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PL900試験から学ぶ PL900試験から学ぶ POWER POWER PLATFORM PLATFORM 基礎知識講座 基礎知識講座         発表者 く〜みん。

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本日はPL900の試験学習を通して Power Platformの 基礎知識を学んでいきます。

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PL900資格試験の説明 Microsoft Power Platformの基礎知識を問う認定試験 Power Platformの主要コンポーネント(Power Apps、 Power Automate、Power BI、Power Virtual Agents、 Dataverse)の基本的な概念やビジネス活用について学ぶ のに最適な資格です Microsoft Power Platform のビジネス価値を説明する (20–25%) Microsoft Power Platform の基本コンポーネントを特定する (10 - 15%) Power BI の機能を実証する (10 - 15%) Power Apps の機能を実証する (20 - 25%) Power Automate の機能を実証する (10-15%) Power Pages の機能を実証する (1–5%) Microsoft Power Platform の AI 作成エクスペリエンスについて説明す る (10–15%)

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これまでで 何か質問は ありますか?

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No content

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Power Platform ローコード開発プラットフォーム 主要サービス Power Apps / アプリ開発 Power Automate / フロー開発 Power BI / データ分析 Power Pages / サイト開発 Copilot Studio / AIチャットボット 主要横断機能 Dataverse / データソース AI Builder / AI

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PowerApps ぽちぽちとするだけでアプリ開発ができるツール キャンバスアプリ 特定のタスクやプロセスをアプリ化 白紙のキャンバスに自由にデザイン ・フロント向け ・自由にUIをカスタマイズ ・さまざまなデータソースが利用可能 ・PC,モバイルなんでもOK モデル駆動型アプリ データ中心の設計、データベースに連動 ・バックオフィス向け ・UIデザインの一貫性 ・Dataverseのみ利用可能 ・リレーションシップの構築可能

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結局、どういう 違いですか?

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🎨 キャンバスアプリで遊園地を作る場合 「オリジナルのテーマパークを自由に設計するイメ ージ」 🎡 モデル駆動型アプリで遊園地を作る場合 「全国チェーンの遊園地をフランチャイズ展開する イメージ」 なるほど!たとえばなし Power Apps の アプリ を 「遊園地を作る」 ことに例えて説明します! 遊園地を作るとき、どちらの方法を選ぶ?

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キャンバスアプリのフォーム レコードを参照、詳細表示、編集するために必要なスクリーンは以下になります。 閲覧画面(Browse Screen) データソースからのレコードの一覧を表示するために使用されます。ユーザーはここで目的のレコードを探し、 選択して情報を表示することができます。 詳細画面(Details Screen) 閲覧画面で選択されたレコードの詳細情報を表示するために使用されます。詳細情報の閲覧に適しています。 編集と作成の画面(Edit and Create Screen) 新しいレコードを作成したり、既存のレコードを編集したりするために使用されます。 キャンバスアプリを作成する際に、目的に合わせた画面(スクリーン)を配置することで、 ユーザーのさまざまなニーズやアクションに対応するように設計することができます。

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モデル駆動型のコンポーネント UIコンポーネント 画面や操作部分を構成する要素 (サイトマップ、フォーム、ビュー) ロジックコンポーネント 業務ルールや自動化の処理を担当者 (ビジネスプロセスフロー、ビジネスルール) データコンポーネント データの格納・取得・関連付けを管理 (テーブル、リレーションシップ、列) コンポーネントとは? アプリ機能やUIを構成する基本要素のこと モデル駆動型アプリはDataverseを基盤としているためキャンパスアプリとは異なる構造 ビジュアル化 アプリ内のデータを視覚的にわかりやすく表示 (チャート、ダッシュボード、Power BIタイル)

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つまり、どういう ことですか?

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モデル駆動型のコンポーネント モデル駆動型アプリの主要コンポーネントのうち細かい項目はこちら

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つまり、どういう ことですか?

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モデル駆動型アプリのコンポーネント = 遊園地のしくみ モデル駆動型アプリは たくさんの部品(コンポーネント) を組み合わせて作るアプリ です。 遊園地を作るときも、乗り物・チケット売り場・道案内・ ルール などが必要ですよね? それと同じように、モデル駆動型アプリも いくつかのパー ツ(コンポーネント) を組み合わせて作ります。 なるほど!たとえばなし コンポーネントを 「遊園地のしくみ」 に例えて説明します!

