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Codeシリーズで作る TerraformのCICDパイプライン概要

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プロフィール 名前:檜山 準(ひやま じゅん) 所属:I◯◯◯ お仕事:クラウドエンジニア(設計、構築、運用保守) https://twitter.com/hiyanger https://qiita.com/hiyanger https://zenn.dev/hiyanger 最近よく使う技術:AWS、IaC、CI/CD  出身:栃木県 よかったら フォローしてね!

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もくじ 全体構成 この構成にした理由 各環境のデプロイ方法 クロスアカウント 承認フェーズ 実際に運用して困ったこと

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全体構成

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全体構成 黒線:パイプラインのメイン動作 緑線:アーティファクト系の動作 オレンジ線:Terraformのバックエンド動作

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なんでこの構成なの?

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なんでこの構成? ・パイプライン:メンバーや環境間でコードとAWSリソースの整合性を常にとれる状態にできる。 ・CodeCommitを使う理由:コードをリソースと同じくAWS内で完結することができる(セキュア) ・クロスアカウント:検証と商用でリポジトリをわける必要がなくGit管理がしやすい

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各環境へのデプロイ

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検証環境へのデプロイ developブランチにマージすると検証環境のパイプラインが動作し、検証環境にリソースがデプロイされる

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商用環境へのデプロイ(クロスアカウント) mainブランチにマージすると商用環境のパイプラインが動作し、商用環境にリソースがデプロイされる

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クロスアカウント

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クロスアカウント ・検証CodeCommit用ロールに商用CodePipelineロールからのAssumeRoleを許可 ・商用アーティファクトS3にKMSを設定し、検証CodeCommitからのPutを許可 (アーティファクトはterraformのarchive_fileのようなterraform planでファイルに変更が入る場合に使われる) ※コンソール上から不可の設定が多々あり。AWS CLIから設定して、それをTerraformに組み込む

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承認フェーズ

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承認フェーズ(IAMポリシー) ・developからmainへのマージはIAMポリシーの設定で管理グループしかマージできない ・商用のplan→apply間のCodePipeline/Approvalは管理グループしか承認できない

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承認フェーズ CodePipeline 実際のパイプラインはこんな感じ。 Approvalフェーズまできたら 承認してあげればOK!

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実際に運用して困ったこと

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実際に運用して困ったこと × 改善が難しい デプロイは基本的にコードを経由する必要があるため、構築の瞬発力が落ちる IaCの特性上やむを得ない。どうしても急ぎなら手動とかで。 plan/applyでエラーが起こると構築が止まってしまう planはローカルで。applyまで検証したいなら別環境とかでやる。 手動変更やローカルから直applyされると、都度確認が必要になる テスト中はやむを得ない手動変更とかが起きる。 その間はパイプラインを止めておくなど、うまくスケジュールする。 共通リソースがあるので、商用だけ一部先行着手とかが難しい developとmainは共通化されるので共通リソースも中途半端に デプロイされてしまう。先行してやるなら手動やローカルから流す。 ※チーム構成 全体4名(ガッツリ書く人2名、そこそこ書く人2名、Lambda等は別部隊で記述) ◯ 改善が可能 terraformを使えるメンバーが少なかったので、applyの依頼が集中 少なくともインフラチームはみんな使えた方がいい。 記述方法が個人間で差がでる 事前に軽い規約は作ったが、まだまだ弱かった。 開発同様、より強い規約の制定が必要。

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Thanks!! 実際に使ってみて、いろいろ問題点はありましたが、大規模構 築やるならパイプラインの存在はほぼ必須かなと思いました。 最初はわちゃわちゃしますが、慣れればそれなりに運用も安定 しました。後続環境のデプロイが一瞬なのもの爽快です。 ぜひ本パイプラインの構築を検討してみてください! 本資料 https://speakerdeck.com/hiyanger/codesirizudezuo-ruterraf ormnocicdpaipurain https://twitter.com/hiyanger https://qiita.com/hiyanger https://speakerdeck.com/hiyanger https://zenn.dev/hiyanger