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Japan Azure User Group 14周年イベント Azure carbon optimization を触ってみた KYUTO NAGAI

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名前 : 永井 玖人(Nagai Kyuto) 所属 : パーソルクロステクノロジー株式会社 資格 : Azure Administrator Associate / FinOps Certified Practitioner Twitter(X) : @910nagai 自己紹介

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「SDGsに対する取り組みの一環としてMicrosoftはこんなこともやってるよ!」 というのを共有したい 普段Azureを使っているエンジニアは何か切っ掛けがないと触れることはなさそう、 サービス自体もドキュメントも日本語化されてないし.... もし皆さんの会社でSDGsに対する取り組みをしているなら、 「クラウド観点でもこんなことが出来るよ!」というアピールができる。かも? 詳細はブログを書いたのでそちらを参照。 2024年10月4日時点で日本語で書かれた唯一(個人調べ)の解説記事です! Azure carbon optimizationの基本的な見方 なんでこのテーマを選んだの? Why did choose this?

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Carbon optimizationってどんなサービス? What is Carbon optimization? Azure Carbo optimizationは個別Azure領域の炭素影響を測定し、最小限に抑えるのに役立つ サービスです。 このサービスを使用すると、次のことが可能になります。 リソースの利用を最適化して、炭素排出量とコストを削減する機会を見つけます。 Azure リソースとサブスクリプションに関連する排出量を追跡および分析します。 API とエクスポートを通じて炭素データと分析情報にアクセスします。 (Microsoftドキュメント Azure カーボン最適化とは より一部引用) ※2024/10/4時点でプレビュー中の機能

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Carbon optimizationってどんなサービス? 自身(自社)のAzure環境でどれだけCO2が排出されているか また、それを削減するにはどのように対応すればよいか What is Carbon optimization? つまり... が分かるサービス

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どのように使うの? How to use? 見れる粒度などは基本的に Cost Management に似ている Azureに慣れていれば身構える必要はない(全部英語だけど) 排出されているCO2量を、棒/円/線グラフなどで 視覚的にわかりやすく確認可能

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サブスクリプションやリソースグループで絞れる 「Emission Trends」 過去12か月間で排出されたCO2、 削減可能なCO2の概要を確認できる どのように使うの? How to use? 「Emission Details」 過去12か月間で排出されたCO2を様々なスコープ で、リソース毎など詳細レベルで確認できる 「Emission Reductions」 CO2最適化に関する推奨事項を表示 表示される内容はAzure Advisorと連携されている 一つ一つの要素を説明するのは時間の兼ね合いで割愛、“超”概要レベルで紹介します! 詳細はブログを参照してください(再掲 Azure carbon optimizationの基本的な見方)

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これなに? What is this? 「View emissions equivalents」をクリックすると、どの程度のCO2排出量なのか 例を表示可能、ただしこの値はアメリカの家庭や車のデータを参考にされている 日本の環境そのままに考えていい値ではなさそう ※計算式はEPAのページ参照   上から、  ・何家庭の1年分か  ・何回スマートフォンを充電できるか  ・何ガロンのガソリン消費分か

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Scope1 Scope2 Scope3 定義 現場での燃料燃焼からの直接的な 温室効果ガス排出 電力会社からの排出などの 間接的な温室効果ガス排出 バリューチェーンからのその他の 間接的な温室効果ガス排出 Azureの場合 データセンターで使用する非常用 発電機や車両から排出されるCO2 サーバーの稼働や空調などに 使用している電気を発電する際に 電力会社にて排出されたCO2 データセンターの資材、サーバー に使用している部品の製造過程で 排出されたCO2、従業員の通勤や 出張によって排出されたCO2 これなに? What is this? どの段階で排出されたCO2かをグルーピングしている 「Emission Type(スコープ)」というものがある 定義とAzureに落とし込んで具体化したものは以下

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気を付けること! Things to note インスタンス数や稼働時間を減らすなど、やることが似ているため混同されるが、 目的が違うため気を付けなければならない 例えば仮想マシンのReserved Instanceを購入することは、コスト削減になるが、 炭素排出量削減にならない 寧ろこの場合は従量料金ではなくなるので、24h/365dで稼働することになり、 炭素排出量は増加する可能性がある 炭素排出量削減 ≠ コスト削減

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おわりに Final Message Azureに関するナレッジをQ&Aやブログ形式で多数掲載! 弊社サイトClouSteady.jpをよろしくお願いします。 「Azureコスト最適化サービス」も展開中。 無料でのレポート提供キャンペーンも要チェック!

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Thank you very much!