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なるほど!たとえばなし 遊園地を構成するためのパーツがいろいろあるってことだね

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詳細機能 をみてみよう

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モデル駆動型のサイトマップ サイトマップって何? 「サイトマップ(Sitemap)」は、モデル駆動型アプリの中でのナビゲーションの地図みたいなもので、ユ ーザーが「どのページに行けるか」や「どの機能を使えるか」を決めちゃうんです!まるでアプリの「メニ ュー」や「道案内」の役割を果たして、みんなをスムーズに目的地へ案内してくれるんですよ! 構成要素 サイトマップは 「エリア → グループ → サブエリア」 の3階層で構成される。 エリア(Area)     アプリの大分類(販売、サービス、マーケティング) グループ(Group)    関連するメニューをまとめる(顧客管理、案件管理、レポート) サブエリア(Subarea) ユーザーがアクセスする画面(顧客リスト、案件一覧、ダッシュボード)

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モデル駆動型のフォーム モデル駆動型アプリにはいくつかの種類のフォームがあります。 それぞれのフォームは、特定のシナリオや要件に適しています。 メインフォーム 一般的なフォームであり、エンティティの各レコ ードに対する主要なインターフェースです。 多くのケースで使用され、レコードの新規作成や 編集に適しています。 簡易作成フォーム 新しいレコードを迅速に作成するための簡易的なフォ ームです。関連レコードを迅速に追加する際などに適 しています。 簡易表示フォーム データの詳細表示を簡素化するためのフォーム カードフォーム モバイルデバイス用に設計されたフォームであり、小 さい画面での利用に適しています。

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モデル駆動型のアプリビュー フィルターの設定: ビュー内で表示されるデータをフィルタリングする 条件を設定します。特定の属性や値に基づいてデー タを制限できます。 モデル駆動型アプリのビューを変更する際には、以下のステップを実施できます。 フィルターやソートを変更するツールとして、以下の3つのツールが使用できます。 ソート順の設定: ビュー内のデータを特定のフィールドに基づいて 昇順または降順に並べ替えます。例えば、日付や 数量などのフィールドでソートが可能です。

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モデル駆動型のテーブル 「テーブル」とは? データを整理・管理するための箱のようなものです。 データはこのテーブルの中に保存され、アプリの画面(フォームやビュー)を通じて表 示・編集できます。テーブルのイメージ:ノートの「科目ごとのページ」 📖 学校のノート に例えるとわかりやすいです! • 1つのテーブル → 1つの科目(数学・英語・理科など) • テーブルの列(列=フィールド) → 各ページに記録する内容(授業日、先生の名前、宿題の内容など) • テーブルの行(行=レコード) → 1回の授業の記録

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モデル駆動型のアプリデザイナー アプリデザイナーとは Power Appsでモデル駆動型アプリを作成および編集するためのツールであり、特にビューやフォーム のカスタマイズに使用されます。今回のシナリオでは、顧客テーブルの個人ビューの列の順序を変更 する必要がありますが、これを行うためにはアプリデザイナーを使用するのが最適です。

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PowerAppsのアプリ共有 キャンバスアプリでの共有 共有時に招待メールを自動的に送信することができます。 モデル駆動型アプリでの共有 アプリへのリンクを含むメールは送信されません。 ※共有したユーザーがアプリを見つけられない場合、アプリのURLを直接提供することで、 ユーザーが直接アプリにアクセスすることが可能になります。

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PowerAppsのデータゲートウェイ 通常、PowerAppsはクラウド上(Microsoft DataverseやSharePoint Onlineなど)で動作します。 しかし、企業の多くは、以下のような 「オンプレミス(社内ネットワーク内)」のデータ を持っていま す。 📌 オンプレミスのデータ例 ✅ SQL Server(社内のデータベース) ✅ Oracle Database ✅ ファイルサーバー(Excel, CSV, 共有フォルダなど) ✅ SAP などの業務システム これらの オンプレミスデータにPowerAppsからアクセスするために、データゲートウェイを利用 します。 「会社の内部にあるデータに、クラウド上のPowerAppsからつなぐための橋」

