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既製品で素早く実現! IoTは"作らずに創る"実践術 AGC株式会社 調達・ロジスティクス部 マネージャー 澤村 和廣 群馬県 鳥獣被害対策支援センター 白川 博 株式会社ソラコム セールスマネージャー 坂本 寛幸

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本日のハッシュタグ #SORACOM 使用例 #SORACOM の検索で、最新情報が! @SORACOM_PR fb.com/soracom.jp youtube.com/c/SORACOM_Japan instagram.com/soracom.official

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本セッションのアジェンダ • 本セッションの楽しみ方とポイント 株式会社ソラコム セールスマネージャー 坂本 寛幸 • AGCにおける位置情報システム活用事例 AGC株式会社 調達・ロジスティクス部 マネージャー 澤村 和廣様 • 鳥獣被害対策におけるSORACOMの活用 群馬県 鳥獣被害対策支援センター 白川 博様 • まとめ

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クラウド センサー/デバイス “モノ” ネットワーク 現場をデジタル化 現場とクラウドをつなげる デジタルデータの活用 モノやコトをデジタル化 現場を知る、現場を動かす IoT とは?

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SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単に IoT デバイス クラウドサービス ✔ 遠隔操作 ✔ メンテナンス ✔ 蓄積・見える化 ✔ アラート通知 通信 デバイス センサ キット IoT 通信 IoT SIM LPWA パートナー デバイス パートナークラウド (AWS / Microsoft / Google) Wi-Fi / 有線 3G / LTE / 5G LTE-M

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常時録画 GPS / BLE 中継 GPS CO 2 濃度 / 温・湿度 GPS / 温・湿度 / 加速度 ボタン / 接点 手元に届いたら、すぐ始められる センサー&通信内蔵 IoT デバイス 4種のセンサーとバッテリー内蔵 GPS マルチユニット SORACOM Edition 防水防塵 GPS内蔵 BLE 中継器 ビーコン対応 GPS トラッカー GW LTE-M 搭載 IoT ボタン SORACOM LTE-M Button クラウドカメラ Soracom Cloud Camera Services “ソラカメ” 屋内環境の測定 RS-LTECO2 スターターキット 車載向け GPS トラッカー RT299 ※ソラカメ対応カメラの通信は Wi-Fi のみ

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ハードウェアもソフトウェアも サーバーも利用 作らずに、創る 自前主義からの脱却 経験ゼロでも 素早く始める方法は? 自分で やってみる 買って使う IoT / DX パートナーに 相談する

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AGCにおける 位置情報システム活用事例 2024/7/17 澤村 和廣

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弊社における課題 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。

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弊社における課題→施策 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。 到着時間連絡システム • お客様に近づいたタイミングで到着予定時 間をお知らせすることで、お客様立会者と 一緒に荷卸しするためについている時間指 定を外して頂く。 車両稼働分析システム • 車両稼働状況を分析し、車両の過不 足を把握。合わせて稼働の問題点も 把握して改善に繋げる 誤納入防止システム • 正しいタンクに納入しようとしていること をシステム的に確認した上で荷卸し実施

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弊社における課題→施策 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。 到着時間連絡システム • お客様に近づいたタイミングで到着予定時 間をお知らせすることで、お客様立会者と 一緒に荷卸しするためについている時間指 定を外して頂く。 車両稼働分析システム • 車両稼働状況を分析し、車両の過不 足を把握。合わせて稼働の問題点も 把握して改善に繋げる 誤納入防止システム • 正しいタンクに納入しようとしていること をシステム的に確認した上で荷卸し実施 SORACOMを活用して実現

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機器構成 下記のような機器構成でシステム活用実施中。 既製品端末活用+クラウド型位置情報システムをベースにカスタマイズすることで、安価にスムーズな導入を実現 OR GPSマルチユニット GPS機能付HT (誤納入防止システム活用時) 位置情報Sys サーバー 下記のような基本機能を持つシステムを採用し、各種カスタマイズを行っていった。 【基本機能】 ・最新位置把握・位置履歴確認・ジオフェンス機能・計画登録・メール発信・閲覧権限コントロール

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弊社における課題→施策 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。 到着時間連絡システム • お客様に近づいたタイミングで到着予定時 間をお知らせすることで、お客様立会者と 一緒に荷卸しするためについている時間指 定を外して頂く。 車両稼働分析システム • 車両稼働状況を分析し、車両の過不 足を把握。合わせて稼働の問題点も 把握して改善に繋げる 誤納入防止システム • 正しいタンクに納入しようとしていること をシステム的に確認した上で荷卸し実施 SORACOMを活用して実現

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到着時間連絡システム概要 ローリーがお客様に接近すると、カーナビの到着予想時間をお客様に連絡。 ※到着予想時間が「受付開始前」「昼休み中」等の場合、文面変更する機能あり。 ※納入日前日に、手動で翌日の到着予想時間をメールできる機能あり。 事前に到着時間を連絡することによって、サービスレベルを担保しながらお客様立会者の事前準備のためについている時間指定を削減。 納入時間の偏りを是正し、車両稼働率向上を実現させた。

