が上司が理解しない ■ 組織においてスクラムに対する客観的な評価が不足してる ○ そもそも組織の方針とスクラムが一致していない ○ 推進者が一人いなくなったことで続かなくなった ○ (失敗の歴史の振る舞いとなり)むしろ評価されない

Slide 59

Slide 59 text

組織はスクラムマスターがそもそも受け入れられるのか ● スクラムに取り組んでいる組織 ○ 評価制度がスクラムマスターを歓迎しているかは別 ○ 組織でスクラムマスターを育成する仕組みがない ○ 組織でスクラムマスターのキャリアパスが描けていない ○ スクラム自体は上手く進んでいるがスクラムマスターが育つ前 にスクラムチームを分割して増殖させようとする ○ そもそもスクラムマスターが評価されていない ■ 受託開発・業務委託 ■ 役割や責任の与え方がわからない

Slide 60

Slide 60 text

AgileJapan 2021 KEYNOTEより https://2021.agilejapan.jp/sites/wp-content/uploads/2021/11/10_00_The-Heart-of-Agile.pptx.pdf

Slide 61

Slide 61 text

KDDI Agile Development Center Corporation スクラムマスターの 育ち方

Slide 62

Slide 62 text

KDDI Agile Development Center Corporation J.Kの場合

Slide 63

Slide 63 text

J.Kの歴史 ● スクラムマスター ● 研修講師 ● アジャイルコーチ ● 組織開発 ● スクラムマスター(Now)

Slide 64

Slide 64 text

J.Kの歴史 ● スクラムマスター ○ レベル0 ● 研修講師 ○ 初回から大好評 ● アジャイルコーチ ○ 1チーム目の立ち上げ支援 ● 組織開発 ○ 会社全体とアジャイルのメガネで向き合う ● スクラムマスター(Now)

Slide 65

Slide 65 text

J.Kの歴史 ● スクラムマスター ● 研修講師 ● アジャイルコーチ ● 組織開発 ● スクラムマスター(Now) ○ 研修講師 ○ アジャイルコーチ ○ 組織開発

Slide 66

Slide 66 text

J.Kの歴史 ● スクラムマスター ● 研修講師 ● アジャイルコーチ ● 組織開発 ● スクラムマスター(Now) ○ 研修講師 ○ アジャイルコーチ ○ 組織開発

Slide 67

Slide 67 text

KDDI Agile Development Center Corporation スクラムマスターは いつ育つ?

Slide 68

Slide 68 text

J.Kの歴史 ● スクラムマスター ● 研修講師 ● アジャイルコーチ ● 組織開発 ● スクラムマスター(Now) ○ 研修講師 ○ アジャイルコーチ ○ 組織開発 ● いつでも育つ ● ずっと育つ

Slide 69

Slide 69 text

なぜ「いつでも育つ?」 ● 実践する機会が常にある ○ 実践から学ぶ機会が常にある

Slide 70

Slide 70 text

なぜ「いつでも育つ?」 ● 実践する機会が常にある ○ 実践から学ぶ機会が常にある ● スクラムマスターは与えられた役割ではない ○ 人や組織に向き合い続けられるパーソナリティが必須

Slide 71

Slide 71 text

なぜ「いつでも育つ?」 ● 実践する機会が常にある ○ 実践から学ぶ機会が常にある ● スクラムマスターは与えられた役割ではない ○ 人や組織に向き合い続けられるパーソナリティが必須 ● スクラムマスターは在り方である ○ アジャイルを体現することで責任が果たせる役割

Slide 72

Slide 72 text

なぜ「いつでも育つ?」 ● 実践する機会が常にある ○ 実践から学ぶ機会が常にある ● スクラムマスターは与えられた役割ではない ○ 人や組織に向き合い続けられるパーソナリティが必須 ● スクラムマスターは在り方である ○ アジャイルを体現することで責任が果たせる役割 ● 真のスクラムマスターは非エンジニア組織でも活躍する

Slide 73

Slide 73 text

(再掲)スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動... スクラムというフレームワークを通じて 活動により プロジェクト・組織・企業を 成功に導く

Slide 74

Slide 74 text

なぜ「いつでも育つ?」 ● 実践する機会が常にある ○ 実践から学ぶ機会が常にある ● スクラムマスターは与えられた役割ではない ○ 人や組織に向き合い続けられるパーソナリティが必須 ● スクラムマスターは在り方である ○ アジャイルを体現することで責任が果たせる役割 ● 真のスクラムマスターは非エンジニア組織でも活躍する とはいえ、色々な機会は必要

Slide 75

Slide 75 text

KDDI Agile Development Center Corporation 具体的な 実践

Slide 76

Slide 76 text

(再掲)#ScrumMasterWayのコア要素 https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html

Slide 77

Slide 77 text

まず

Slide 78

Slide 78 text

まず ● スクラムマスターを実践する機会、ありますか?