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PowerAppsのソリューション ソリューションは、Power Platformにおけるパッケージ化の仕組みです。 特定のカスタマイズや構成を集めて、他の環境や組織に簡単にインポートできる形でパッケ ージ化することができます。これにより、開発環境からテスト環境、そして本番環境への移 行が容易になります。ソリューションには、エンティティ、フィールド、フォーム、ビュ ー、ロジック、フローなど、さまざまな要素を含めることができます。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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PowerAutomate ぽちぽちとするだけでフロー開発ができるツール インスタントフロー ユーザーがボタンをクリックして実行 ビジネスプロセスフロー 業務プロセスの標準化を支援 デスクトップフロー WEBまたはデスクトップ上のタスクを自動化フ 自動化フロー 特定のイベントトリガーを元に 検知して自動で実行 スケジュールフロー 指定した時間・間隔で自動実行 クラウドフロー クラウドサービス間での自動化フロー

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クラウドフローの構成要素 トリガー(Trigger)  フローが実行される条件。 アクション(Action) フロー内で実行される一連の処理。 条件(Condition)  フロー内で分岐を作成するためのロジック。             指定した条件に基づいて異なるアクションを実行できます。 ループ(Loop)  特定の処理を繰り返すための要素。 変数(Variable)  フロー内で使用する一時的なデータを格納するための場所。

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式 Until ループ処理の一種で、特定の条件が満たされるまで繰り返し実行するためのアクションです​ 。 If 条件が真か偽かに基づいて2つの処理を分岐させますが、複数のケースには対応していません​ Foreach コレクションやリスト内の各要素に対して繰り返し処理を行うためのアクションで、分岐には使い ません​ 。 Switch Switchアクションは、特定のオブジェクトまたはトークンの値に基づいて特定のアクションを実行 する構造です。 Power Automate の「式(Expressions)」は、主に アクション・条件・ループ・変数 で使います。 それぞれの役割と「式」の使いどころを整理すると、次のようになります。

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つまり、遊園地でいうと どういうことですか?

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なるほど!たとえばなし Power Automate を 遊園地を作る という場面に例えると、 「アトラクションの運営管理システム」 に該当します。 遊園地の役割とPower Automateの対応 • 遊園地 は、訪れるお客様に楽しさを提供する場です。ここ では、いろんなアトラクションやサービスが一斉に動き、す べてがスムーズに運営される必要があります。 • Power Automate は、この「アトラクションやサービスを 自動化してスムーズに動かす役割」を担います。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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PowerBI ぽちぽちとするだけでデータ分析ができるツール BIサービス 「レポートの共有・公開」 クラウドベースのサービスで、Power BIで作成した レポートやダッシュボードをオンラインで共有、コ ラボレーション、公開するために使います。 ブラウザベースのオンラインサービス BI Desktop 「データのモデリングとレポート作成」 データの取り込み、分析、視覚化を行うためのデスクト ップアプリケーション。 レポートやダッシュボードを作成するために使用しま す。 Windowsにインストールするアプリ Power BI Desktopでは計算列を作成することができる Microsoft App Source Power BIの特定機能を拡張できるマーケットプレイス Power BI自体の機能拡張に関してはAppSourceが最適ですが、より広範なサ ービスやAzureとの連携を含めたソリューションが必要な場合は、Azure Marketplaceが適しています。 ※両サービスは、相互補完的で連携して利用

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毎日の運営がうまくいっているかを確認するため、パフォ ーマンスデータ(来場者数、アトラクションの稼働状況な ど)を集め、どこがうまくいっていて、どこを改善すべき かを把握する。 Power BI Desktop = 運営データの集計と分析を行う部門 Power BI サービス = 運営データを組織全体で共有し、リ アルタイムに管理する部門 なるほど!たとえばなし 遊園地の「レポート作成」活動に例えてみましょう。

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具体的な機能 みてみよう!

