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© EXNOA LLC 1 リポジトリをまるごと AIでレビューする Long Contextモデルを利用したレビューシステムの紹介

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© EXNOA LLC • 合同会社EXNOA • 技術統括本部 技術推進部 サーバーグループ • 川瀧 嘉和 自己紹介 2

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© EXNOA LLC 背景と課題 • 自社でパブリッシュするゲームタイトルの技術面のレビューを横断的に 行っているが、様々な言語、アーキテクチャやプラットフォームのものが あり、レビュワーの技術スタックでカバーしきれないことある。 • 比較的短期間にアプリケーションやインフラストラクチャーなど、資料物 量が多く、幅広い範囲をレビューする必要があり、全てを網羅的にレ ビューしきれない場合がある。 3

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© EXNOA LLC レビューシステム概要 本システムは、LongContextモデルを活用 し、リポジトリ全体を単一のコンテキスト として捉え、複数の評価基準に基づいて包 括的に分析します。 これにより、プロジェクト全体の文脈を考 慮した、改善提案を自動生成するレビュー ツールです。 4

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© EXNOA LLC アーキテクチャ概要 5 Amazon Web Services、“Powered by AWS”ロゴ、[およびかかる資料で使用されるその他のAWS商標] は、 米国その他の諸国における、 Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。 • シンプルなECSによる構成 • WebインタフェースはGradioを採用 • 処理部分はフルスクラッチで開発

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© EXNOA LLC レビュープロセス概要 レビュープロセスの中で Claude 3.5 Sonnet と Gemini 1.5 Proを使用 ・レビュー対象ファイルリストの作成 ・レビューの実施 ・レビュー結果の評価 6 レビュー対象ファイルリスト作成 Gemini レビュー用プロンプトを構築 レビューを実行 Claude Gemini OR 提案を評価 有効? Claude Gemini OR はい いいえ 提案に追加 提案を破棄 結果を出力 視点ごとのレビュー 提案の評価とフィルタリング

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© EXNOA LLC 試しにvllmをレビューしてみました 7 https://github.com/vllm-project/vllm.git

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© EXNOA LLC 提案の一例 12

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© EXNOA LLC 技術的なポイント • AIによる回答に一貫性をもたせキャッシュできるよう常にTemperature=0 • コンテキスト長が長くなったと言っても、一度に全体を取り込めないリポジトリは多い • レビューするファイルそのものもAIに選定させて無駄なファイルを除外 • 出力コンテキストが長くなるとJSONで出力が不安定になる • マークダウンで出力し、正規表現で解析 • 地道なプロンプトのチューニング • いろいろなリポジトリをレビューにかけ繰り返し調整 13

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© EXNOA LLC メリットと効果 • 操作が簡単で誰でもAIレビューの提案出力が可能になった。 • 関連した複数のファイルを横断する指摘や提案もしてくれる。 • レビュワー担当者の技術スタックによらず一定精度のレビューが可能になっ た。 • 提案の再確認は必要だが、確実にレビュー品質は向上した。 • 精度の高いモデルを入れ替えるだけで、レビュー精度の向上が期待できる。 14

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© EXNOA LLC 課題 • 担当者の技術スタックによらずレビューはできるものの、提案内容の妥当 性を人間が評価できる必要がある。 • レビュー対象ファイルリストの選定の精度がファイルパスに依存してしま う。 • CodacyやSonarQubeなどの競合になると思われるサービスとの比較がで きていない。 15

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© EXNOA LLC まとめ • LongContextモデルを利用することで、プロジェクト全体を包括的に レビューすることが可能になった。 • Claudeをはじめ世の中には様々なモデルが公開されてきているので、 その時の最善のものを利用することで、より高精度なレビューを実現 できるようになる。 • AIによるレビューはできても最終的に人の確認は必要。 16