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弊社における課題→施策 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。 到着時間連絡システム • お客様に近づいたタイミングで到着予定時 間をお知らせすることで、お客様立会者と 一緒に荷卸しするためについている時間指 定を外して頂く。 車両稼働分析システム • 車両稼働状況を分析し、車両の過不 足を把握。合わせて稼働の問題点も 把握して改善に繋げる 誤納入防止システム • 正しいタンクに納入しようとしていること をシステム的に確認した上で荷卸し実施 SORACOMを活用して実現

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車両稼働分析システム概要 車両位置により積込・走行・荷卸を判定させ、オーダーごとに・どの車が・どの作業に・どれ だけ時間をかけたかというデータを取得。 積込 AGC 客先 卸 走行 GPS 車両稼働状況を分析し、車両の過不足を把握。 合わせて積込や荷卸しに時間がかかっている等の稼働の問題点も把握して改善に繋げている。 稼働全体として、どこに時間がかかっているか マクロ感を把握 【GPS稼働分析イメージ】 具体的に滞在時間が長いお客様を見つけて 改善働きかけ

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弊社における課題→施策 物流2024年問題 • トラックドライバーの労働規制 強化や高齢化による人員減少 により、輸送力不足が懸念 AGC輸送事情 • 大板ガラスや化学品輸送車両 は専用車であり、輸送力を確保 していく必要性が特に高い 納入安全性確保 • 液体化学品の輸送において、誤 納入は大きな被害を起こす可 能性がある。 到着時間連絡システム • お客様に近づいたタイミングで到着予定時 間をお知らせすることで、お客様立会者と 一緒に荷卸しするためについている時間指 定を外して頂く。 車両稼働分析システム • 車両稼働状況を分析し、車両の過不 足を把握。合わせて稼働の問題点も 把握して改善に繋げる 誤納入防止システム • 正しいタンクに納入しようとしていること をシステム的に確認した上で荷卸し実施 SORACOMを活用して実現

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誤納入防止システム概要 下記2つの照合方法にて正しいタンク前にいることを確認した上で納品する形を構築。 QR照合 GPS照合 下記重大リスクを発生させ得る 誤納入トラブルを未然防止

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QAセッション

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QAトピック ・ソラコムを知ったきっかけ ・デバイスやクラウドは0から作ることは考えなかったか? ・ソラコムになった決め手は? ・検討してから導入までの時間は? ・どのような効果が得られたか? ・最後に聞いてくださっている皆様に一言

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鳥獣被害対策における SORACOMの活用 群馬県 農政部 鳥獣被害対策支援センター 白川 博

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鳥獣による農林業被害(例) 農業 林業 豚熱の発生 被害を減らすために、野生動物を捕獲する必要

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わなによる野生動物の捕獲 わなを設置して動物が捕獲されるのを待つ いつ捕獲されるかわからない 毎日の見回りが必要 捕獲通報装置で見回り負担を軽減したい

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捕獲通報装置 捕獲通報装置には他社製品もあるが、 初期費用、維持費ともに高額 多数を設置するためにSORACOMで安価に仕上げたい

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捕獲通報装置の設計 担当職員は農業の専門職 IoT機器の製作は未経験 既製品(SORACOM LTE-M Button Plus)を使えば作れるかも? SORACOM IoT DIY レシピを参考にし て試作してみよう!

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捕獲通報装置の設計 SORACOM LTE-M Button Plus マグネットスイッチ マグネット ケース ひも(わなに接続) SORACOM LTE-M Button Plus マグネットスイッチ ケース レシピの応用で簡単開発!

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現場での実証・実用化 現地実証 県庁で80個を試作 捕獲従事者への説明 現地導入まで迅速に実現

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QAセッション

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QAトピック ・ソラコムを知ったきっかけ ・デバイスやクラウドは0から作ることは考えなかったか? ・ソラコムになった決め手は? ・検討してから導入までの時間は? ・どのような効果が得られたか? ・最後に聞いてくださっている皆様に一言

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IoTに取り組む際に大事なことは何を改善したいか、 何を実現したいかという「目的」を明確にすることです。 この「目的」を明確にすることで デバイスやクラウドを1から作るべきなのか 利用すべきなのかが見えてきます。 まとめ

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作業をせずに、価値を創造する道具 クラウド センサー/デバイス “モノ” ネットワーク 既存の IoTデバイス マネージド サービス いち早く現場に投入し、フィードバックで改善する

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SORACOM の願い クラウド ⇒ 多くの Web サービス SORACOM ⇒ 多くの IoT システム 日本から、世界から、たくさんの IoT プレイヤーが生まれますように

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IoTの「つなぐ」を簡単に You Create. We Connect.