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データ取得と接続 データソース Power BIで使用するデータの提供元。データソースには、Excelファイル、データベース、API、クラウド サービスが含まれます。 コネクタ Power BIとさまざまなデータソースを接続するためのインターフェース。 例えば、SQL Server、SharePoint、Dynamics 365などのコネクタを使ってデータを取得します。 クエリ データソースから必要なデータを抽出するための指示。Power Queryを使ってデータを変換、フィルタリ ング、結合などの処理を行います。 データ取得と接続は、Power BIの最初のステップです。さまざまなデータソース(データベー ス、Excel、Webサービスなど)からデータを取得し、Power BIに接続することができます。

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データ変換とモデリング Power Query Power BIでデータをインポートしたり変換したり するツール。データのクリーニング、フィルタリ ング、集計、結合を簡単に行えます。 データモデリング 取得したデータを分析用に整形するプロセス。異 なるテーブル間で関係を定義したり、計算列やメ ジャーを作成することが含まれます。 関係 複数のテーブル間のつながり。例えば、売上データ テーブルと顧客データテーブルを関連付けること で、顧客ごとの売上を集計することができます。 DAX Power BIでの計算や集計を行うための式言語。例え ば、売上の合計や平均、日付に基づく計算を行うた めに使用します。 データ取得後、取得したデータを分析に適した形に変換するプロセスです。 このプロセスで、データをきれいにし、使いやすくするために加工や変換を行います。

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視覚化とレポート作成 視覚化 データを視覚的に表現するためのグラフやチャー ト。例えば、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、 マップなど、さまざまな視覚化が可能です。 レポート 複数の視覚化(グラフ、表など)を1つのページに まとめたもの。ユーザーがデータの洞察を視覚的に 得るために使用されます。Microsoft Excelの複数 のワークシート内のデータを1つのチャートとして 表示する ダッシュボード 複数のレポートや視覚化をまとめて表示するページ。1 つの画面でデータの全体像を素早く把握できるようにす るためのものです。 ツリーマップ 階層的なデータを視覚化するためのグラフ。データのカ テゴリーごとのサイズを矩形の大きさで表示します。 スライサー レポートの視覚化をフィルタリングするためのインタラ クティブなツール。ユーザーが特定の項目を選択する と、レポート内の他の視覚化が動的に更新されます。 データを視覚的に表現して、分析結果をわかりやすく提供する部分です。 Power BIでは、さまざまな視覚化ツールを使って、レポートを作成できます。

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レポートフィルター レポートやダッシュボードにフィルターを適用して、ユーザーが特定の条件に基づいて データを絞り込んだり、視覚化間でのインタラクションを設定する機能です。 自動フィルター ビジュアルに基づいて自動生成され、編集、非表示、 ロック、名前変更、ソートが可能ですが削除は不可。 手動フィルター ユーザーがフィルターパネルにドラッグアンドド ロップして追加し、編集、削除、非表示、ロッ ク、名前変更、ソートが可能。 包含および除外フィルター 「含む」または「除く」機能を使って、特定の データのみを表示するために自動追加される。 ドリルダウンフィルター ドリルダウン機能を使用して、データの詳細を 深掘りし、特定の地域の売上データなどを表示 できる。

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リアルタイムデータセット ストリーミングデータセット 速度: 非常に高速。データは瞬時に反映されます。 用途: リアルタイムのデータモニタリングに適しています。 保存: データは一時的にしか保存されず、過去のデータを後から見ることはできません。 プッシュデータセット 速度: 高速ですが、ストリーミングほどではありません。 用途: リアルタイムとバッチ処理の両方に使用できます。 保存: データはPower BIサービスに保存され、後から参照することができます。 リアルタイムデータを使用して、常に最新の情報を表示するための機能です。 これにより、業務や状況の変化を即座に反映させることができます。

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サブスクライブ Power BIでダッシュボードやレポートの最新情報を自動的にメールで受け取るための機能です。 具体的には、Power BIダッシュボードまたはレポートを開いた状態で、「レポートのサブスクライ ブ」ボタンをクリックします。その後、購読する頻度(この場合は毎月1日)や送信するメールアド レスを設定できます。これにより、手動で情報を確認する手間が省け、常に最新のデータを元に分 析や判断ができます。