Slide 79

Slide 79 text

観察する ● じっと見る ● 手や口を出したくなっても黙って観察する ● 人と人、組織と組織、役割と役割で何が起きているのかを知 る ● 時にファシリテーションなどを通じて渦の真ん中に立つことが 一番の観察になることもある ● 観察した結果を仲間からの「ありがとう」に繋げる

Slide 80

Slide 80 text

あなたはどのタイプ? ● いいアイディアはないですか? ● 皆さんの意見を優先します ● 自律・自立したチーム/個人になってください

Slide 81

Slide 81 text

あなたはどのタイプ? ● いいアイディアはないですか? ● 皆さんの意見を優先します ● 自律・自立したチーム/個人になってください https://www.slideshare.net/rochellekopp/ss-248298703

Slide 82

Slide 82 text

意思決定に必要な要素 集まった人たちで取り得るアイディアを・・・ ● 決められた時間の中で ● 最高に質の高い状態で ● 全員が合意して着地する

Slide 83

Slide 83 text

意思決定に必要な要素 集まった人たちで取り得るアイディアを・・・ ● 決められた時間の中で ● 最高に質の高い状態で ● 全員が合意して着地する アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア 意思 決定 時間

Slide 84

Slide 84 text

意思決定のパターン アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア 第3の 意見 ①一人の意見 ②複数の意見 ③第3の意見 アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア

Slide 85

Slide 85 text

複数のアイディアの扱い方① 個々のアイディアを尊重して、実現をサポートする アイディ ア アイディ ア アイディ ア マネー ジャー

Slide 86

Slide 86 text

複数のアイディアの扱い方② 一人一人の意見の重なり合いを見つけて重ね合わせていく アイディア アイディア

Slide 87

Slide 87 text

Yes, And... 「それいいね!さらに・・・」でアイディアを重ねていく アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア

Slide 88

Slide 88 text

複数のアイディアの扱い方③ 目線の異なるアイディアをまな板に載せて第3の意見を導く アイディ ア アイディ ア アイディ ア アイディ ア 第3の 意見

Slide 89

Slide 89 text

全員の目線を引き上げる (あー、みんなはこの程度の意識か、まだまだだな) は、役割が違うので当然で、立場が違うだけで、自分もそうみられ ているかもしれない アイ ディア アイ ディア アイ ディア マネー ジャー

Slide 90

Slide 90 text

全員の目線を引き上げる (あー、みんなはこの程度の意識か、まだまだだな) は、役割が違うので当然で、立場が違うだけで、自分もそうみられ ているかもしれない アイ ディア アイ ディア アイ ディア マネー ジャー 目線を 引き上げた上で 実践を促す

Slide 91

Slide 91 text

ペップトーク

Slide 92

Slide 92 text

アジャイル宣言の背後にある原則と照らし合わせてみる https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html 己の軸を手に入れる

Slide 93

Slide 93 text

社外のものさしを手にいれる

Slide 94

Slide 94 text

人と話す

Slide 95

Slide 95 text

KDDI Agile Development Center Corporation まとめ

Slide 96

Slide 96 text

スクラムマスターの定義(J.Kの) その場その場の意思決定の質を最大化することで チームや組織のROIを最大化する人 ROI(Return On Investment) : 投資対効果 投資:ヒト・モノ・カネ・時間・アイディア・行動... スクラムというフレームワークを通じて 活動により プロジェクト・組織・企業を 成功に導く

Slide 97

Slide 97 text

スクラムマスターのやる具体的な活動まとめ 1. 上司や組織、プロジェクトetc...の目的・ビジョンを理解する 2. 理解した上で自分で目指すべき姿を描く 3. 上司や関係部署、チームメンバー全員が腹落ちできる状態を 作る 4. 自分が関与しなくても目的に向かって活動できる状態にする 5. その上で、チームにおける日々の意思決定をROIが最大化す るように磨き続ける

Slide 98

Slide 98 text

スクラムマスターが育つには ● 日常的な実践と学習でアジャイルを体現する ○ 人と話す ○ 己の軸と社外のものさしを持つ ○ 集団の意思決定の質を高める ○ 己の言葉を磨く ○ 実践できる機会を用意する

Slide 99

Slide 99 text

Be a Change Leader. アジャイルに力を与え
 共に成長し続ける社会を創る