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使用状況メトリック Power BIで作成したレポートやダッシュボードが実際にどれくらい閲覧されているかを見るための ツールです。たとえば、あるレポートが先週何回開かれたのか、どの時間帯に最も見られたのか、 どの部署の人たちがよく見ているのかなどの情報を知ることができます。 この機能を使うことで、自分が作ったレポートが役立っているのか、またはどの情報が特に注目さ れているのかを把握できます。それにより、ユーザーのニーズや関心に合ったレポートを作成した り、不要なレポートを整理したりする方針を立てることができます。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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PowerPages ぽちぽちとするだけで外部向けサイト開発ができるツール Microsoftのクラウドベースのサービスで、コードを使わずにビジネス向けのウェブサイトを簡単に作 成、管理できるツールです。主にデータを外部ユーザーと安全に共有するために使用します。 Webページ Power Pagesで作成する個別のページ。Webフォームやリスト、データ表示を行うためのUI(ユーザーインタ ーフェース)を構築するために使用されます。 Power Pages Studio Webサイトのデザイン、管理、カスタマイズを行うためのツール。ドラッグ&ドロップでページを作成した り、HTML、CSS、JavaScriptを使って詳細なカスタマイズも可能です。

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遊園地の公式ウェブサイト(Power Pages) このウェブサイトは、来場者が遊園地の情報を探したり、 アトラクションの情報を確認したり、チケットをオンライ ンで購入したりする場所です。Power Pagesでは、顧客や 来場者向けの情報を提供するためのウェブページを簡単に 作成できます。 なるほど!たとえばなし 「遊園地の公式ウェブサイト」や「オンラインチケット販売サイト」に例えてみましょう。

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サイトテンプレート ウェブサイト作成のための基本テンプレートを提供します。これにより、開発者やデザイナーは時 間を節約し、一貫したデザインを維持できます。主なテンプレートは以下の通りです。 パートナーテンプレート ビジネスパートナーとのコミュニケーションを円滑にするためのポータル作成に適しています。 コミュニティテンプレート ブログやフォーラムを通じてコミュニティとのインタラクションを重視したポータルに最適です。 空白のページテンプレート 特定のレイアウトがなく、自由に要素を作成できる高い自由度を持つテンプレートです。 シナリオベースのテンプレート 特定のビジネスシナリオに応じたポータルを迅速に作成するためのものです。

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サイトの構造とコンポーネント サイト(Site) Power Pagesで作成する一連のWebページの集ま り。サイトには、ユーザーがアクセスするための URLが割り当てられ、異なるページや機能を組み合 わせていきます。 ページ(Page) サイト内の個別のWebページ。例えば、フォーム入 力ページ、データ一覧ページ、ダッシュボードなど を含むことができます。 データページ(Data Page) Power Pagesで作成したページの中でも、データを 表示したり操作したりするページ。データソースに 基づいて、ユーザーに情報を提供するために使用さ れます。 フォーム(Form) データを入力するためのUIコンポーネント。Power Pages内でフォームを作成して、ユーザーに情報を入 力してもらうことができます。例えば、顧客情報や問 い合わせ内容を送信するためのフォーム。 リスト(List) データベースからの情報を一覧形式で表示するコンポ ーネント。例えば、顧客リストや注文履歴など、デー タをフィルタリングして表示するために使用されま す。

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データとの連携 データソース Power Pagesが接続してデータを取得する元。これには、Dataverse、SharePoint、SQL Serverな どのデータベースが含まれます。 Dataverse Microsoft Power Platformで使用されるデータプラットフォーム。Power Pagesは、Dataverse をデータソースとして使用することが多く、データの管理や操作が簡単に行えます。 データ接続 Power Pagesが外部のデータソースと通信するための設定。データを表示したり、フォームで入力 された内容をデータベースに保存したりするために使用されます。

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一般データ保護規則(GDPR) 欧州連合(EU)の個人データ保護に関する法律であり、EU内で個人データの収集と処理を行う組 織に対して適用されます。 ユーザーから個人情報へアクセスするための利用条件の同意を得る 個人データを収集・処理する際には事前に明確な同意を得る必要があります。ユーザーの明示的 な同意なしにその個人データを処理することは、原則として禁止されています。 ユーザーが未成年かを識別し、未成年の場合はブロックする GDPRでは、子供のデータに対する特別な考慮が必要です。特に、子供からの同意を基にしたデ ータ処理には制約があります。そのため、未成年者を識別し、必要な場合にはそのアクションを 制限する機能は、GDPR準拠を目指す際の重要な要件となります。

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Copilot Studio ぽちぽちとするだけでAIチャットボットができるツール トリガーフレーズ トピックの開始、ユーザからの応答処理なし 複数のトリガーフレーズを持っている 質問ノード ユーザーに対して特定の質問をするノード トピック 複数のトリガーフレーズを持っている 特定のキーワードを入力したときの反応定義 トピックの会話の転送機能を使うと、特定のキー ワードやフレーズに基づいて、チャットボットか ら人間のエージェントなど別のサービスへの転送 を実現することができます。 フォールバックトピック ユーザーの入力をチャットボットが理解できない場合 に適切な応答を補完する エンティティ チャットボットがユーザーの入力から特定の種類の 情報、例えば日付、数値、地名などを抽出するため の仕組み Copilot Studioでユーザー認証を実装する場合、特定のトピックを作成し、そのトピック内 で認証のフローを設計する必要があります。 チャットボットは直接Microsoft Teams内で作成・使用することができる

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Copilot Studioは、Power Platform内でAIを活用してアプリやプロセスを 自動化する支援をするツールです。 これを遊園地作りに例えると、遊園地の「デザインアシスタント」や「コン サルタント」のような役割になります。 デザインアシスタント: Copilot Studioは、遊園地のアトラクションデザインや運営の計画を立てる 際に、設計段階でアドバイスや自動化の提案を行うAIのアシスタントとして 機能します。 コンサルタント: 遊園地の運営に関する課題(例えば、来場者数の予測、アトラクションの最 適な運営方法など)を解決するための提案を行い、実際のオペレーションの 自動化や改善点を示唆するコンサルタント的な役割を担います。 なるほど!たとえばなし 「AIアシスタント」に例えてみましょう。

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作成キャンバス Copilot Studioでのトピックの設計と編集を行うための視覚的なインターフェイスです。 ユーザーは、作成キャンパス上で会話のフローを視覚的に構築し、チャットボットの応答やア クションを設定することができます。 会話パスとは チャットボットがユーザーと対話する際の一連の会話の流れを指します。例えば、上記の問題 で挙げられた「製品について教えて」というユーザーの質問から始まり、「どの製品について 知りたいですか」というチャットボットの応答、最終的な製品情報の提供に至るまでの一連の 対話が会話パスです。この会話パスは、作成キャンパスを使用して視覚的に設計し、チャット ボットの挙動をコントロールすることが可能です。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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AIBuilder AI BuilderはMicrosoftのPower Platformの一部として提供される、 ローコードのAIソリューションを作成するためのツールです。 特定のビジネスプロセスに合わせてカスタマイズされたAIモデルを作成、トレーニング、適用することがで きます。 AI Builderの事前構築済みモデルは事前にトレーニング済みであり、すぐにAIモデルを使用できる: 事前構築済みモデルは、特定のタスクのために事前にトレーニングされています。これにより、ユーザーは モデルの追加トレーニングをせずに、ビジネスデータの解釈などに即座に利用することができます。 AI Builderの事前構築済みモデルはPower AutomateやPower Appsに組み込むことができる: AI BuilderはMicrosoft Power Platformの一部として設計されており、Power AutomateやPower Appsの 中で容易に組み込むことができます。これにより、これらのツールを使用しているユーザーは特定のビジネ スプロセスの中でAIの利用を容易に行うことができます。

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AI Builderは、Power Platformの中で、簡単にAIを活用したアプリケーシ ョンを作成できるツールです。遊園地作りに例えると、AI Builderは遊園地 内で使う「スマートアトラクション」や「予測ツール」を作成する役割を担 います。 スマートアトラクション: AI Builderは遊園地のアトラクションを「賢く」するために使われます。例 えば、アトラクションにAIを使って来場者の反応を予測したり、来場者に合 わせてアトラクションを自動で調整するようなことができます。 予測ツール: AI Builderは、来園者数の予測やアトラクションの人気度を予測するために も使えます。 なるほど!たとえばなし 「スマートアトラクション」や「予測ツール」に例えてみましょう。

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AI Builderでできること AI Builderは、Power Platformに組み込まれたAI(人工知能)の機能です。AI Builderを使えば、プログラミング の知識がなくても簡単にAIモデルを作成し、ビジネスアプリに組み込むことができます。 物体検出 写真や画像から特定の物体を見つけ出します。例えば、倉庫内の商品数をカウントするために使えます。 予測 過去のデータを基に、未来の出来事(例:売上予測、顧客の購買確率等)を予測します。 テキスト認識 画像やPDFに含まれるテキストを読み取ります。 例えば、スキャンした書類やレシートからテキストデータを自動で取り出すような用途で使用されます。 センチメント分析 テキストの中から感情や意見(ポジティブ、ニュートラル、ネガティブ)を分析する機能です。 例えば、顧客のレビューやフィードバックからその製品やサービスに対する顧客の感情を分析する場合に用いられ ます。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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Dataverse データベース、データ連携が容易に可能 Dataverseとは? データベース、データ連携が容易に可能 Dynamics365,Office365,Azure など Power Query / Excelファイルからデータを自動的に取り込み、データの変換や整形 を行い、それをMicrosoft Dataverseに保存するために最適なツールです。

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Dataverseは、Power Platformのデータ管理基盤で、複数のデータソース から情報を集めて一元管理するためのサービスです。遊園地に例えると、 Dataverseは「遊園地の中央データベース」や「管理システム」に相当しま す。 遊園地の中央データベース: Dataverseは遊園地内で発生するすべてのデータ(チケット販売データ、ア トラクションの稼働データ、来場者のフィードバックなど)を一元的に保 存・管理する役割を担います。 なるほど!たとえばなし 「遊園地の中央データベース」や「管理システム」に例えてみましょう。

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Dataverseのセキュリティ Dataverseでは、ユーザーの役割や権限をロール(役割)として設定 し、誰が何を操作でき るかを管理 します。組織のデータ管理を適切に制御するための仕組み です。 Dataverseは「環境」「レコード」「フィールド」の3段階でセキュリティ管理を行う! 適切にロールと権限を設定すれば、安全かつ柔軟にデータを活用できる!

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環境レベルアクセスロール 「環境」ごとに管理、ユーザーがどの環境を使えるかを決める権限があります。

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レコードレベルのアクセスロール ユーザーが特定のフィールド(データ項目)にアクセスできるか、 または編集できるかを管理するレベルです。

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レコード権限のアクセス権限 レコードレベルの権限は、データレコードへのアクセスを制御します。 特定のユーザーや役割に対して、以下の権限が設定可能です Create(作成):新しいレコード作成 Read(読取):レコードを読む Write(書き込み):レコードを更新 Delete(削除):レコードを削除 Append(追加):レコードを関連付け Assign(アサイン):所有権を移譲 Share(共有):他のユーザーとアクセスを共有

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フィールドレベルのアクセスロール フィールドレベルセキュリティ(Field Security)を使うと、 「特定のユーザーやロールには、このフィールドだけ見せない」 という細かい制御ができます。

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PowerPlatform管理センター Power Platform の管理センターは、Microsoft Power Platform(Power Apps、 Power Automate、Power BI、Power Virtual Agents)を管理するためのポータルです。 テナントとは? クラウドサービスを利用する際に組織が持つ一つの 「アカウント」や「管理単位」のことを指します。例 えば、Microsoft 365やPower Platformを利用して いる企業全体が1つのテナントになります。テナント 内では、組織の全ユーザーやデータが統合的に管理さ れます。 環境とは? Power Platform のリソースを管理・分離する単位。 テナントの中に作られる、特定の作業やプロジェクト に使用するエリアのようなものです。テスト用や本番 用、開発用などの異なる目的で環境を作ることができ ます。 Microsoft 365 管理センターは? Microsoft 365アプリやサービス(例: Outlook、SharePoint、Power Appsなど)のライセンス管理、 ユーザー管理、セキュリティ設定を行うためのポータルです。か 環境の種類  デフォルト環境(Default Environment)   → すべてのユーザーが利用可能な共通環境  サンドボックス環境(Sandbox Environment)   → 開発・テスト用の環境(リセット・コピーが可能)  プロダクション環境(Production Environment)   → 本番運用用の環境  開発者環境(Developer Environment)   → 個人開発用(Power Apps 開発者プラン) 環境の主要設定  環境の作成 / 削除  Dataverse の追加  ユーザーのアクセス管理(セキュリティロール)

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Power Platformの管理センターを遊園地作りに例えると、遊園地の運営本 部や指令室のようなものです。 Power Platformの管理センターは、遊園地全体の「運営マネジメント」を 担当する場所で、アプリケーションやデータ、セキュリティなどの調整・管 理を行うための中心的な役割を果たします。 なるほど!たとえばなし 「運営本部」や「指令室」に例えてみましょう。

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セキュリティとアクセス管理 Power Platform では、環境やリソースへのアクセスを管理するために Microsoft Entra ID(旧 Azure AD) を利用。 ユーザー管理   セキュリティロール(Security Roles) → アクセス権限を設定   環境の所有者 / 管理者 → 環境レベルの権限設定   共有(Sharing) → アプリやフローを他ユーザーと共有 データポリシー(Data Loss Prevention, DLP)   DLP ポリシー → 機密データの流出を防ぐルール   コネクタ制限 → 許可されたコネクタのみ使用可能に制限

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ポリシーの適用 環境レベルポリシーは? Power Platformの特定の環境内でデータのアク セス制御やセキュリティポリシーを設定できる機 能です。このポリシーを使用することで、特定の 環境内でのユーザーのデータ共有やデータソース へのアクセスを細かく制御することができます。 ユーザーは管理者によって明示的に許可されたデ ータソースにのみ接続できるように設定できま す。 テナントレベルポリシーは? Power Platformの全体的なセキュリティポリシ ーを管理するための機能で、すべてのユーザーや 環境に適用される広範なポリシーです。これによ り、顧客データの共有制限やデータソースへのア クセスを制限することができ、テナント全体でセ キュリティを強化できます。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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PowerPlatformコネクタ サービスとしてのソフトウェア (SaaS) コネクタの大規模なエコシステムを使用すると、 クラウドでアプリ、データ、およびデバイスを接続できます。 コネクタ(ビルド済みのコネクタ/事前構築済みコネクタ) Power Automateが他のアプリケーションやサービスと連携するために使用するインターフェース。例え ば、SharePoint、Dynamics 365、OneDrive、Twitterなど、数百種類のコネクタがあります。これらの コネクタは、すでに設定されているため、特別なカスタマイズや開発が不要で、すぐに使えるものです。 カスタムコネクタ 標準のコネクタにないサービスと連携するために、自分で作成できるコネクタ。APIを使って自分のシス テムと連携する際に利用します。 開発者がAPIエンドポイントを指定し、認証やコールをカスタマイズして、独自のコネクタを作成する必 要があります。特定のビジネスシステムや、サードパーティ製のソリューションに接続する際に役立ちま す

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Power Platformコネクタを遊園地作りに例えると、遊園地内の各アトラク ションや施設をつなぐ「交通ネットワーク」や「インフラストラクチャー」 に相当します。 Power Platformコネクタは、遊園地内の「異なる施設やアトラクションを つなぐ交通手段やインフラ」として、アプリケーションとシステムがデータ をやり取りし、連携して機能するための基盤を提供します。 なるほど!たとえばなし 「交通ネットワーク」や「インフラストラクチャー」に例えてみましょう。

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MicrosoftAppSource Microsoft AppSource は、企業向けのアプリやソリューションを提供する 公式マーケットプレイス です。 PowerApps、Power BI、Dynamics 365、Microsoft 365(Office)などと連携できるアプリを探して、 インストールできます。簡単に言うと:「Microsoft公式のアプリストア」 ・ビジネス向けアプリのカタログ ・ Power Platform(PowerApps, Power Automate, Power BI)との統合 ・ Microsoft Teams、Dynamics 365、Azureなどの拡張アプリも提供 企業が業務効率化のためのツールを探したり、独自のアプリを公開したりする場所です。

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Microsoft AppSourceを遊園地作りに例えると、遊園地の「ショップ」や 「サプライヤーマーケット」に相当します。 Microsoft AppSourceは、遊園地における「ショップ」や「サプライヤーマ ーケット」のようなもので、必要な追加機能やツールを提供し、運営の効率 化や拡張をサポートする役割を果たします。 なるほど!たとえばなし 「ショップ」や「サプライヤーマーケット」に例えてみましょう。

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これまでで 何か質問は ありますか?

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Power Apps / アプリ開発/ 「遊園地を作る」 Power Automate / フロー開発/ 「アトラクションの運営管理システム」 Power BI / データ分析 / 「レポート作成」 Power Pages / サイト開発 /  「遊園地の公式ウェブサイト」や「オンラインチケット販売サイト」 Copilot Studio / AIチャットボット / 「AIアシスタント」 つまりは?PPのツールってそれぞれの役割が 合わさることによって一つのものができてるんだ。

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おつかれさまでした。Power Platformについて 理解が深まりましたでしょうか??